おはようございます。

 

Shortmanです。

 

う~ん、中国ダメですね。

 

先週金曜日の人民元レートの引き下げは非常に、いや、市場に悪かった・・・(^_-)

 

中国政府が思うほど経済成長率が期待できないのでしょう。

 

前週1月11日週の概況:

 

前々週金曜日に事前予想を大幅に上回る12月の米雇用統計が発表されたにもかかわらず、週明けも米株・ドル・原油売りとリスク回避の流れが継続した。今月27日に開催されるFOMCに先立ち、「Beige Book(地区連銀経済報告・通称:ベージュブック)」が公表されたが、ドル高に苦しむ米製造業の様子が伺えただけだし、米FRB高官の発言も度々行われたが、どれも利上げのペースを緩めるという情報が多く、相場の流れを変えるインパクトはなかった。今や円やユーロに比べると、ドルがリスク通貨化してり側面も見られており、対新興国通貨に対してはドルは買われるが(その結果、新興国経済は脆弱化する)、対円では円が買われている。確かに売り加速感もあるし、テクニカル的にも反発しそだが、中国経済の先行き不透明感は相当深く、また原油価格は約12年ぶりに1バレル=30ドルを下回るなど、未だに底入れの兆しが見られない状況が継続しており、マクロ経済情勢に相場は左右される展開となっている。先週もドル円は総じて上値が重く、116.499円~118.37円のレンジとなった。

 

今週1月17日週の予想レンジ:

 

115円~119円

 

今週もテクニカル面よりも、マクロ経済情勢が優先される相場展開を予想しており、リスク回避の流れは継続すると考えている。中国株式市場の下落と原油価格の下落を止めることができない限り、リスク選好のスイッチが入る材料は見当たらず、安易にテクニカル的に買い向かうのは危険と考えている。私が昨年から指摘しているのだが、年明けの円高が加速したのは、一時的なリスク回避による円高ではなく、米FRBが米国及び世界経済の脆弱性を十分考慮しない状態で利上げに踏み切ったことで、中国を筆頭に新興国経済へ打撃を加え、それがさらに原油価格の下落へとつながり、それが世界株安へとつながって、リスク回避の流れがさらに加速していると考えられる。根本的に相場を戻すには、各国中央銀行が行える金融政策は非常に限られているので、今週中国株が下げ止まり、原油が下げ止まるとは考え難いので、さらに円高方向にバイアスを予想した。

 

 

Shortman’s View

 

先週15日(金)のコメントに関して解説しておきましょう。

 

コメント:

『セントルイス連銀のブラード総裁のハト派的発言のおかげで原油価格が下げ止まりを見せたことや、原油価格の上昇でNY株式市場も堅調に推移したことから、安心感が広がり円売りやドル買いに。ドル円は117.44円から118.27円まで上昇した。ユーロドルは1.0916ドルから1.0834ドルまで下落して1.0860ドルで取引を終了した。しかし、NY株式市場が大幅反発した割にはドル円は頭が重く、伸びがイマイチな感じ。

 

私の頭の中:

ダウの戻りに対して、フローの為替がついてきていない感じを受けたので、リスク選好のモードにはなっていないのか?

 

コメント:

『目先は上海総合指数が3000ptを上回ったことと、原油価格が反発しているので、チャート的には目先はドル円やダウは買いシグナルが継続しております。ドル円の頭が重いのが少し気になりますが・・・

 

私の頭の中:

チャート的には上げシグナルが出ているが、ダウが戻してリスク選好の度合いが高まってドル買いなのに、ドル円が円安に思ったほど触れてないのは、何かやっぱり危機が生じているのかな?

 

コメント:

リスク回避からリスク選好に移ってもおかしくないチャートですね。

 

私の頭の中:

ドル円の頭が重いのでリスク回避の動きを継続している投資家がいる一方、チャートを見る限り反発する可能性が高いな。

 

コメント:

『目下のところ、市場の関心は中国経済と原油であることは間違いない。しかし、中国経済や原油価格に関してネガティブなインパクトのニュースが出ると、ボラが高いので価格が急降下する危険性もあるので、この2つに関連するニュースには注意しておきたい。

 

私の頭の中:

リスク選好に向かう可能性がチャート的にはあるが、ドル円の頭が重いのは中国と原油は見通しが暗いから、リスク回避の動きが継続している証拠だし、この状況では中国経済と原油価格以外のネタで、積極的に買い上げるほどのものは無い。なので、ネガティブな情報が流れたら最後、相場が落ちたら止まりそうもないよな。さて、どうするか・・・

 

コメント:

本日は金曜日です。本日上海総合株価指数が下げ止まりを見せて、反発して取引を終え、NY時間になっても原油価格が下落しなければ、週末のショート・カバーも期待できる分、大幅に値を戻すかも知れません。また、米小売売上高や米鉱工業生産等の経済指標が発表されます。私が「Beige Book(地区連銀経済報告・通称:ベージュブック)」を見ている感じでは、本日の米小売売上高はポジティブ、米鉱工業生産・設備稼働率でネガティブ。しかし、週末なのでネガティブな情報でも材料出尽くしで、値を戻してしまうかも知れませんね。』

 

私の頭の中:

チャート的には反発に転じる可能性が強まっている。しかし、ドル円の頭が重いのが気になる。もちろん頭が重いのは、中国経済と原油価格の低迷が原因。さて、昨年からの相場の動きを考えると、中国経済の見通しは上海総合指数と商品価格(特に原油価格)に反映されているので、中国の株価と原油価格の上昇という2つの条件を満たさない限り、つまり、上海株価指数が3000ptを死守して、NY時間になって原油が下がらない限り、リスク選好には戻らないので、買いポジは構築してはいけない。リスク選好に入れば、新年からの下落が大きかったことや、そして週末金曜日であることを考慮すると大幅に戻す可能性がある。ならば、ショート派は短期的なショート・ポジションを一旦利食い、ロング派は短期ロング・ポジションを構築した方が良い。しかし、上海株価指数が3000ptを下回れって取引を終えたら、その時点でリスク選好モードの運命は終わりなで大幅な反発などある訳もなく、ロングは手控えした方が良い。

 

(補足ですが、中国の経済指標の善し悪しは株価に反映されるし、人民元レートの変動も株価に反映されるので、基本は上海総合指数だけを見ていれば良いことになります。例えば、経済指標が予想よりも強ければ株価は上がるし、弱ければ下がります。また、人民元レートを引き下げると、中国経済の景気見通しの悪化を意味して、上海総合指数は下落します。一方、人民元レートを固定または引き上げると、景気見通しの改善を意味して、上海総合指数は下げ止まりか上昇するので、やはり上海総合指数だけを見れば良いということです。同じことは他の国でも言えます。特にNY市場は全世界の将来を予測できるので、いつもNY時間にダウの動きに集中している訳です。)

 

では、実際はどうでしたでしょうか。

 

先週15日の東京時間に人民元基準値は1ドル=6.5637元と前日(6.5616元)に比べ0.0021元ほど元安設定されてしまいました・・・はい、中国株価指数の運命終わり。

 

上海総合指数

上海総合指数

上海総合指数は3000ptを死守されることなく、辛うじて引けにかけて買戻しが入り、2900pt台は死守しましたが、前日比-106.68pt(3.55%)安の2,900.97ptまで下落し、 昨年8月26日のチャイナ・ショック時の終値2927.29ptを下回って取引を終えている。ちなみに、昨年の最安値は同じく8月26日につけた2850.71pt。

 

さて、中国政府は株を買い支えるのかどうかという問題を考えないといけない。

 

私は目先3000ptと睨んでいたが、すんなり下抜けしてきたので、中国政府は株の買い支えを放棄しているのか知れないと疑っております。理由は、今の中国政府は外貨準備を崩してオフショア人民元を買い支えている状況で、株式を買い支えるほど余裕がない。また、昨年7月から8月までの7週間で2,000億ドルも投入して株式市場を支えきれなかたことを考えれば、株式市場はさっさと放棄して、オフショア人民元の買い支えに専念する方が得策かも知れないと思っても不思議ではないかなと

 

参考までに記すと、昨年5月4611.74ptまで上昇した上海総合指数は、現在2900.97ptまで下落。37.1%もの下落。この当時の上海証券取引所の時価総額は、国際取引所連合(WFE)によると5兆9,000億ドル(730兆円)であったから、現在の上海証券取引所の時価総額は3兆7,111億ドル(約434兆円)となり、約300兆円が吹き飛んだ計算になる(同時期の深セン証券取引所の時価総額は4兆4,000億ドル(約540兆円)であったので、上海と同じほど下落したと仮定すると、現在の深セン証券取引所の時価総額は2兆7,676億ドル(約324兆円)となり、昨年5月から比べて中国全体では約3兆8,213億ドル(約447兆円)の価値が消滅したことになる。

 

簡単に言えば、これはバブル崩壊です。日本を振り返ってみると、バブル崩壊の後に不動産の不良債権問題が出てきて、日本国経済を苦しめることになります。自業自得ですが・・・先のことより今のことを考えるとすると、とりあえず相場の流れを変え始めるスタートは、中国政府が踏ん張って人民元レートを引き上げことだと思う。

 

 

定点観測:

 

ダウとドル円

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル円と米2年債利回り

VIX

VIX

金価格とドル・インデックス

金価格とドル・インデックス

原油価格とドル・インデックス

原油価格とドル・インデックス

テクニカル面に頼るのは危険な相場展開なので、マクロ経済動向を正確に掴みましょう。

 

 

本日の経済指標:

本日の経済指標

本日のピボット:

 

省略

 

最後に・・・

 

相場反転のポイントは2つだけ。

 

① 中国株の下落が止まること

② 原油価格の下落が止まること

 

残念なことに、両者は相互に密接に依存している。

 

私なら最優先で投資家心理を改善させるべく、人民元レートの引き上げをし、中国で大規模財政政策を行う。

 

しかし、中国にそれができるかな?

 

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

Shortman

 

 

 

 

 

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