おはようございます。

 

Shortmanです。

 

北朝鮮がまたまた日本海へ向けてミサイルかを発射したみですね。地政学上のリスクは…円高要因ですが、北朝鮮のおもちゃミサイルでトラン相場が腰折れするとは思えませが、果たしてどうでしょうか?

 

さて、先週金曜日にイエレンFRB議長の講演が行われました。

 

From Adding Accommodation to Scaling It Back

 

“In short, we currently judge that it will be appropriate to gradually increase the federal funds rate if the economic data continue to come in about as we expect. Indeed, at our meeting later this month, the Committee will evaluate whether employment and inflation are continuing to evolve in line with our expectations, in which case a further adjustment of the federal funds rate would likely be appropriate.”

 

ということで、今月のミーティングで利上げについての判断が行われる可能性があることは示唆しています。

 

同じに日に別会場で講演をしたフィッシャーFRB副理事も利上げを支援している。

 

Monetary Policy: By Rule, By Committee, or By Both?

 

利上げが3月のFOMCで実施されると市場は予想してます。

 

やはり、今月初めに講演をしたハト派のブレイナードFRB理事が、早期利上げに否定的でなかったことが大きいようです。

 

Transitions in the Outlook and Monetary Policy

 

ここ数週間で行われたFRB高官達の多くが利上げを支持していたが、最終的には議長の講演を受けて、市場の利上げ確率は80%にまで上昇しています。

 


出所: CME, Countdown to the FOMC

 

しかし、市場は既に織り込み済みで、講演後は株価も重く、ドルは売られています。

 

私はトランプ政権の政策が実行に移されるまで時間があるので、2017年は経済成長見込みが薄いと考え、こういう状況でFRBが急いで利上げに踏み切る理由がわからない。だから、私は3月の利上げはないと予想していましたが、何故かFRBのお偉いさん達は利上げがしたい様子。

 

3月2日の為替レポート:

 

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昨日ダウは最高値を更新して、21,000ドルを超えました、

 

また、市場参加者の利上げ予想は突然前日から確率が逆転して、3分の2以上の市場参加者が3月15日のFOMCで利上げが行われると予想しています。


出所: CME, Countdown to FOMC

 

時系列で見るとこんな感じです・・・

出所: Zero Hedge, The Fed Has Now Set The Stage For An ‘Ides Of March’ Moment

 

ダウが史上最高値を更新し、3月の利上げ期待が70%近くにまで上昇する一方で、アトランタ連銀のGDPNowによると、2017年の第1四半期の米実質GDP成長率は1,8%となり、前日の同2.5%から急落している。

 


出所: Atlanta Fed, GDPNow

 

株価と経済成長率の予想が乖離してしまったなぁ。

出所: Zero Hedge, Stocks Soar To Record Highs As Hawkish Fed, Dovish Trump Spark Bond Bloodbath

 

全てがバブル…

 

簡単に言えば、経済成長の見込みが立たないまま株価が上がるということは、一種のバブルであり、経済成長が見込めない状況で利上げをするなんて、間抜けなことをイエレンFRB議長がするとは思えない。

 

また、3月15日は米連邦債務の上限引き上げ期限だが、トランプ政権の予算案も提出されない状況で、米連邦債務の上限引上げが行われるのか不透明だ。

 

こうした状況を考えると、私は3月15日のFOMCでの利上げは無いと予想しているし、3月3日のイエレンFRB議長の講演で、利上げのメッセージが無かった場合、相場の潮目が変わると期待している。

 

瓜の種をまく時が来たかも知れないという。

 

もちろんShortmanの経済の予想ほど、出鱈目な予想はないことを注意書きとして最後に記しておきます(^_-)

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3月3日のイエレンFRB議長の講演は、利上げの準備が整いましたというメッセージでしたが、私は経済成長面から見て2017年1月―3月期の実質GDP成長率が出るまで待つべきだとは思います。もちろん、FRBが決めることだから逆らわないけど(←ここは大事です。相場は思い付きに固執すると大損するので、相場の流れに逆らわず、臨機応変に対応しましょう)。FRBが「利上げできるほど米国は景気が良い」と思わせたいのか、「株価がバブル化しているから少しガス抜きをしたいのか」はわからないが、利上げのペースを間違えると、株価や不動産価格へマイナスのインパクトを及ぼすことは確実。加えてバランスシートの縮小の議論が行われ始めれば、先日国家全体のバランスシートで説明したように景気は確実に悪化します。

 

そうなれば、中央銀行と政権との利害対立が生じるのは必至であろう。まぁ、どのみち円高は避けれない・・・ということ。

 

皆さんご存知の陰毛説を一つ。

 

私は、FRBに懐疑的なトランプ大統領がFRBや中央銀行制度そのものを破壊するかも知れないと期待しているのだが、その道のりは相当険しいと思う。

 

過去にFRBの既得権益を奪おうとした合衆国の大統領は全員暗殺又は暗殺されかけている。第7代合衆国大統領のジャクソン氏、第16代米合衆国大統領リンカーン氏、第20代米合衆国大統領ガーフィールド氏、第35代米合衆国大統領ケネディ氏、第40代米合衆国大統領レーガン氏。ちなみに、第7代合衆国大統領のジャクソン氏と第40代合衆国大統領のレーガン氏は一命を取りとめている。果たしてトランプ氏はどうであろうか?

 

 

2017年2月27日週の概況:

前週の予想レンジは「110円~114円」を想定していました。28日のトランプ大統領の講演を前にドル円は111.67円まで下落した。しかし、講演が始まると具体的な減税策は公表されなかったものの、融和的なメッセージだったこともあり、市場はこれを好感してドルは買戻しに。さらに、FRB高官が利上げを支持する発言を連発したこともあり、3日金曜日のイエレンFRB議長の講演を前に114.74円まで上昇するも、市場は既に3月利上げを織り込み済なこともあり、講演が終わってみれば113.81円まで下落した。

 

 

今週の予想レンジ:

112.50円~115.5円

 

 

2017年3月6日週の予想:

重要なのは今週10日金曜日の米雇用統計。市場は既に3月利上げを織り込み済なので、今週は底堅く推移すると思われる。雇用統計で予想を大きく下回らない限り、3月15日の利上げは確実に状況で、ドル円が大きく動くとは思えない。

 

 

定点観測:

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り


VIX


金価格


原油価格


 

Shortman’s View:

イエレンFRB議長の講演の結論にある一文。これは深読みし過ぎですが、気になっています。景気の過熱感を押さえるのも中央銀行の仕事なのだから仕方が無いですが、議会の目的って

 

“This same approach will continue to drive our policy decisions in the months and years ahead. With that in mind, our policy aims to support continued growth of the American economy in pursuit of our congressionally mandated objectives.”

 

「FRBの政策は、議会が定めた目標を追求してアメリカ経済の継続的な成長を支えることを目指しています。」

 

議会側への配慮とでも言うべきでしょうか、良い訳とでも言いますでしょうか、議会の掲げる経済成長を支援するには、利上げが必要と言いたいのでしょうが、こうした利上げが今後頻繁に行われることや膨らんだバランスシートの縮小の議論を市場が予想し始めると、トランプ政権が株価の上昇を自らへの期待の現れと自慢していたことに対して、少なからず水を差すのではないかなと思っています。

 


時の大統領はどう感じているのかわかりませんが、そもそもトランプ氏はFRBやイエレンFRB議長に対して信頼はしてないのは選挙中からわかっていることなので、良い気にはならないでしょう。

 

大統領と中央銀行の関係がぎくしゃくすれば、それはそれでアメリカ経済だけでなく、世界経済にとっても、決して良い話ではないと思います。

 

3月15日は連邦債務の上限が期限を迎える日でして、上限を変えないと確実に政府の現金が不足して、トランプ大統領は議会と何らかの対処を講じないと、連邦政府の施設が一時閉鎖になったりして、米国民の市民サービス的なことに障害が生じ始めます。そうなると、政権への信頼が失墜する可能性も高いだけでなく、米国のデフォルト懸念も高まって、短期金利が急上昇するかも知れません。

 

ということで、3月15日にはFOMCの他にも米連邦債務上限の期日なのでお忘れなく。

 

今週もどうぞ宜しくお願いします。

 

Good Duck!

Shortman

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