おはようございます。

 

Shortmanです。

 

先週金曜日に公表された5月の米雇用統計はナイス!ですね~♫

 

土曜日のセミナーは社会の窓も、アクセルも全開でした!喜怒哀楽が全部態度と顔に出る「純粋」な人間なので(^_-)

 

米労働省が先週金曜に公表した5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(事業所調査・季調済)は前月比3.8万人増となり、市場予想の同16.4万人よりも弱い。増加幅は2010年9月以来で最少であった。また、3月は同20.8万人増から同18.6万人増へ、4月も同16万人増から12.3万人増へそれぞれ下方修正されている。また、失業率は4.7%と2007年11月以来の水準となり、市場予想の4.9%よりも強い。

非農業部門雇用者数(事業所調査・季調済)

20160606-1

 

もちろん今回の数字が悪かったことを、米大手通信会社ベライゾンの従業員3万5千人が、4月13日から5月末までストライキをしていたことで、その人数が雇用者数から除外され押し下げられたかも知れない。実際2011年の8月のストの際には、通信業界で4万8千6百人の雇用者数が減少したが、翌月の9月には4万3千人の雇用者数の増加が示されていた事があった。なので、来月の雇用者数は先月までストライキをしていたこれら3万5千人の雇用者数が増加でカウントされるであろう。

 

しかし、百歩譲ってベライゾンのストライキで数字が悪かったんだとしても、ストライキが無くても3万5千人程度増えてせいぜい8万人の雇用の増加になるだけの話だし、3月と4月で約6万人の雇用増が5月で下方修正されていることも考えると、それほど米国の労働市場はしっかりしていないかも知れない。

 

もちろんこの結果を受けて、ドル円は中森明菜(「Desire」)状態で、真っ逆さまに~♬。

ドル円(60分足)

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おまけでユーロドルも掲載しておきますが、こちらはロケット発射しちゃた感じです。

ユーロドル(60分足)

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これらを見ているとドル円はもっと下げそうだし、ユーロドルはもっと上げそうだ。そして、恐らくはドル安なので、米国としてはHappyなんじゃない(^_-)

 

そして、FRBのブレイナード理事(FOMC投票権あり)の発言もこの雇用統計にビビった感がある。

 

Bloomberg, ブレイナードFRB理事、警戒促す-強弱混在の指標や世界リスク

 

『米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、最新の米雇用統計は「厳しい内容」で、労働市場が減速したことが示唆されたと指摘。利上げを急ぎ過ぎることに対して引き続き警鐘を鳴らした。』

 

今回の米雇用統計を受けて、FedWatchによると米FRBの利上げの確率は大きく後退しました。

6月の利上げ確率3.8%

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7月の利上げ確率31.3%

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9月の利上げ確率47.8%

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出所:CME Group, FedWatch

 

9月に利上げがあるかどうかってな状態になってしまいましたね。なんで先月途中からFRBの関係者はあんなに利上げ期待を上昇させるような発言を連発していたのだろうか?きっと何か「裏」があるんだろうな。

 

さて、先ほどベライゾンのストのことにふれて、米国の労働市場がそれほどしっかりはしていないかも知れないとコメンとした。

 

それを別の視点から見てみたいと思う。

 

米失業率は2009年10月の10%から低下し、昨年10月以降は5%以下で推移。直近では4.7%となっているし、週間の新規失業保険申請件数もこの1年もの間は30万件を下回り、直近では26.7万件まで減っている事実から、米国の労働市場は完全雇用状態に近いと思っていた方々多いかも知れない。しかし、本当は正社員になりたいのだけれども、パートタイマーを余儀なくされている労働者は640万人となり、前月の600万人から増加しており、2015年8月と同水準である。そんな状況を鑑みると、必ずしも完全雇用な状態とも言い切れないような気がする。

 

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出所:Calculated Risk, Comments: A Disappointing Employment Report

 

もしかして「偽りの夜明け」なんじゃないの・・・白川前日銀総裁、万歳!マンセー!

 

前週5月30日週の概況:

前々週5月27日のイエレンFRB議長が今後数カ月以内の利上げを示唆したことから、月末の5月31日に111.43 円まで円安が進んだが、英国のEU離脱問題や最新の世論調査でEU離脱派がEU残留派を上回ったことからポンドが急落してリスク回避モードへ。さらには、安倍首相の消費税増税延期表明で円高へ。加えて2日に行われたECBの理事会で、緩和政策の現状維持が決まり、ユーロ安となり、円高に拍車を掛けた。最終金曜日には5月の米雇用統計の公表と翌週6月6日月曜日(本日)に行われる予定のイエレンFRB議長の講演を控えやや買い戻されたが、5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(事業所調査・季調済)は前月比3.8万人増となり、16.4万人の増加を見込んでいた市場予想を大幅に下回り、利上げ期待が大きく後退し、ドル円は前週の安値となる106.48円まで下落して、そのまま安値圏で前週の取引を終えている。

 

今週の予想:

102円~109円

 

今週6月6日週の予想:

本日行われるイエレンFRB議長の講演で早期利上げを示唆する内容が出れば、少しは円安に戻す可能性もあるが、先週金曜日の米雇用統計の数字を受けて、6月に利上げが行われるとの市場予測はわずか3.8%にまで低下したことからもわかるように、6月の利上げはほぼあり得ない状況と言えよう。また、7月に利上げが行われる確率も30.3%なので、大きく円安になるとは想定できない。

 

経済指標:

米供給管理協会(ISM)が先週金曜日に公表した5月の米ISM非製造業総合景況指数は52.9となり、市場予想の55.3よりも弱い。好不況の境目となる50を上回ってはいるものの、2014年2月以来の低水準である。

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出所:Calculated Risk, Earlier: ISM Non-Manufacturing Index decreased to 52.9% in May

 

定点観測:

ダウとドル円

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ドル円と米2年債利回り

20160606-usdjpy

ドル円と米国2年債価格

20160606-usd

VIX

20160606-vix

VIX:VXV

20160606-vixvxv

金価格とドル・インデックス

20160606-gold

原油価格とドル・インデックス

20160606-wtic

 

Shortman’s View

日本はまだ夏休みではないですが、アメリカとは今月から長い長い夏休みシーズンに入ります。5月31日に米国務省が渡航注意情報を出したのをご存知でしょうか?

 

NHK, 米国務省 欧州への渡航に注意呼びかけ

 

『アメリカ国務省は、31日、ヨーロッパでこの夏、大型のイベントや観光地、それに交通機関などがテロの標的になるおそれがあるとして、アメリカ国民に注意を呼びかける渡航情報を出しました。』

 

実際渡航注意が今年の8月31日まで有効として注意が出ていますね。

 

U.S. Passport and International Travel, Europe Travel Alert

 

『France will host the European Soccer Championship from June 10 – July 10. Euro Cup stadiums, fan zones, and unaffiliated entertainment venues broadcasting the tournaments in France and across Europe represent potential targets for terrorists, as do other large-scale sporting events and public gathering places throughout Europe. France has extended its state of emergency through July 26 to cover the period of the soccer championship, as well as the Tour de France cycling race which will be held from July 2- 24.

 

The Catholic Church’s World Youth Day event is expected to draw up to 2.5 million visitors to Krakow, Poland, between July 26 and July 31. U.S. citizens should be aware that local infrastructure may be strained due to the large number of visitors. Poland will impose border controls at all of its national borders from July 4 to August 2, and visitors to Poland during this period should be prepared to show their passport and undergo stricter security screening throughout Poland.  More information to help prepare for travel to World Youth Day can be found at U.S. Embassy Poland/World Youth Day and travel.state.gov/WorldYouthDay. 』

 

6月10日~7月10日までフランスで開催されるサッカーの欧州チャンピン・シップと、7月26日~31日までポーランドで開催されるカソリックの「世界青年の日」のイベント等が具体的に名前が上がっているが、ここのところ欧州ではテロが発生していますので、日本人の方も行気をつけましょうね。

 

そして、万が一欧州でテロが起きればリスク回避な展開になりますので、相場で稼ごうと思う人は、「酷い」とか「残酷だ」とか「かわいそう」だとかそんなことを思いながらニュースを見るのではなく(中東では西洋人のせいでもっと人が殺されていますから、西洋で起きたテロだけを取り上げて判断すること自体がバイアスかかり過ぎなので)、「リスク回避モードな展開になる」と考えて、即パソコンの前に陣取るくらいではないと。

 

それと、備えあれば憂いなしではないですが、欧州に行かなければテロには巻き込まれないかも知れない。もっとも、日本国内に留まっても、欧州以外の国を訪問しても、何らかの別な事故などに巻き込まれる可能性はあるので、何が安全だとは断言できませんが・・・

 

毒者の皆様は安心してください。

 

我々にはGood Duck!がついていますから(^ω^)

ということで、今週もどうぞ夜露死苦!!!

 

Good Duck!

Shortman

 

注意:

投資は自己責任です。読者の投資判断の最終決定に、我々は一切関与しません。この情報を用いて読者の方が損失を被っても、我々は一切の責任を負いません。我々はNY市場が世界の金融市場の未来を決めていると考え、NY市場を中心に分析しております。我々が用いるデータ、チャート、ニュースは、誰でもインターネットで無料で用いることができるものだけを利用して、できるだけ正確に理解し、できるだけ簡潔に、かつ、わかりやすく皆様に伝えられるように心がけております。また、個別株の分析は行いません。先物(株価指数・為替・商品・一部オプション)のトレードに必要な情報のみ提供しています。

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