おはようございます。

 

Shortmanです。

 

早速ですが、週明けから真面目に行います。

 

先週金曜日には警告を2つ出しました。

 

※勘ピュータはドル円買い持ちのシグナルが出ていますが、シナリオ的には短期的な買い持ちなので、そのまま放置でも良いかと思います。新たにショートする人は、売り持ちのシグナルが出るまで待ちましょう。

ドル円と米2年債利回り

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ドル・インデックスと米2年債価格

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英国のEU離脱問題の報道の影響で、ドル・インデックスのドルは「ポンド売り・ドル買い」や「ユーロ売り・ドル買い」で急上昇しています。その他通貨でのドル買いの流れを受けてドル円も上昇すると思われましたが、実質金利差やマクロ経済動向を反映した円買い他に、リスク回避的な円買いが入り、ドル円は動きが出にくい状況であったようだ。

 

※VIX等に動きが見え始めました。株式市場で下げがあるかもしれませんので、要経過観察としておきます。

ダウとドル円

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VIX

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こちらは想定通りであったが、思ったほど下げないなという印象。今後も下げ続けるのか、再び反発して上昇し続けるのかを分析中だが、少し気になっているニュースがある。

 

暴落に賭けているので、もちろん確証バイアスだが・・・

 

ロイター, 金融危機時の「赤信号」再び点灯、ドル需要ひっ迫で

 

『通貨スワップ取引におけるドル資金の調達コストが需給ひっ迫を背景に上昇しており、金融市場には世界金融危機以降で最も強い緊張状態が生まれている。』

 

Bloomberg, 米国債(10日):上昇、10年債利回りは2013年以来の低水準

 

『10日の米国債相場は上昇。10年債利回りは2013年以来の低水準となった。世界的に債券利回りが過去最低を更新するのに伴い、より良いリターンを求めて米国債に投資資金が流入した。』

 

これは面白い。金融危機に陥るのかどうかを知りたいので、要経過観測ですね。

 

前週6月6日週の概況:

前回5月27日のイエレンFRB議長の講演では、経済成長が想定通り引き続き労働市場が力強ければ、FRBは今後数カ月に利上げすべきとの認識を示していました。しかし、6月3日(金)に公表された5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比3.8万人増となり、市場予想の同16万人増よりも非常に弱かったことを受けて、週明け6日の日本時間早朝に106.35円まで円高が進行しまた。その後は6日のNY時間に行われる予定のイエレンFRB議長の講演を控えて円安方向へ。イエレンFRB議長の講演では、利上げの正当性は主張しつつも、次回の利上げに関しては、「言質を取られない」ように明言を避けた。その結果、6月の利上げ期待は後退し、ドル安・株高・原油高の流れとなり、先週の高値となる107.89円をマークした。その後は翌週にFOMCを控えていることから動意の少ない展開も、英国のEU離脱問題に関する報道を受けて、市場はリスク回避モードに。再び9日には円高方向へ振れて一時106.24円まで円高が進行した。ただし、英国のEU離脱予想の高まりを受けて、ポンドやユーロに対してドルが買い戻されている一方で(ドル・インデックスの上昇)、リスク回避を受けた円高の動きもあり、ドル円は値幅が少ない。予想レンジは102円~109円でしたが、実際は106.24円~107.89円でした。

 

今週の予想:

104円~108円

 

今週6月13日週の予想:

今週は6月14(火)・15日(水)にFOMCが行われ、15(水)・16日(木)には日銀金融政策決定会合が行われるが、FOMCは5月の米雇用統計の予想外の数字の悪化を受けて、利上げの正当化はしつつも、利上げは行わないと予想しています。また、日銀の金融政策決定会合は、黒田日銀総裁が血迷うことが無ければ、政策に大きな変更はないと予想しています。翌週23日に英国のEU離脱に関する国民投票の実施を控えて、英国の世論調査に関する報道に影響されるような相場展開になると想定されます。現状のEU離脱派が優勢と思われるので、円高方向へのバイアスを強めにしております。

 

定点観測:

 VIX:VXV

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金価格とドル・インデックス

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原油価格とドル・インデックス

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Shortman’s View

今週は6月14(火)・15日(水)にFOMCが行われ、15(水)・16日(木)には日銀金融政策決定会合が行われる。Big Playerの登場なので、分析して市場の動向を良い間違えないようにしておく必要がある。

 

4月のFOMC議事録が公表された翌日5月19日に、議事録の大事な箇所を青字で強調しておきました。

 

『implications for the outlook, would determine the timing and pace of future adjustments to the stance of monetary policy. Most participants judged that if incoming data were consistent with economic growth picking up in the second quarter, labor market conditions continuing to strengthen, and inflation making progress toward the Committee’s 2 percent objective, then it likely would be appropriate for the Committee to increase the target range for the federal funds rate in June. Participants expressed a range of views about the likelihood that incoming information would make it appropriate to adjust the stance of policy at the time of the next meeting. Several participants were concerned that the incoming information might not provide sufficiently clear signals to determine by mid-June whether an increase in the target range for the federal funds rate would be warranted. Some participants expressed more confidence that incoming data would prove broadly consistent with economic conditions that would make an increase in the target range in June appropriate. Some participants were concerned that market participants may not have properly assessed the likelihood of an increase in the target range at the June meeting, and they emphasized the importance of communicating clearly over the intermeeting period how the Committee intends to respond to economic and financial developments.

 

『今後の米国の経済データが、第二四半期(4-6月期)に米国経済が成長し、引き続き労働市場が力強く、インフレが目標の2%目標へ上昇することと整合するようであれば、6月にフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げるのが、妥当であろうと大半の参加者が判断した。

 

・・・途中省略・・・

 

何人かの参加者は、6月のFOMCでのFF金利の誘導目標の引き上げに対して、市場参加者が適切に評価できていないとの懸念を示し、FOMCのミーティングの間の期間に、FOMCが経済及び金融情勢にいかに対応するのかを明確に市場に伝えることの重要性を強調した。』』

 

この時はFOMCメンバーの態度に変わり方に驚きました。なぜそんなにタカ派的な態度を隠してきたのかと。そして、利上げの確率が高くなったと書きました。

 

『という具合にですね、6月か7月かわかりませんが、昨日公表された4月のFOMC議事録を見ると、FRBの利上げの確率が相当高まりましたね。

 

正直なところ、4月のFOMCの後ではハト派的な雰囲気を受けていたので、ここまでタカ派的な議事録が出てくるとは予想していなかった。英国のEU離脱問題もあるし、慎重かなとか思っていた。急激にトーンを変えたのには驚き桃の木山椒の木。やはり労働市場での賃上げ圧力と、インフレ率の上昇の兆しを見逃せないのかなと思う。

 

久しぶりに登場しますよCME Group FED WATCHが!

FED WATCH(5月19日)

 

6月の0.25%の利上げ確率が33.8%にまで上昇してきました。

 

さぁ、絶好の売り場が到来するのか、今後が楽しみです。』

 

前回のFOMC議事録を見ると、次回の利上げのために必要な条件が書かれております。その中の条件の1つに労働市場に関することが “labor market conditions continuing to strengthen“(「引き続き労働市場が力強く」)でとありますが、6月3日金曜日に公表された5月の米雇用統計を見ると、非農業部門雇用者数(NFP)が前月3.8万人増となり、市場予想の同16万人増を大幅に下回ってしまいました。

 

イエレンFRB議長も5月27日の講演では、経済成長が想定通り引き続き労働市場が力強ければ、FRBは今後数カ月に利上げすべきとの認識を示していましたが、6月6日に行われたイエレン議長の講演では、5月の米雇用統計の結果が悪かったので、利上げ発言の正当性は主張しつつも、次回の利上げに関しては、「言質を取られない」ように明言を避けました。

 

FED WATCH(6月13日)6月
出所:CME Group, Countdown to the FOMC

 

これらを受けて6月のFOMCでの利上げ確率は、4月のFOMC議事録公表後に33.8%まで上昇していましたが、11日金曜日時点ではわずかに2%にまで落ちてしまった。市場との会話を重視するFRBは、サプライズ効果で市場を翻弄させ、その割には効果が全く無い黒田日銀総裁とは違うので、2%しか利上げを予想していない市場参加者の期待を、わざわざ強引に裏切ってまで、6月のFOMCで強引に利上げをすることはないと思われます。まぁ、23日に英国のEU離脱を問う国民投票も行われるので、その方が市場の混乱要因が少なくて良いのかも知れない。

 

米国がそんな状況だから敗戦国にはご主人様に従うしかなく、今回もまた円安誘導は難しいと思われ、特に大きな政策変更は無いと予想します。仮にマイナス金利の拡大等と円安誘導的な緩和的な金融政策を行っても、現在円高になっているマクロ経済的な要因(貿易収支・経常収支の黒字)を修正させるには至らないであろう。

 

しかし、真面目に書くと経済・金融のレポートは、眠くなるだけの読み物でしかないな。

 

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

Good Duck!

Shortman

 

注意: 

投資は自己責任です。読者の投資判断の最終決定に、我々は一切関与しません。この情報を用いて読者の方が損失を被っても、我々は一切の責任を負いません。我々はNY市場が世界の金融市場の未来を決めていると考え、NY市場を中心に分析しております。我々が用いるデータ、チャート、ニュースは、誰でもインターネットで無料で用いることができるものだけを利用して、できるだけ正確に理解し、できるだけ簡潔に、かつ、わかりやすく皆様に伝えられるように心がけております。また、個別株の分析は行いません。先物(株価指数・為替・商品・一部オプション)のトレードに必要な情報のみ提供しています。

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