おはようございます。

 

Shortmanです。

 

金融日に出張に出ましたが、山に囲まれた地域でして、その山に植わっている気はほぼ「杉」。花粉症の薬を飲んでいるので、都内では問題ないのですが、空の色がスギ花粉で変色するような場所に数時間いたところ、夜になってお鼻が制御不能に。翌朝は薬と鼻を洗浄して、目薬をさして、お昼までには症状の鎮静化に成功したものの、本日まで鼻水が・・・

 

目先はね地政学的なリスクの高まりがヤバいでしょう。

 

Bloomberg, 米国、シリアへの空爆開始-アサド政権の化学兵器使用に対抗措置

 

露助は反論する。

 

Bloomberg, ロシア大統領、米国のシリア攻撃は侵略-空域での衝突回避の合意停止

 

アメリカは露助にはビビらない。

 

Bloomberg, 米国務長官、ロシアに強硬姿勢で対応へ-シリア化学兵器巡り

 

加えて、北朝鮮のミサイル開発問題へ波及する。

 

ロイター, シリア攻撃は警告、対北朝鮮行動の必要性で中国と一致=米国務長官

 

北が何を言っても信用は無いが・・・

 

ロイター, 北朝鮮、米軍のシリア攻撃は「許されない」と非難

 

アメリカはさらなる行動に出た。

 

朝日新聞, 米原子力空母、再び朝鮮半島近海へ 北朝鮮を牽制か

 

まぁ、いろいろ緊張してきた。

 

こういう時は円高に気を付けないといけない。JPモルガンの佐々木さんが良いタイミングでコラムを書いてくれているので、読んでおきましょう!

 

ロイター, コラム:北朝鮮有事の円相場シミュレーション=佐々木融氏

 

 

そして、中・長期的にはFRBがヤバいでしょう。

 

先週5日の3月のFOMCの議事録が公表されました。

 

年内残り2回の利上げは当然のこととして、メインテーマはFRBのバランスシートの縮小に移っています。

 

Minutes of the Federal Open Market Committee, March 14-15, 2017

 

ロイター, バランスシート縮小、年内着手を=米FOMC議事要旨

 

このテーマは金融市場で一番重いテーマだと思います。

 

なんせ、これはずばり金融引締めです。

 

FRBがゼロ金利を解除して以降、少々問題が生じ始めています。ゼロ金利を維持していると、銀行は安い金利で馬鹿みたいに金を貸す。後から金利が上がるといろいろと問題出てくる。

 

アメリカでは再びサブプライム・ローンが懸念され始めています。しかし、今回は住宅ではなく、自動車ローン。

 

Bloomberg, 米サブプライム自動車ローンの貸倒率、金融危機以降の最高に-S&P

 

Business Insider, アメリカの金融街が不安視する自動車ローンの延滞率上昇

 

Bloomberg, ウォール街に頼れなくなった自動車業界、ローン審査厳格化の向かい風         

 

他にも奨学金ローンや住宅ローンだってある。仕事も無いのに消費させる国だからローンは誰でも簡単にできちゃう。

 

2016年8月15日の為替レポートから。

 

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映画「マネー・ショート」の中で問題になった金融商品とか思えていますか?

 

MBSとかCDSとかいう単語が出て来ていました。

 

映画の最後にも「ビスポーク・トランシュ・オポチュニティー」という名前で、サブプライム危機を招いたデリバティブズ商品が、再び売却されていると記されていますし、実際今年の2月にはこんなニュースが出ていました。

 

Bloomberg, 「昔の名前は忘れてください」-ゴールドマン復活目指す別物

 

『拭い去れない悪い評判が、2008年の金融危機 から続いているクレジット商品が幾つか存在する。債務担保証券 (CDO)とクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)がその代表 格だが、この2つを融合した金融商品(レバレッジを使うのは言うまで もない)が、何か別物のように違う名前で復活しつつある。

 

ゴールドマン・サックス・グループなどの銀行が販売に動いている 「ビスポーク・トランシュ・オポチュニティー」と呼ばれる金融商品 は、単名のCDSを裏付けとし、投資家の注文に応じて組成するオーダ ーメードのCDOだ。デリバティブ(金融派生商品)のプールをリスク の異なる部分に切り分け、ヘッジファンドなどの投資家に販売する。』

 

おいおい、本当に懲りない連中だな~と思っていましたが、最近気になるニュースを見つけてしまいました。

 

Bloomberg, 【インサイト】シティが保有を増やすCDS「大量破壊兵器」の不安も

 

米銀シティグループは、2008年の金融危機で米連邦当局が最も多額の資金を投入して救済した銀行だが、その歴史を考えると、信じ難いニッチ分野の開拓に動いているように思われる。

 

シティは米主要行の中でデリバティブ(金融派生商品)の保有がすでに最も多いが、リスク資産の持ち高を速やかに減らす圧力にさらされる欧州のライバルからクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を買い取っている。

 

スイス銀行2位のクレディ・スイス・グループは数週間前、想定元本総額3800億ドル(約38兆5000億円)相当のデリバティブポートフォリオを売却したことを明らかにし、これが50億ドル程度のレバレッジエクスポージャー圧縮に貢献した。ブルームバーグ・ニュースは今月5日、シティがこのポートフォリオを落札したと報道。ブルームバーグが3月に伝えたところでは、シティはドイツ銀行からも想定元本約2500億ドル相当のクレジットデリバティブを昨年購入し、さらなる買い入れに向けた協議を行っていたもようだ。』

 

えっ、嘘だろ?・・・と思いましたが、嘘ではないようです。

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喉元過ぎれば熱さを忘れる

 

金融市場の頂点に君臨する中央銀行家と、無責任で強欲な金融マンが織りなす極悪のマリアージュこそが、金融不安を伴う経済ショックに他ならない。

 

もちろん日本だって、本当は金利が上がるとやばいんだ。

 

2016年12月16日の為替レポートより。

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最近このニュースを見て、やはり優秀な方々だと感じた。

 

ロイター, 金融庁・日銀、アパートローンの監視強化 過剰供給リスクで

 

将来的なリスクに対する大きな懸念があり、それらに対するシグナルを送っている。確かに裁量行政なのだが、金融システムの崩壊を防ぐことを考えれば、こうした形で金融機関へ懸念を伝え、貸し出し量を調節するやり方はスマートだと思う。

 

高齢化が進む世の中で、手取りも増えない世の中で、安い家賃のアパート経営で小銭を稼いでいられるのも、超低金利だから。しかし、日銀がいくら頑張っても、米国が利上げに舵を切ったら日本国債まで売られて、金利上昇を始めた。金融庁が心配するのも無理のない話だと思います。

 

Bloomberg, 長期金利一時0.10%付ける、日銀対応焦点-水準次第で指し値との声も

 

日本の金利も上昇を始める可能性が強いです。日銀が踏ん張るとは思いますが、今回も海の向こうから突然です。

 

ロイター, 金融庁、国内銀の金利リスクを緊急調査 日米金利急上昇で=関係筋

 

皆さんは大丈夫ですか?

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不動産や株などの資産は、大暴落したら買いましょう!

 

それまでは放置プレイ!

 

3月のFOMC議事録で明らかになったFRBのバランシート縮小の件、過去のバーナンキショックの件があるので、FRBのバランスシート縮小の話題は議論に関して、これからFRBは市場の反応を見ながらかなり慎重に進めると思います。

 

そして、すでにFRB利上げを一昨年末、昨年末、今年の3月と3回の利上げを行い、さらに年内2回の利上げを行う予定。その上、バランスシート縮小となると、こりゃ完全に金融引締めですね。

 

来月の大学陰の講義は「Fed Watching」なんですが、授業の項目を考えたのは昨年で、FRBがバランスシート縮小の議論を開始し始めたタイミングとなっている今は、陰性の皆様にはまさにグッドタイミング。

 

そして、将来的にはドル円相場的には金利高に伴うドル高か、金融引締めに伴う景気後退(≒株価下落)によるリスク回避の円高かとい選択を迫られることになろう。

 

もちのロン、金融市場のバブル崩壊を信じるShortmanは円高に賭けている。

 

どうだかな・・・

 

 

2017年4月3日週の概況:

5日は3月のFOMC議事録が公表され、FRBのバランスシートの縮小が大きなテーマになっていることがわかったことと、一部の委員は株高に対して危惧をしていることもわった。7日金曜日は3月の雇用統計を前に、米軍のシリアへのミサイル攻撃が行われ、リスク回避で円買いに。その後は3月の米雇用統計を前にドルが買い戻されて、雇用統計公表と同時に再び円買いになるのも、失業率の低下を受けて再びドル買い。加えて、米中首脳会談も無事に終わり、米雇用統計も±ゼロみたいな結果で、終わってみれば110.11円~111.58円と比較的狭いレンジとなりました。

 

 

今週の予想レンジ:

108.50円~113円

 

 

2017年4月10日週の予想:

今週以降の相場となると、各社のエコノミスト達が3月の米雇用統計冷静に分析して、投資家の動きがより鮮明になってくると思いますが、もはやFRBのバランスシートの縮小の議論に比べると、経済指標の話題はノイズに過ぎないかなと思います。

 

また、北朝鮮情勢や昨日のようなシリアへの突然の攻撃、ロシアや欧州でのテロ懸念に加えて、欧州の政治情勢の先行きも混沌としており、地政学的なリスクが急激に高まっていること伺えるので、経済指標のような値動きが短期的な取引は少し手控えて、政治経済の情勢分析に神経を集中しておいた方が良いかも知れません。Shortman的にはもう買う理由がない・・・

 

 

定点観測:

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り


ドル・インデックスと米10年債利回り


VIX


金価格


原油価格


Shortman’s View:

 

私が全てにおいて優先されるべき経済事案と思うは、FRB(やBOJ・ECB等の中央銀行)のバランスシートの縮小作業。これは金融引締めであり、経済的なショックを伴い、景気の停滞や後退を確実に招くからです。

 

先週4月5日のFOMC議事録でFRBのバランスシートの縮小が大きなテーマであることがわかっつたので、今後はFRBの動向に要注意。数ヶ月、数年先にリーマンショックを超える経済ショックが来る可能性が高まりつつあるので、しかも、「金融引締め」に関連する貸付の貸倒率の情報なども要注意。

 

先週木曜日の焼き直しになりますが、大事なポイントなので再掲しておきます。

 

今後の相場を占う重要な要因

 

① トランプ政権の財源(オバマケア・国境税調整)

② トランプ政権の減税策やインフラ投資策(規模)

③ 米連邦債務問題

④ トランプ政権の議会運営能力(嫌われ過ぎ)

⑤ トランプ政権の外交政策(地域紛争拡大)

⑥ 欧州での脱EU化加速(フランス大統領選、スコットランド独立)

⑦ EU加盟国債務問題(ギリシャが筆頭)

⑧ FRB、ECB、BOJ等のバランスシート縮小

⑨ 再サブプライム・ローン爆弾(自動車・住宅・学生ローン)

⑩ 北朝鮮・東シナ海情勢(米国の北朝鮮への強硬姿勢と先制攻撃)

⑪ 国際的なテロ活動の拡大(中東から欧州、ロシア、米国、アジアへ)

⑫ 米国・欧州等での内紛(政治的な右派・左派や保守・革新、金持ち・貧困、白人・黒人・・・のような二極化)

 

※順番は重要度ではありません。私が思いついた順番です。

 

円を買い要因は多いが、円売り要因は思い当たらない。

 

こんな先行きが引締めとわかりきっている状況で、株を買ったり、不動産を買ったりできる訳がない。買うのは「金」・「円」・「Shortmanの仮想通貨」に決まっています!

 

今週もどうぞ宜しくお願いします。

 

Good Duck!

Shortman

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