Shortmanです。

 

真面目に読んでくれている毒者なお医者様から嬉しいけど厳しい一言が届きました。

 

『Shortman様の読み、どんぴしゃじゃないですか!他のプロジェクトより為替で稼ぐ方がよっぽど儲かるじゃないですか(*ゝω・)』

 

あちゃー!

 

それを言っちゃ〜お終いよ

 

一方で、「JPモルガンの佐々木さんが117円と書いていたから売りませんでした!」という毒者様がいました・・・

 

まぁ、好きにしてください。

 

このコラムを読むと117円にまで円安が進む条件が記載されています。

 

ロイター, コラム:円安はどこまで続くか、117円到達の条件=佐々木融氏

 

『市場があと2回の利上げを完全に織り込む時は、実際にはあと3回の利上げの可能性も出てくるような状況である。したがって、現状ではあと2回の利上げを完全に織り込むところまではいかず、ドル円相場の今回の円安トレンドは115.50円近辺で終了するのではないかと予想する。』

 

私には115.50円までもいくかどうかわかりませんが、その辺を先週末のセミナーで解説しておきましたので、後日参考にしてください。

 

さて、5月9日に20年ぶりの低VIXについての話を書きました。

 

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これは凄いですね!

 

Bloomberg, VIXは終値で1993年以来の低水準、仏大統領選受けてリスク低下

 

『シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は8日、7.6%低下し9.77と、1993年以来の低水準を付けた。フランス大統領選挙で中道のマクロン前経済・産業・デジタル相が勝利し、極右のルペン候補が敗北したのを受け、投資家はリスクが低下したと受け止めた。』

 

どれどれ(._.)


長期的に見て、VIXは貝の佃煮ですね(^_-)-☆

そして、今後数ヶ月か数年でVXIがドカーン!と跳ねそうだなと思えるのは私だけだろうか・・・

 

金融危機はサイレント・キラー(生活習慣病)に似ているかなと思います。

 

ある日突然・・・

 

運命終わり!

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その翌日の5月10日には、低VIXの話に続くように意図的に5月10日にBlack Swanの話を書きました。

 

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この言葉をご存知でしょうか?

 

『Black Swan』

 

賢明なる毒者の皆様なら当然ご存知だとは思いますが、一応念のため書いておきます。

 

i-Financeによれば、Black Swan(ブラックスワン)は以下のように説明されております。

 

ブラック・スワンは、マーケット(市場)において、事前にほとんど予想できず、起きた時の衝撃が大きい事象のことをいいます。

 

また、認識論学者で元ヘッジファンド運用者としての経験を持つナシーム・ニコラス・タレブ(Nassim NicholasTaleb)が、2006年に刊行した著書「ブラック・スワン(The Black Swan)」で説明している考え方を「ブラック・スワン理論(Black swan theory)」と言います。

 

この理論は、従来、全ての白鳥が白色と信じられていたのが、オーストラリアで黒い白鳥が発見されたことにより、鳥類学者の常識が大きく崩れることになった出来事から名付けられ、確率論や従来からの知識や経験からでは予測できない極端な現象(事象)が発生し、その事象が人々に多大な影響を与えることを総称したものとなっています。

 

なお、ヘッジファンド運用会社の中には、ブラック・スワン理論に基づいた投資戦略を持つファンドを運用しているところもあります。」(太字はShortman)

 

金融関係するブラック・スワン的な大イベントは簡単にこんな感じです。

 

1987年10月19日 世界的な株価大暴落(ブラックマンデー)

1980年代・1990年代前半のS&L危機

1973年・1979年のオイルショック

1997年アジア金融危機

2001年9月11日 米国同時テロ

2009年9月5日リーマン・ショック

2011年3月11日東北・東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故

 

こういう事象が生じる確率を事前に計算することは難しい。

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そんなことを書いてたら、昨日はいきなり北朝鮮がミサイルを発射させましたね。

 

俺のテポドン!

 

ズドーン!

 

違うか ^^;

 

ロイター, 北朝鮮のミサイル発射、日本や国際社会への挑発行為=菅官房長官

 

Black Swanはまだ本番ではないけど、何かこう嫌な雰囲気が燻ぶっているということをお忘れなく。

 

(ΦωΦ)フフフ…

 

2017年5月8日週の概況:

 

5月7日(日)にフランス大統領選で親EUのマクロン氏が勝利したことを受けて、リスク・オンな展開になり、ドル円は113.29円前後まで上昇するも、利益確定の売りに押されて、週間安値となる一時112.36円まで下押しされた。その後は買いも売りも材料出尽くしの中で、FRB高官らの発言を受けて、6月の利上げや年末のバランスシート縮小が意識され、米国債利回りの上昇を受けたドル買いが加わり、ドル円は週間高値となる114.36円まで上昇。しかし、ロシアとトランプ大統領の関係を相殺しているFBIのコミー長官が突然解雇され、トランプ氏の政権運営に対して懸念が生じ始め、ドル円は買いの勢いを失い、113.33円まで下落して取引を終えている。

 

今週のレンジ:

 

110.50円~114.50円

 

2017年5月15日週の予想:

 

F OMCによる6月の利上げがほぼ織り込み済になる中、先週トランプ大統領がコミーFBI長官を解雇したこと、週末日曜日に北朝鮮が新型ミサイルを発射したことなど、政治的なリスクと地政学的なリスクとが同時に存在しており、リスク・オンな展開を手放しで支援する材料に乏しい。主要企業の決算が終わり、一部には利益確定の売りが出る中、20年ぶりの低さを記録したVIX(恐怖指数)の反発も見込まれ、今週はややリスク回避的な展開になりそう。

 

定点観測:

 

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り


ドル・インデックスと米10年債利回り


VIX


金価格


原油価格


Shortman’s View:

 

週末の大学院での講義や、リアルタイム・セミナーでも話しましたが、経済的なショックというか、暴落というのは、想定していないような、つまり確率では計算できていないような事象が起きた時に生じる。そういう起こり得ないことが起きるのは、正規分布の両側合わせて5%で起こることで、そういう想定外の事象に注意が必要だと話しました(恐らく大学院生や毒者の方々は理解できていなかったと思うので、図を貼っておきます)。この時は5%として話をしましたが、信頼区間を3σにすれば、両側0.2%で起きることになるので、より想定外の事象と言えるかも知れません(そもそも、株価暴落を誘因するような経済的なショックは、実は正規分布にしたがっている訳では無いので、そもそもの両側の5%(0.2%)で起こる事象ではないのかなと思います)。


でも、理解を簡単にするために正規分布に従うと仮定すると、Black Swanと呼ばれるような経済的なショックは、上の確率正規分布表で言えば、±2σの外側(つまり、95%信頼区間の外)で起きるような予測不可能な出来事(≒Black Swan)ということになります。そうすると、今後は特に、北朝鮮情勢やトランプ大統領のコミーFBI長官解任劇(≒ロシアゲート事件)には注意しておいた方が良いと話したばかりだった。

 

ついでに言うと、デリバティブズの代表的なブラック・ショールズモデルも、基本的には価格の変化率の分布が正規分布に従うという仮定を置いているが、正規分布に従う理由は無い。オプションの価格メカニズムを数式的に定義した功績はとてつもなく大きいが、正規分布に従っていない経済的なショックと正規分布に従わない金融商品の価格変化では、そのままでは非現実的なモデルかも知れない(そもそも経済的なショックを)。

 

さて、せっかくオプションの話になったので、私の最も得意な分野と言うこともあり、少し触れておこう。

 

5月9日の為替レポートと5月10日のレポートの順番は「意図的」にそう書いた。

 

内容は取るに足らない上辺だけの記事なので、記事の内容ではなく、用語の理解には良いと思うし、実際この記事を見て、私が監視していたことをレポートに掲載してみようと思ったので。

 

Bloomberg, 【コラム】もう一人の仏大統領選の勝者は日銀か

 

米国S&P500株式指数のボラティリティ指数である恐怖指数(VIX)は、過去3年間の底値水準にあり、不確実性の低下を示唆している。ブルームバーグ・インテリジェンスの試算ではVIXが1ポイント上昇すると、避難通貨効果で円は対ドルで0.16%通貨高になる傾向がある。

 

・一方、「株価の大幅下落確率が、大幅上昇確率よりどの程度大きいか」という株価急落のテールリスクを示すSKEW-大きいほどリスクが高い-は、依然、米大統領選前の過去1年間の平均を上回る水準で推移している

 

・4月20日公表の日銀レビューでは、SKEWがVIXでは捕捉できないリスク認識を捉えている可能性を指摘しており、日銀の次の一手を考える上でも注目される。

 

そもそもSKEWとは何だろうか?

 

i-Financeによると、以下のように説明されているので、参照して欲しい。

 

Skew指数(スキュー指数)は、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が2011年2月23日から公表する、S&P500を対象とするオプション価格のデータ(アウト・オブ・ザ・マネーのオプション価格)を使用し、市場の歪みを数値化したリスク指標をいいます。これは、ファイナンス理論で「テール・リスク(Tail Risk)」とか「ブラック・スワン・イベント(Black Swan Event)」とか言われる、極端な事象(突発的に発生する大幅な下落)が発生するリスクを示す指標となっています。

 

一般に本指数は、オプション市場で、将来の大きな価格変動に備える取引が増えると上昇する仕組みであり、その特色は、ブラック・スワンの登場を警戒する不安心理の高まりを示します。具体的には、指数値が100の時は分布が平常の状態であり、あまりテール・リスク(発生確率は低いが発生すると巨額の損失となるリスク)がないことを意味し、一方で100を超えてくると、下落の場合のテール・リスクが通常以上に大きくなってきていることを意味します。』

 

簡単に言えばBloombergの記事になるように、「株価の大幅下落確率が、大幅上昇確率よりどの程度大きいか」ということで、Shortmanのように暴落に賭ける人が増えているのかどうかを判断するのに便利な指数。

 

最近10年のSKEWとVIXの推移。


SKEWは高く、VIXは低い。

 

ということは、暴落があるかも知れないということですね。、

 

競馬の予測ソフトも統計学で簡単に作ってしまうShortmanが、間もなく何かが起こると言っているのは、陰毛論を正確に読み取りながら、こういうデータを取り入れて分析しているからなのです。


他にも週末のリアルタイム・セミナーで話をしたように、FXY:UPPとSPXやUPP:FXYと金価格の相関関係なども注視している。いろいろなデータが「そろそろだ」と囁いている・いよいよBlack Satanが現れてくれる・・・アホか!

最後に5月10日のレポートの最後の部分を掲載しておきます。

 

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最近地政学的なリスクに対して、我々は少々慣れてしまっている気がします。例えば北朝鮮の件は、トランプ大統領が口ではいろいろ言うけれども、行える選択肢は乏しい。一方で、北朝鮮は挑発をし続けている。また、FRBを中心に各国中央銀行が大規模な量的緩和で景気低迷を支え、米経済は景気拡大局面が実に8年近くにも及び、NY株価はリーマン・ショック前の水準をさらに超え、史上最最高値を更新している。その結果、こうした金融危機でも中央銀行がどうにかしてくれると皆が無意識に安心している気がします。

 

果たして本当にそうでしょうか?

 

昨日も取り上げましたが恐怖指数=VIXが20年ぶりの安値水準にまで下落しております。

 

こういう時だからこそ、あり得ない事象に注意が必要かなと感じています。

 

北朝鮮が本当にミサイルを発射しないと言い切れるでしょうか?

 

マクロン氏が勝利したら欧州でEUが崩壊しないと言い切れるでしょうか?

 

中東の紛争やクリミア半島情勢が地域紛争のレベルで終わると言い切れるでしょうか?

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これにコミーFBI長官を解雇したことでロシアゲート事件に発展するイベントが加わった訳です。


出所:ロイター. コラム:「ウォーターゲート・ショック」の再来あるか

 

ありますように!

 

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

Good Duck!

Shortman

それを言っちゃ〜お終いよ 

 

 

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