おはようございます。

Shortmanです。

 

感謝祭後のアノマリー・・・米国の決算期は12月。季節がら感謝祭明けから年末年始にかけては世界的に株高が進行する傾向が強いとか強くないとか。

目先はそんなことに注意をしながら、米上院での税制改革案の行方を見守りながら月末を迎えることになりそうな一週間です。

 

面白い記事。

ロイター, コラム:薄氷の米経済、FRB利上げ慎重でも自滅のリスク

『ロンドン大ゴールドスミス校の経済学上級講師、ジョンナ・モンゴメリ氏は、FRBが今試みているのは2004─06年と同じ「皿回し」だと手厳しい。金利を徐々に引き上げることで、経済成長のエンジン役を果たせる程度に家計債務が増え続けることを望んでいるという。』

金利引上は時限爆弾のスイッチ。

思い出して欲しいこと。

2000年にITバブルが崩壊して、2001年にはNYで多発テロが起き、2002年にはエンロンの不祥事と続き、米国経済は大幅に景気が後退しました。

その時のFRBは2000年には6%だった政策金利を、当時の下限1%台にまで下げました。金利を下げて景気を回復させようとした訳ですが、その低金利が住宅市場をバブル化させていきます。

リスクを上手に外しているかのような金融商品が氾濫し始めます。MBC(住宅担保証券)やCDO(債務担保証券)が大量に組成され、投資かはこぞって購入しまくります。需要が需要をさらに呼ぶバブル状態になり、2004年頃からは支払い能力の低い層へも積極的に貸出(サブプライムローン)を増やしては、金融商品を組成して販売することを繰り返しました。

2004年6月頃からFRBが今度は金利を緩やかに上昇させ始めると、当然のことながら支払い能力の低い人々から破綻が生じてきます。

破綻した人の家は競売に掛けられ、中古住宅市場は伸び悩み、キャピタルゲインも望めず、次第にサブプライムローンのみならず住宅ローンの破綻も増え始めました。2006年5月には金利は5%となり、その後は2007年8月まで5.25%で推移しました。金利引上は破綻を連鎖させ、サブプライムローンや住宅ローンの不良債権化が進行し、その結果MBSの価値が毀損すると、それをベースとしたCDOやCDSといった金融派生商品の価値が著しく毀損して、皆さんがご存知のリーマン・ショックへとつながっていきます。

また同じことが起こるのか否かわかりませんが、備えあれば憂い無し・・・かなと思います。

2017年11月20日週の概況:

11月20日欧米の株高を背景に週間高値となる 112.72円まで上昇したが、その後は感謝祭を前に22日には米FOMC議事録が公表され、12月の利上げは確実視されているものの、インフレ率の伸びの弱さから米長期金利は上げ渋り、ドル円は111.05円まで下落した。感謝祭明けは米税制改革法案の年内可決への期待もあり、ドルがやや買い戻されて111.53円で先週の取引を終えた。

今週の予想レンジ:

110.50円~112.50円

2017年11月27日週の予想:

12月12日・13日に開催予定の年内最後のFOMC待ちの状態へ。但し、12 月の利上げは既に織り込み済みなので、利上げ期待のドル買いはあまり期待できない。一方で、ドイツ連立政権発足に向けた交渉が決裂したとの報道もあり、ユーロを中心としたクロス円の上昇期待も限定的か。米上院での税制改革法案の行方次第だが、そちらも上院を通過できても選挙公約ほどのレベルではないので、ドルの買戻し余地はそれほどではないかなと。今週は様子見で小動きを想定しています。

定点観測:

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り


ドル・インデックスと米10年債利回り


VIX


金価格


原油価格


Shortman’s View:

今の金融市場の状況に関して、よく整理されていると思うので、是非読んでおきましょう。

ロイター, コラム:ドル安・円高「長期化」の現実味=亀岡裕次氏

もちろん確証バイアスだとわかっています。

さて、どうなるかな?

今週もよろしくお願い申し上げます。

Good Duck!

Shortman

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