おはようございます。
Shortmanです。

 

最近、トランプ政権の大規模減税の法案が成立して以降、米国債利回りが上昇してもドルが買われ難い環境が続いている。
そもそも米国債利回りの上昇は、米国債の売りを意味している。それがNY株高を背景にしての米国債売りに伴う米国債利回りの上昇なら何も問題無いのだが、米国の財政赤委の拡大を懸念して、投資家が米国債の残高を減らすことを目的としての米国債売りになると、米国債利回りが上昇してもドルが買われ難い状況に陥ることになる
ドルと金は逆相関性が強いことが有名で、米国債利回り(米長期金利)が上昇する(こうした場合、 NY株価は上昇しているケースが多い)とドルが買われてドル高になる一方で、金利が付かない金の魅力は相対的に低下するためこうした関係が成立している。
おまけにNY株式市場での株安やトランプ政権の持つ不確実性、例えば、通商政策、保護主義、閣僚人事、政権の安定性など、リスク回避モードに入るきっかけが多い。
リスク回避モードに入ると、米国債が買われることでドル高を誘発するし、米国債利回りが低下し、利回りが下落するぼだが、利回りの相対的な低下は金の購入の動機になり得る。

 

金とドルの関係。

基本的には逆相関であると言える。
金の価格が上昇する時の要因を考えよう。
大きく分けて2つ。
①リスク回避
②ドル安
一方でドルの価格が上がる要因も2通り。
③リスク選好 ⇒ 金価格下落
④リスク回避 ⇒ 金価格上昇
上記①~④の内、金の価値が下がるのは③の場合のみで、それ以外は全て金の価値の上昇を招くことになります。
金の価格が上がりそうな理由はこんなところからもわかる。
『彼らは今後債務不履行(デフォルト)が増え、資金調達環境全般が厳しさを増すと見込んでいる。株式投資家にすれば縁起でもない話だが、リストラ専門家にとっては事業拡大を期待できる。
何人かのリストラ専門家はロイターに、事業環境の先行きについては2008年の金融危機以降で今が最も楽観的になっており、早ければ来年早々に始まって、何年も続く債務再編の大波が到来する事態に備えていると語った。

2018年3月12日週の概況:

前週9日に米朝首脳会談が5月に開催される見通しと報じられたことから、週初はドル買いの動きに。しかし、日本の財務省による森友学園への土地の払い下げの決裁文書書換報道がきっかけになり、株安を招くと同時に、円高に波及した。麻生財務大臣が辞任を否定したことを市場は一旦は歓迎しているが、ドル円は上値の重い週初の取引となっている。13日には米国の株式相場が堅調に推移したことから、いくらかリスク回避モードが緩まったことで、週間最高値の107.29円をマークした。その後ティラーソン国務長官の解任で再び円高へ。さらにトランプ大統領が対中国に対して関税を強化することを示唆しており、貿易戦争を懸念して15日には105.59円まで円高が進行した。

実際のドル円:

105.59円~107.29円

2018年3月19日週の予想:

20日・21日にFOMCが開催されます。パウエルFRB議長の第一回目のFOMCで、0.25%の利上げが予想されてiいるが、市場は既に織込み済。ただ、FOMCでの経済見通しの発表と議長の記者会見にも注目が必要。基本的には先週と同じドル円のレンジを予想。

ドル円予想レンジ:

105円~108円

定点観測:

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り


ドル・インデックス


VIX


金価格


原油価格


Shortman’s View:

20日・21日でFOMCが開催れる予定で、0.25%の利上げが見込まれていますが、利上げに伴う意図しない副作用、例えば、NY株安には警戒が必要だと思う。
『米金融政策当局者が奏でる明るい景気見通しに乗って、多くの投資家はなお踊り続けているが、そろそろ危険な領域に入ってきたようだ。このまま踊り続けると、政策当局者と共に景気の谷へ真っ逆さまということになりかねない。』
『(ノムラ・インターナショナル(ロンドン)のストラテジスト)グッドウィン氏の警句はそれから8年経過して、ますます重くなった。金融政策の「意図せざる結果」である金融バブルが、異例な金融政策を中核にして異次元まで膨らんできたからだ。』
今週もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

Good Duck!
Shortman

 

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