おはようございます。
Shortmanです。

 

日米金利差で円安?
ない、ない!
先週の週報でも掲載したが、わかり易く的を得ている三菱銀行の内田さんのコラムを再掲する。
実は彼のコラムの中で僕が激しく同意しているところがある。
この三菱の内田さんのコラムの中で特に注目している点はここです
まず、対外金利差拡大が円安材料としてさほど機能していない点が挙げられる。現在、日米の長期金利差が約2.9%であるのに対し、ドル円の1年物インプライドボラティリティー(予想変動率)は8%台だ。よほどリスクを好む投資家でない限り、これはリスクに見合う十分な期待リターンではない。
しかし、我が国の財務大臣は逆の意見をおっしゃっていたことを思い出したので、今年2018年4月5日の為替レポートを参考までに再掲しておきます。
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『財政金融委員会で渡辺委員が「円高のマグマを放っておけば必ず暴発する」と迫ったのに対し、麻生財務相は「少なくとも(米国の)金利がいま2点何パーセントで、こっちはゼロ。限りなく3(パーセント)に近いところまで来ている。これまでの長い、数十年間の歴史をみると、(日米の)金利差が3%ならドル高/円安(訂正)に振れる」と語った。』
我が国の財務大臣がこんなことを言っている。やはりこいつは阿呆財務大臣だ。
 
為替は金利差だけで説明がつくほど簡単な市場ではない。
阿呆財務大臣、失礼、麻生財務大臣は過去の出来事を持ち出して、(日米の)金利差が3%ならドル高/円安(訂正)に振れる』と言ったらしいが、過去には金利差が3%を超えてもドル安・円高だった時もある。
伝統的に日本と米国は平均して2%程度のインフレ格差があり、名目で2%以上金利差が開けば実質金利でも米国の方が優位となり、ドル高となる傾向も観測される。
 
ただ、99年夏ごろから2000年にかけては、日米金利差は4%後半まで広がったが、ドル/円は120円台から101円台まで下落した。当時はITバブルの真っ最中で「株買いの円買い」と、今とは真のトレーディングが隆盛。財務省はドル買い/円売り介入を繰り返したが、効果は乏しかった。
 
長い目で見れば、ドル/円と日米金利差の連動性は高いが、短期では日米金利差が3%以上に開いていても、必ずしもドル高/円安が進むわけではないことには注意が必要だろう。』
他にも考えないといけないケースもある。
米金利が上昇し、日米金利差が3%以上に開いたとしても、金利上昇が株安のきっかけとなり、リスクオフの円買いが強まれば、金利差からのドル高/円安圧力がかかる可能性がある。
 
実際、過去をみると、日米金利差が3%以上に拡大している中、10年債利回りと2年債利回りのスプレッドは89年、00年、06年付近でイールドが出現。その後、タイムラグがあるが、ドル/円は90─95年、02─05年、07─11年にかけて下落基調をたどっている。
さらに、米金利上昇でリスクオフの展開もあり得る。
『今年2月、米金利の上昇が米株安とリスクオフの円買いを招いたのは記憶に新しい。みずほ銀の唐鎌氏は、これまで米金利上昇で懸念されるはずの株価下落や、金利感応度の高い消費・投資の減速といった「負の側面」が考慮されてこなかったと指摘。今後は「ドル/円を押し上げるより、株価下落を通じて円高を引き起こす方がありそうだ」とみる。
 
三菱UFJ銀行の内田稔チーフアナリストは、米長期金利が中長期的に3%を試す展開があり得るとしつつも、その場面ではリスクオフの円買いに加え、「米債価格の下落が投資家の米債売却を促してドル安につながる」とし、日米金利差の3%超えによるドル高/円安には懐疑的な見方を示す。
僕も円安にはそれほど簡単には向かわないと予想している。
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4月の時点で三菱の内田さんは日米金利差が3%を超えても円安には向かわないと考えていたことがわかります(^_-)。
僕は我が国の財務大臣(の裏側で知恵を付けている財務省)の言う事よりも、三菱銀行の内田さんの見解に同意します。
まぁ、亀のみぞ知るですが🐢
 

2018年6月25日週のドル円概況:

週明け25日(月)にトランプ大統領が中国企業による米ハイテク企業への投資制限を計画しているとの報道を受けて、米中貿易摩擦への懸念から世界的な株安を受けてリスク回避の円買いが入りドル円は急落し、週間安値となる109.35円まで下落した。その後ナバロ国家通商会議(NTC)委員長が広範囲な投資制限の計画はないと示唆したことから円が売り戻された。その後は109円台半ばから110円台半ばの狭いレンジ推移したが、28日(木)と29日(金)にはNY株価が上昇したこともあり、ドル円は上値を切り上げて29日(金)には一時110.93円の週間高値をマークした。先週の予想に「ドル円は先週の値幅と同じレベルを想定。」と書いた通り、ドル円のレンジは前週(6月18日週の実際のドル円:109.53円~110.90円)よりやや円高方向へ振れたが、ほぼ同じレベルであった。

2018年6月25日週の予想レンジ:

108.50円~111.50円

2018年6月25日週の実際のドル円:

109.35円~110.93円

2018年7月2日週のドル円予想:

トランプ大統領は6日より中国からの自動車など戦略的に重要な輸入品に対して25%の関税を課すことを明らかにしている。一方で中国も米国製品に対して同規模の報復関税を課すことを表明しており、米中貿易摩擦激化への懸念から上値の重い展開を予想。先週と同じレンジを想定している。

2018年7月2日週のドル円予想レンジ:

108.50円~111.50円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

まぁ、当然ですよね。
『ビットコインは29日まで4営業日連続で下落。昨年12月の最高値からの下げは70%となり、ピークからの下げとしてはドット・コム・バブルがはじけた後のナスダック総合指数(78%)に迫った。2000年代初期に熱狂的な新規株式公開(IPO)を遂げた後に価値がゼロになったペッツ・ドット・コムなど多くのドット・コム企業と同じく、ビットコイン以外の数百もの仮想通貨は価値を失った。』
ねずみ講ですから(笑)
価格の値崩ビットコインに止まらないようだ。
ほんの数日前にそのことが伺えるヒントが出ていた。
『ファインダー・ドット・コムの週間調査によると、1586の仮想通貨の80%余りが25日までの1週間に値下がりした。下落率は平均で19%に達した。』
そんな中、韓国資本のLINEは仮想通貨へ参入!

『LINEは主力の無料アプリユーザーの伸び悩みを受け、電子決済、証券といった金融や通販などへ事業領域を拡大している。 アプリユーザーを中心に新サービスの利用者として取り込み、広告以外にも収益源を広げる狙いだ。仮想通貨市場では主要なビットコインなどの軟調が続いている。』

相場観無いな~(^_-)

上場しておいて今頃仮想通貨に参入とかあり得ないだろうに…

ご愁傷様です。
Ω\ζ°)チーン

こういうような症状はやはり「流行性の熱狂」ってんだろうね(笑

Bloomberg, ビットコインは「流行性の熱狂」-ノーベル経済学賞のシラー教授

『シラー教授は「これは社会的な動きだ。流行性の熱狂だ」とした上で、「投機的なバブルだが、ゼロに向かうことを意味しない」と述べた。17世紀にオランダで起きたチューリップ・バブルとの比較について問われると、「チューリップにはなお価値がある。高価なチューリップもある」と語った。』

しかし、基本的にはチューリップの価値しかない。

ちなみに今のチューリップの球根のお値段はこんな感じです。

安いのは約25.7円・・・

高いのは約310円

ならビットコインが10ドル前後でも不思議ではないな(笑)

今週も宜しくお願い申し上げます。
Shortman

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