おはようございます。
Shortmanです。
今朝はいろいろと騒がしいです。
昨日気になると書いていましたが、本日いきなりかと。
***************
気になるのはこのニュース。
Bloomberg, 米財務長官、法人税減税の開始が遅れる可能性排除せず-インタビュー
ロイター, ライアン米下院議長、法人税減税実施先送りの可能性に含み
法案がどうなるのかとりあえず本日9日に上院の案が示される予定です.。
ロイター, 米財政赤字、10年間で1.7兆ドル拡大 共和減税法案で=CBO
アメリカも財政赤字の拡大は避けられず、だんだんと日本化してきていますからね。減税策に慎重になるのもわかります。
***************
Bloomberg, 【NY外為】ドル続落、2週間ぶり安値-上院の税制案や株安受け
ロイター, ドル下落、上院共和党の税制改革法案の内容受け=NY市場
騒ぐことではない。
まだまだ序の口、宵の口、可愛いあの子はおちょぼ口。
原因は上院共和党の提出した税制改革法案の内容が判明したからだ。法人税減税の実施は2019年に先送りされる一方、医療保険制度改革法(オバマケア)に定められている個人の保険加入義務付けは廃止されないという。
Bloomberg, 米上院共和党:法人税減税を19年に先送り-税制改革案を公表
減税が遅れることだけでなく、実施そのものが危うい状況になる可能性も捨てきれない。
さらに米下院の税制改革法案は上院のそれとは違う内容になっている。
Bloomberg, 米下院の修正税制法案、レパトリ税率引き上げ盛り込む
この先はまだまだ不透明感が山積みのままだ。
もはやトランプ氏が公約に掲げていた減税案はほとんど骨抜きにされて、別のものになってしまうかも知れない。減税策を期待して株価が上昇してきたとするならば、FRBが利上げを行い、バランスシートの縮小を実施する中で、この先の株高にはかなり慎重にならざるを得ない。
骨抜き・・・
2017年3月28日の為替日報の私の記事を再掲しておこう。
ここから先は Shortman会員 限定です。
Shortman為替レポートの10日間無料購読キャンペーンはこちら