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為替週次レポート(2015年12月14日)

おはようございます。

 

Shortmanです。

 

すみません、出張中で手短に済ませます。

 

前12月6日週概況:

 

私は先週の予想を若干のドル高で、底堅い展開になると予想していましたが、予想は外れドル売りの展開になりました。先々週に決定されたECBの追加緩和、米雇用統計の結果を受けて、FRBによる年内利上げは確定だが、利上げのペースはかなり緩やかになると推測されること、またOPEC総会での減産合意が見送られた影響で、米国の利上げとECBの緩和によるドル高を過剰に織込み過ぎていた投資家は、ポジション調整を余儀なくされた格好だ。ドル円は週初に123.48まで上昇するなど底堅さを見せたが、その後は反落し、原油価格が値を落とすににつれて、NYだけでなく、世界的に株式市場が不安定化し、リスク回避の様相を呈し、ドル円は一時120.53円まで下落している。

 

ドル円

ドル円

それに伴いユーロは買い戻しが継続して、1.10台を回復した。

 

 

 

ユーロ・ドル

ユーロ・ドル

 

今週の予想:

 

119円~123円

 

今週は明日から2日間にわたり米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるので、その結果受けて市場は来年の相場の方向性を探ることになるであろう。何度もおさらいになるが、市場はFRBよる年内の利上げを既に織込済であり、市場の関心は利上げのペースに推移している。また、市場は利上げのペースはかなり緩やかになると予想しており、世界経済の先行不透明感や低迷する原油価格や株式市場を考慮すると、FOMC後のイエレン議長の発言次第では、ドル売りという流れになり得ることも十分に注意しておく必要があろう。また、利上げが織込済な状況で、かつ年末でドル資金が不足しがちな状況にもかかわらず、ドル安が進行したことには明らかに「リスク回避モード」であり、注意が必要だ。

 

ただし、長期的に見れば、米の利上げが段階的に行われていくことで、ドル買い・円売りによる円安が予測されるので、日銀による追加緩和は必要ないと思われる。こちらはユーロも同じ。

 

それと、イエレン議長は「リーマン・ショックから回復した米国の強い経済を世界にアピールして、FRBによる量的緩和策は金融政策として正しかった」と世界に示したいのかどうかわからないが、何度も言うようにISM製造業景況感指数が50を下回っている状況での利上げは、極めて不自然でリスクの高いことだと思う。正直、世界経済が低迷する状況で、アメリカだけが一人勝ちするなんてことはあり得ないので、時期尚早であろう。

 

参考(チャート):

 

ダウとドル円

ダウとドル円

米2年債利回りとドル円

米2年債利回りとドル円

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

Shortman

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