おはようございます。
事前予想通り昨日のFOMCは何もなく・・・
バーナンキ禿爺さんも、言葉遊びの問題なんだけど、QE3を完全に否定するとQE中毒な投資家達が禁断症状に落ちいて株式市場が暴落するので、あまり市場を失望させないように上手にやっているよね。
前回:
“prepared to take further action(「一段の措置を適切に講じる用意がある」)”
今回:
“provide additional accommodation(必要に応じ追加緩和を実施する)”という
より強く緩和策を匂わせてるのはそういうこと。
他人様の意見も参考にしておきましょう。
ロイター, 米FOMC、追加緩和措置打ち出さず:識者はこうみる
さて、実はFOMCよりも大注目なイベントは本日のECB理事会。
ドラギECB総裁の言葉を信じて良いのか悪いのか・・・
審判の時です(笑)
それにしても、中央銀行の総裁というお立場で”Believe me(「僕を信じてちょんまげ」)”なんて言うんだから、一世一代の大博打です。
それほど欧州の金融情勢はヤバいのでしょうね。
でも、事前にリークされているニュースは・・・
ロイター, ECB総裁、ESMと協調し南欧国債買い入れる案を発表へ=報道
情報源が南ドイツの新聞ってのが可愛いですね(笑)
そうじゃなくて!
まぁ、結局はいつも通り問題の国の債券をESMで買うという話とECBで買うというになる訳ですね。
正直なところ真新しさはゼロです。
中銀に魔法の杖なんてないんだからさ。
それと、ドラギ総裁は何を考えているのであろうかということが大事だ。
通貨ユーロを救いたいのか?
ユーロ経済圏を救いたいのか?
ユーロ圏金融市場を救いたいのか?
債券投資家を救いたいのか?
イタリアを救いたいのか?
正直わからん。
でも、何をするにしても簡単じゃないよ。
Bloomberg, ECBは責務逸脱すべきでない、政府の期待過剰-独連銀総裁
バイトマン・ドイツ連銀総裁のお言葉は重い。