おはようございます。
今年3度目の食中毒・・・今回は恐らくアメリカ産の卵。まぁ、流石に3度目で慣れもあるし、征露丸もあったで過去2回に比べればマシです(笑)。汚い話ですが、トイレに行く回数が滅茶苦茶多くなり、異臭と便の色が黄色い・・・これが食中毒の時の私の症状ですね。
誰もお前の食中毒の時のウンチの話なんて興味ない!
と言われそうですが、まぁ、確かに・・・(苦笑)
それと、お盆休みなのに読んで頂きましてありがとうございます。
エロかわいくないオジサンとして本当に感謝です。
相変わらず本文と全く関係ない話で、つかみは包茎、失礼、OKと。
さて、昨日こんなニュースが出ておりました。
Bloomberg, 日銀の長期国債保有額、銀行券残高を超える-10日時点・市場静観(2)
日銀券ルールは事実上形骸化した無意味なルールということだ。
内訳はここを見てね。
日銀券ルールに意味があるとすれば、国債を日銀が購入する行為が中央銀行が政府の財政ファイナンスを行っていると外部の人間に思われるかどうかだ。
白川総裁もそれを懸念していた・・・
ロイター, 銀行券ルール撤廃、かえって財政ファイナンスなどに悪影響=日銀総裁
そもそも日銀券のようなルールは先進国の中で日本だけが定めているだけで、世界経済の現状を見渡すともはやそんなルールに縛られている場合じゃないだろってことを主張する人々も多い。日銀券ルールなんて無意味だと主張する方々の言い分もある。でも、ルールを無くした場合のメリット・デメリットも考えなくてはいけないよね。
これは今後の課題だね。
今回の事実を見る限り、白川総裁の心配は杞憂に終わった感じを受ける。あんど、なるようになれって開き直りな感じがしないでもない。
日銀券ルールができたのは2001年3月19日の日銀金融政策決定会合である。量的緩和を行うのだが、財政ファイナンスと受け取られたくないから一定の(正直言えば、パフォーマンス的な)ルールを自主的に設けた訳だ。他にも発行1年以内の国債は除くとかね。
でも、FRBもぱんぱんにBSを膨らましているのを見て、日本銀行としても大丈夫と判断してるんだろうね。もちろん、バーナンキFRB議長も白川日銀総裁も景気回復には政府が景気対策をしないと中央銀行としては限界があると認めている。でも、日米共に財政的余裕がなく、政治家には決断力が無く・・・
まず、日銀券ルールを破って騒ぐマスコミは馬鹿だから無視して、大事なことはもう10年以上も前に量的緩和が始まっているのに、日本経済は復活せず、デフレも収まらずという現状がここにあるという事実を認識することだと思う。
ということは発想を変える必要がある。
① 量的緩和は不十分だからもっと緩和する。
② 量的緩和は効果がないから緩和策を止める。
そのためには、量的緩和の効果を判断しなくてはいけない。
これには簡単に2つ。
つまり、物価と景気の2つの指標で比べること。
勉強のできる連中はいろいろ理屈をこねて話を難しくして、効果の測定を無意味なものにしたがる傾向にあるが、シンプルに考えたらよい。日本銀行はFRBと違い雇用の最大化は存在目的ではないからだ。
① 量的緩和を行ったからデフレがこの程度で済んでいるのか、否か。
② 量的緩和をおこなったから景気の低迷がこの程度で済んでいるのか、否か。
さぁ、難しい。
これをどう判断するのかだね。
これを日銀総裁が独断で判断できるだろうか?
日銀がこれ以上国債を単独で買えるのか?
政治家がお墨付きを与えないといけない気がする。
白川総裁大丈夫、責任は俺がとる!
そう言える政治家はいないのだろうか?
白川総裁はマジで頑張っていると思うよ。
順番が逆になったけど、基本中の基本を理解しておかないとね。
まず、ゼロ金利の下での中央銀行による国債買い入れは恐らく緩和効果は無い(金利が低下しないからだよん)。そして、いくら量的緩和を実施しても、民間の金融機関が貸出機会が無いと判断すれば、貸し出しは増えず緩和にならない。
つまり貸出機会がない経済状況を変えない限り量的緩和は全くもって無意味なことなのであり、息を回復させるには政治家の大胆な行動、つまり、超大規模財政出動しかないような気がするのはエロ可愛くないオイラだけなのであろうか(苦笑)
緩和効果は無いけど、日銀が国債を購入してくれることで、政府は財政出動を実施するために、財政赤字を(ある意味で安心して)増やすことができる。まぁ、そうして大規模財政出動をしてくれるならもっと景気は(一時的だけど)上向く可能性もある。
怖いのは、「一度市中で1年ほど寝かせて日本銀行が国債を購入してくれるんだから政府として安心して国債を発行すれば良い」として政治家がガンガン国債を発行して、日銀が国債をガンガン購入したらどうなるんだろうか?
だから日銀券ルールを作っておいたんだよ。でも、時代の変化でそれを変えなくてはいけなくなった。
問題は、その時にだれの責任でそれをするのかだ。
日銀による国債の購入は、政府による国債の発行と日銀による国債の購入の間に時差はあるけど、実質的には財政ファイナンスだ。
だから三流評論家のように無責任に財政ファイナンスが悪いとかそんなことを議論している場合じゃない。
財政ファイナンスだと認識して、政治家が責任を持って決断する必要があるということ。
そもそも財政法第五条にはこう書いてある。
すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。
国会の議決と書いてある。
そう政治家の仕事なのだよ。。。
決断する政治ってのはこういうこと言うんじゃないのかね~。
円売りたいなと考えていたらこんなニュースのおかげかどうかは知りませんが、いきなり78円台後半に戻しましたね。
長期的には円売りたいな~なんですが、げっ、円買いしちゃったよ(笑)