おはようございます。
昨日はバーナンキ禿爺さんのジャクソンホールでの講演。
Monetary Policy since the Onset of the Crisis
内容的には一昨日書いた予想通り。
『個人的には、量的緩和中毒な市場を失望させないようにしつつ、大胆な策は出ない(出せない)と思っております。
逆に、この状況で何か秘策が出せるのか否かに注目しております
理由は、大統領選挙を11月に控えていることや、現状の経済指標が大きく下振れもしておらず、低金利は維持できている。顕著なデフレは認められず、どちらかと言えば商品価格の高騰が米国民の生活を苦しめそうだし、身動きは取り難い状況と思われる。しかも株価は悪くない状況だし、9月7日には8月の雇用統計の数字が分かり、その翌週にはFOMCが開催されることを考えても、何か大胆な策が示されるとは思えない。』
バーナンキ禿爺さん、QE中毒患者を裏切らないところが、素敵(爆)
そしてリスク資産の値動きも昨日書いた通り。
さぁ、QE中毒な市場(とメディア)はまたまた興奮し始めた。
Bloomberg, FRB議長:追加の債券購入を排除せず-成長と失業は深刻
ふ~ん、そうなのかね。。。オイラにはバーナンキ禿爺さんもBLUFFだと思うけど。
まぁ、好きにしてくれ。
信じれるのはチャートだけ。
ドル・インデックス
まだ少し下げる余地がある。。
ダウ
こちらは微妙だ。CCI的には買い。RSI的には中立。。。
金

金が跳ねている・・・羨ましい!
オイラの金の棒チャートは朝だけ跳ねるが、トイレにいくと急落だからな(苦笑)
・・・意味わかる?
さて、金のシグナルは売りだが・・・売れるか?
チャートを見る限り、市場は量的緩和を織り込み始めたか?
それとも、市場がBLUFFか?
量的緩和を織り込むには、次期尚早だと思うけどな。
何故なら動きが出るのは今月ではないか?
9月7日に公表される8月の米雇用統計の結果を受けて、失業率や雇用者数に相当マイナスなインパクトがあれば9月12日、13日にで開催されるFOMCで何らかの方向性が示される可能性が高いが、そうでなければ大統領選後まで動き難いと思っている。
しかし、汚臭、失礼、欧州の方で動きがでるかも知れない。
もっとも9月6日にECBの理事会が開催されるが、相変わらずBLUFFの領域を出ないと判断するものの、こんなニュースもあり、目が離せない。
Bloomberg, ECBの債券購入計画、政策会合1日前に各国中銀総裁に明示
欧州安定化メカニズム(ESM)に対するドイツ憲法裁判所の判断が下されるのが9月12日で、合憲の判決が出ればそれは市場に歓迎されるであろう。
ということで、9月12日・13日でぶっ飛びなんてこともありそうだ。
それと、これは少し前進かも知れない。
ではでは、また明日。