ご無沙汰でございます。
神戸、東京、名古屋、和歌山・・・4泊5日で駆け巡りました(笑)
投資家の皆様にいつもご紹介頂きますが、美味しいお店が全国には沢山ありますね。
日本の食事は本当に美味しいです。
さて、先週金曜日に米雇用統計が公表されました。
【経済指標】米労働省が7日に発表した8月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比9.6万人増で、市場予想の12.5万人増よりも弱い。また、失業率は8.1%となり、市場予想の8.3%よりも強い。
非農業部門雇用者数

失業率

出所: Econoday, Employment Situation
内容的には良いのと悪いのと両方だけど、ドルは売られている。
ECBによる無制限国債購入(不胎化政策が行われるので量的緩和では無い点が重要)の思惑もあり、ユーロは強い。
う~む、量的緩和をするか・・・難しい。
何故ならば雇用に対して効果が無いからだ。
むしろ、量的緩和をして商品価格の高騰を招けば、デフレは止められても消費は冷え込み、労働コストを下げるために、雇用は一段と冷え込むとオイラは思う。
でも、QE中毒な市場は違う。
Bloomberg, FRB、追加緩和の可能性高まる-雇用統計は決定的一打の見方
そしてバーナンキ禿爺さんは金融機関の回し者だ。
金融は経済を支える一つの機能に過ぎない。にもかかわらず、金融市場を通じて経済を回復させようとか、雇用を回復させようなんて傲慢過ぎる。なぜ、中央銀行家が金融市場の参加者の顔色をうかがうのか全くもって理解不能だ。
しかし、彼が市場参加者の回し者だと考えれば、答えは明白だ。
雇用が悪いという事実を利用して、金融機関や投資家に儲けさせて自分の名声を維持したいのであろう。表面的には学者のように落ち着いているが、恐ろしいほどの野心家だ。
思い出してほしい過去に行われたQEで米国の雇用が回復したかを。そして、日本を見て欲しい。
・・・全く回復していない。
失業率は、大恐慌以来最長となる3年超にわたり8%を上回っている事実が全てだ。
にもかかわらずまたやるか。
やるのことは量的緩和ではなく、大規模で大胆な財政政策だ。
同じように財政赤字が膨らむなら、雇用の増やせる大規模財政出動の方がどう考えたって理にかなっている。
でも、彼はする。
中央銀行システムも、金融政策も、金融市場も、金融機関も、もはや末期的な状態なのだろう。
全く金融もつまらなくなった。