おはようございます。
Shortmanです。
この方を応援していたので、嬉しい。
おめでとうございます!
お知らせです。
8月11日(木)~8月16日(火)まではお盆休みとして、レポートの配信は原則お休みとさせて頂きます。ただ、大きなニュースが出た場合は、不定期ながら配信させて頂きます。
週末を挟んで大きなニュースもなく、ブラジルでのオリンピックも開催されて、少しだけ平和な時間ですね。
先週8月1日週の概況:
先々週の7月最終金曜日に公表された米4-6月期(第2四半期)の実質国内総生産(GDP・季調済)成長率が、市場予想の同2.5%を大幅に下回る同1.2%であったことから、ドル円相場は下方への圧力が強かった。また、2日には総額28.1兆円の経済対策が公表されるも、張りぼて気味な経済対策で材料出尽くしとなり、円高へ向かいドル円は100.68円と先週安値をマークした。しかし、週末5日金曜日に7月の米雇用統計を控えていたことから、それ以上の円買いも続かず、市場は様子見ムードの中、ドル円相場は概ね2円幅のレンジでの取引となっていた。先週末の5日金曜日に公表された7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想よりも強く、ドル円はやや買い戻されて円安方向へ戻されたが、結局は102円台を回復できず101.80円で1週間の取引を終えた。
今週の予想レンジ:
98円~104円
今週8月8日週の予想:
今週は特段大きなイベントがない。そのような時は、素直に経常収支の黒字国(純債権国)の日本円が買われやすい国際マクロ経済的な背景があり、さらにはデフレ脱却ができないで苦しむ日本と、既に完全雇用状態にあると想定される米国の間の実質金利差は、依然として日本が高いく、円が買われ易い環境にあると言えよう。確かに、先週末の公表された7月の米雇用統計は市場予想を大幅に上回ったことで、ややドル円も買戻しが入るかも知れないが、これ以上のドル高に米国の製造業は耐えられないし、原油価格も一段と値を下げる可能性が高い。最高値を更新した株価や回復を見せる不動産価格を暴落させてしまう可能性が高い利上げを行うことは、非常に難しい状況に陥ってしまっているというのが現状であろう。したがって、ドルが買い戻されることがあれば、再び売り向かうのが妥当な戦略ということになります。
経済指標:
米労働省が先週金曜日に公表した7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比25.5万増となり、市場予想の同18万人増を上回り、予想よりも強かった。また、5月は同2.4万人増、6月は同29.2万人増とに過去二ヶ月分が上方に修正された。同時に公表された7月の失業率は4.9となり、市場予想の4.8%よりも弱かった。
出所:Calculated Risk, July Employment Report: 255,000 Jobs, 4.9% Unemployment Rate
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米2年債価格
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VIX
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VIX:VXV
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
8月の予想レンジを出してみました。大きく動くことは無いと書きながら、95円~105円と10円幅ではないかと反省。98円~104円とかで問題ないのだけど、欧州で何か起こるかも知れないし、少し円高にも幅を持たせています。経済的なイベントで大きく乱高下しそうなものはないので、のんびりとトレードができそう。上がれば売れば良いだけの簡単な相場が続いておりますので、稼げる時に稼ぎましょう!
8月の予想レンジ:
95円~105円
基本的には大きく動くことはなさそう。私は米国経済について、株価や不動産が堅調で、労働市場は既に完全雇用状態だが、米国の製造業がそれほど調子が良くなく、米国経済全体は皆が思っているほど良くないと想定されます。そうなると、日本の経常収支の黒字を背景とした円高傾向は変わらない。さらには日米の実質金利差を調べると、日本の実質金利が高いことからこちらも円高要因と想定されます。基本的には円高」方向へのバイアスを強めにしておけば良いであろう。一方で、円安要因はヘリコプター・マネーのみと。
8月はお盆のタイミングで一時的に円高方向へ運ばれるケースに気を付けましょう。
Good Duck!
Shortman