おはようございます。
Shortmanです。
ここのところ英国のEU離脱による影響を懸念したポンド売りが継続していますね。
ビヨーン!
以前に書きましたね。
北海油田以外に諜報活動と植民地支配しか産業がない英国。
しかし、ポンドがどんどん安くなれば、大英帝国の復活もあり得るかも知れませんね(^_-)
英国がEUを離脱することでどのような影響が出るのか、私には正直予測もできませんが、ここまでポンドが売られるからには、英国にとってはポンド売りにつながる影響が出るのでしょうね。こんだけポンドが基本的にはドル円も円高に向かいそうなんだけど、こういうのにも順番があって、最初は「ポンド売り・ドル買い」の影響が強くドル円相場に反映されてしまいます。つまり、リスク回避の円買いになってしかるべきなんだけど、市場の関心はポンドとドルにあって、「ポンドに対するドル買い」のパワーが上回ってしまう訳です。その結果、リスク回避の円買いが入りそうなんだけど、入らずに円安に向かってしまう訳です。
しかし、こんな状況が続くと、やっぱりドル買いに続いて、円買いも増えてきて、それが勢いを増して、「ポンド売り・ドル買い」のドル高パワーを、「ドル売り・円買い」の円買いパワーが上回り、ドル円相場で見ると、円高になってしまうでしょうね。
先週10月3日週の概況:
7日の金曜日に9月の米雇用統計を控えて、先週は「ドル円はやや円安バイアスですが、動意は少ないかなと。」と予想しました。実際、ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数等の好調な経済指標に支えられ、先週末7日の米雇用統計への期待が高まり(その結果のとしての利上げ期待が高まったことから)、一時104.16円まで円安が新コス日田。101.18円から104.18円前後と値幅で見れば3.0円程度のレンジでしたが、感覚としては、大きく円安に運ばれた感じが強い。その理由は、利上げ見送り以降、円高が進行すると思われたが、100円割れを達成できずに、先々週9月26日のドル円の終値100.32円から、10月6日の終値103.93円まで、終値ベースで8連騰したことが大きい思われる。
※確証はないですが、先週はポンドが下げを継続している期間でもあり、ドル円はポンドドルの相場の影響から3円ほどドル円は上昇したように見えます。好調な経済指標に、雇用統計への期待の高まりもあったと思いますが、先週のマーケットの主たるテーマが、ポンド売り・ドル買いとなり、そのドル買いの影響が、ドル円相場に影響を及ぼしたかなと考えられます。実際に、ポンド・ドル(ローソク足)とドル円(実践)のチャート見ると、ポンドドルとドル円の乖離幅が大きいことが確認できます・
今週の予想レンジ:
101.00円~105.00円
今週10月10日週の予想:
先週末のドイツ銀行をめぐる和解金減額の報道で、リスク選好ムードは維持されるので、基本は円安。
先週末のセミナーで話したのですが、今月は大きなイベントがありません。もちろん今週も。先週末に公表された9月の米雇用統計は市場予想を下回ったが、正直なところ12月の利上げ期待を後退させるほど弱くはない。とはいえ、円安を大きく進めるものでもない。せいぜい、マスコミが作為的に垂れ流すニュースに翻弄される1週間になるのかなと。また、トランプが何年も前の実業家時代に発言した内容で、女性蔑視だとして失言扱いされているが、この件で支持率が大きく低下すれば、クリントン優勢で円安バイアスはより高まる可能性が強い。底堅い展開も、上値も重い。
参考:
ロイター, コラム:米国で感じた「トランプ大統領」の確率=佐々木融氏
※個人的な意見だけど、世の中の経営者なんて自信満々で、金さえあれば好きなものは女でもなんでも手に入ると勘違いする。トランプが10年以上も前に話した「男の子だなと思わせるような会話は、男性がランチタイムにでも普段しているようなレベルの内容で、日常茶飯事だ。男ならよくみんな話しているような会話を、意図的かどうかは別にして、録音しておいたものを保管しておいて、今頃になって世に出すとかいうような行為は、卑怯者の屑野郎のやることだ。人間なんて失言ばかりで普通だ。そういうところも含めて政治家らしくないトランプ氏の人間味に対して、みんなが知っている政治家の枠というか型を壊してくれそうな期待をアメリカ人の田舎者達は感じていたのではないのかと思う。
定点観測:
ダウとドル円
.jpg)
ドル円と米2年債利回り
.jpg)
ドル・インデックスと米2年債価格
.jpg)
VIX
.jpg)
VIX:VXV
.jpg)
金価格
.jpg)
原油価格
今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Good Duck!
Shortman