おはようございます。
Shortmanです。
『先週も退屈なドル円でしたが、恐らく今週も退屈なドル円になるでしょう。
特記事項何もないです。
ドル高の要因は円安によるものではなく、ポンドの売りとユーロの売り。
先週の週報や日報でも書いた通り。
でもそろそろ・・・』
103.72円~105.53円と2円にも満たないレンジでしたので、確かに退屈な1週間でした。
しかし、予想レンジ「102円~104円」は間違ってしまいました。
申し訳ありません。
しかも、ぎっくり腰でレポートをお休みした木曜日に105円台に入り、ビビりモード全開になった毒者の方々も多かったのではないかなと思います。
実は私もその一人ですが・・・(違う意味でビビっておりました)
さて、金曜日の私のレポートには大事なヒントが隠されていました。
ドル円のチャートのところです。
『※ドル円は売りシグナルMAXです。米GDP(速報値)の公表を控えてリスク満載ですが、ここは面白いかも知れません。』
VIXのとことにはこうも書きました。
『※ダウの価格はそれほど動いていないように感じるけど、ボラティリティは明らかに増しています。価格の急変に注意が必要です。』
そして、最後にこう書きました。
『12月の利上げ確立は78.5%まで上昇しており、市場は既に利上げを織り込み済と考えることがきでる。
なので、利上げ期待でドル買いではなくて、利回り差に伴うドル買い。その主たる要因は欧州側かなと。
利上げが行われるかどうかは、今日公表される7-9月期の米GDP(速報値)次第です。
市場予想は前年同期比2.6%上昇です(ちなみ米国のゴールドマン・サックスの予想は同2.9%上昇)。
参考までにアトランタ連銀の今年度のGDP予想では、2.1%となっております。今週初めの週報の段階では「2.0%」の予想でしたが、昨日の時点で「2.1%」に上昇しております。
Federal Reserve Bank of ATLANTA, GDP Now.
“Latest forecast: 2.1 percent — October 27, 2016
The GDPNow model forecast for real GDP growth (seasonally adjusted annual rate) in the third quarter of 2016 is 2.1 percent on October 27, up from 2.0 percent on October 19. The forecast of the contribution of net exports to third-quarter real GDP growth increased from -0.15 percentage points to 0.07 percentage points after yesterday’s Advance Economic Indicators release from the U.S. Census Bureau. This was partly offset by a decline in the forecast of the contribution of inventory investment to third-quarter real GDP growth from 0.23 percentage points to 0.03 percentage points after the Census Bureau’s Advance Economic Indicators release and its advance durable manufacturing report this morning.”
でも、勘ピュータによればドル円は売りシグナルMAXへ突入しております。
喜んで売らせて頂きました!!!
まぁ、明日GDP速報値が公表されるのでリスク満載ですが、ここはリスク無くしてリターン無しかなと。
利上げしても円高モードに変更はないので。』
わかりますか?
ここ1ヶ月ほど売りた気持ちに耐えていた毒者様から早速メッセージが・・・
『おはようございます。
日報で拝見しましたが腰痛の具合はいかがですか?
僕も仕事柄腰痛に苛まれているので、同様の痛みを持つ者として先生が心配になります。
先生の日報で下仁田ネギが書けないほど痛みがあるのかと思うと心配で夜も眠れませんので(昼寝します)、この週末で少しでも良くなるよう祈っております。
来週末のセミナーで元気なお姿でお会い出来るのを心に願っておりますm(_ _)m
追伸
先生の真似をして105円でポジション追加しました!。』
ありがとうございます。
しかし、この毒者様のメインのメッセージは、「追伸」にあると思います(^_-)
105円で売りを追加なんて素晴らしいリスク・テイカーだなと思いますが、結果は高値から1円以上円高へ落ちて行ったので、ホッと一安心です。
それにしても本当に良いタイミングでいろんなニュースが出るものですね。
今回はクリキントン女史のスキャンダル。
このレポートを一般向けに開放した際に、政治ネタは書かないと決めているのですが、大統領選の結果次第で相場が大きく変わりそうなので、少しだけ触れておこうかなと。
英国のEU離脱も想定していた通りだし、今年のFOMCや日銀の金融政策決定会合の予測もほぼ完璧に予想してきた通りになっているShrotmanですが、米大統領選はどうでしょうか?
極論で言えば、全てはトランプ氏で回っている。
トランプ氏が好きか嫌いか。
嫌いだと自動的に選択肢の余地がなくクリキントン女史になる。
・男は本当はトランプが好きで、BBAな女性はトランプが嫌い(相手にされない年齢だからか・・・)。
・白人はトランプが好き、黒人はトランプ氏が嫌い。
・頭の悪い奴はトランプ氏が好き、頭の良い奴はトランプ氏が嫌い。
こんなことを書いていくと、やっぱり主役はトランプ氏だなと思ってしまいます。
そんな主役なトランプ氏を嫌いなBBAとか黒人な人々は、仕方なくクリキントン女史を応援するけど、やはり「仕方なく」応援しているような女性候補なので、選挙戦終盤で選挙結果を左右しかねない問題が生じたようですね。
トランプ氏を直接知らないから余計なことは書きたくないけど、知る限りでは不動産事業家で、若くして成功したり、破産したりしながらも会社を大きくしている方ですよね。そして、世の企業家の多くは酒も女も好きで、彼もみなと同じように女好きな経営者なのでしょう。それがあるから世の男性経営者は頑張っているとまで言いませんが、少なからず経営者の皆様の動機付けになっているのは事実だと思います。
そんなお馬鹿でモテると思い込んでいる自信満々なトランプ氏が、若い頃に馬鹿な自慢話をしても何にも問題ないですよ。
全然問題なし。
問題にするのは女性としても魅力に景の出ているクリキントン女史のようなBBAな方々ではないかと。
そもそもクリキントン女史の旦那はですよ、大統領の執務室でモニカルインスキーとチョメチョメしていたんですからね。当時の現役の大統領がですよ!
そんな夫がしたことを棚に上げて、実業家であるトランプ氏の女性問題を攻撃してらダメでしょう。
てな感じで、ゴシップ誌的な感覚でしか大統領選を見ていませんでしたが、この週末のニュースは「オクトーバー・サプライズ」でしたね。
ウィキリークスがクリントン関係の機密情報を配信し続けているので、大統領選挙までに何かあるかなと期待していましたが、まさかFBIからクリキントン女史に不利になる情報が出てくるとは。
ロイター, クリントン氏のメール再捜査、FBIが令状取得=NBC
これは痛い。
国家の機密情報の漏洩と、「おっぱい触られた」とか「パンツに手を入れられた」とか、お馬鹿な実業家の女性問題とはレベルが違いますからね。
これで11月8日に行われる米大統領選挙の動向は完全にわからなくなりました。
金融関係やメディアはトランプ氏が嫌いだからネガティブな報道しかしませんが、本当はかなり拮抗しているのかなと思います。
ロイターと米インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)と米テクノメトリカ・マーケット・インテリジェンス(TIPP)の結果の相違を確認してみてください。

出所:ロイター, 大統領選の行方が左右、FOMCなどにも注目=今週の米株式市場
そんなに差がついているのか?

出所:IBD, Clinton Vs. Trump: IBD/TIPP Presidential Election Tracking Poll
実はそうでもない。
恐らく11月8日の大統領選挙までには捜査は終了しない。
トランプ氏が主役な大統領選挙も終盤戦。
ちなみに私はトランプ勝利を予想している一人です。
さぁ、どうなることやら。
先週10月24日週の概況:
先週は週初に103.72円と安値をマークした後は、対欧州通貨でのドル買いの流れと、7月-9月期のべGDPへの期待からドル円はじりじりと上値を伸ばす展開で、27日(木)に一時105.34円前後まで上昇。翌28日(金)に7-9月期米GDP(速報値)が公表されると、前期比年率2.9%上昇となり、市場予想を上回り、ドル円は7月29日以来となる105.53円まで買われた。その後は、米連邦捜査局(FBI)が民主党大統領候補ヒラリー・クリントン氏の私用メールに関する調査を再開したとの報道を受けて、急速に売りが膨らみ、104.46円まで急落している。
今週の予想レンジ:
102.50円~105.50円
今週10月31日週の予想:
先週末のFBIがヒラリー氏のメール問題で捜査を再開したことを受けて、不透明感が高まっています。また、翌週の11月8日に米大統領選挙を控えたポジション調整も進むと予想され、上値の重い展開になると想定しています。また、4日(金)に10月の米雇用統計の公表がありますが、予想より良くても市場は既に利上げを織り込み済なので、結果が大きく悪化しない限り相場の波乱要因にはならないと思われます。
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米2年債価格
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VIX
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VIX:VXV
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金価格
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原油価格
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今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Good Duck!
Shortman