おはようございます。
Shortmanです。
7月15日のレポートから。
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そして、田舎者と言えば、偉大なるアメリカだ。
前から何度も書いているが、多くのアメリカ人は田舎者だ。
ロイター, クリントン・トランプ両氏の支持率が拮抗、米大統領選=調査
『米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)/CBSニューズが実施した米大統領選に向けた最新の調査によると、民主党の候補指名を確実にしたヒラリー・クリントン氏と対抗馬の共和党ドナルド・トランプ氏の支持率が40%で拮抗している。』
昨日、トランプ氏の副大統領候補が公表されるはずであったが、フランスでの事件があった為に、延期されている。
先日も書いたが、副大統領に誰を配置するかで、クリキントンに勝つか負けるかが決まるような気がする。
アメリカに田舎者が多ければ多いほど、トランプ氏への期待が高まると思っているので、非常に面白い。
頑張れトランプ!混沌とした世界へ導けるのは君しかいない!
EDなアメリカす再び強くする!ってか。********************
8月29日のレポートから。
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個人的にはFRBの金融政策よりも注目している大統領選挙。アメリカ人の多くは田舎者だと思うので、個人的にはトランプが勝利すると思っているのだが、今のところクリキントン婆がリードしている。
ロイター, クリントン氏のリード縮小、トランプ氏に5ポイント差=最新調査
しかし、このウィキリークス・ネタはクリキントン婆には致命傷になってしまう気がする・・・いや、致命傷になってくれ!!!
ロイター, ウィキリークス、クリントン氏選挙活動絡みの「重大」情報公開へ
どんな情報が出てくるのか楽しみだ!!!
ついでに言うと、こんなことも先読みしてFRBの政策には影響ているのかも知れない。
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そして、選挙前日の11月8日の追加レポート。
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統計データが不足しているので、この2つのサイトの情報だけで分析するのは正確さを欠くことは理解した上で、軽く分析しておきます。
メディアも、マーケットもクリキントン女史が優勢。
しかし、マーケットは勝利を確信できないでいる。
それは、米大統領選挙の結果を左右するのはまだクリキントン女史とトランプ氏の票が拮抗している州があるから。
Financial Timesのデータによれば、投票日前日(日本時間14時現在)、クリキントン女史は203票、トランプ氏が164票、定まらない票が171となっている。
出所: FT, Trump vs Clinton: who is leading in the US election polls?
一見するとクリキントン女史が優勢のように思える。
でも、両者はなかなか拮抗している。
もちろFTのデータだけで判断することはできないのだが、日本時間8日の午後14時半前後で、このまだ定まらない票数でも、ノースカロライナ州の15票は互角なので除外すると、トランプ氏(87票)とクリキントン女史(69票)の票数の差はトランプ氏がやや優勢の展開で、総数で見るとわずかにクリキントン女史がリードしているに過ぎない。ノースカロライナ州の15票がトランプ氏に流れ、クリキントン女史が僅差でリードしているニューハンプシャー州の4票がトランプ氏に流れると、トランプ氏が大統領に就任なんていう奇跡が起こるかも知れない。
ここに、IBD・TIPPのデータがあります。もちろんですが、このデータが完璧に選挙民を表しているとは思っていませんが、他にデータがないので、こちらのデータで分析をしてみます。
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出所: IBD/TIPP, Clinton Vs. Trump: IBD/TIPP Presidential Election Tracking Poll
トランプ氏は中東部・南部に支持者が多く、クリキントン女史は北東部・西部に多い。40代半ばまでの支持層はクリキントン女史、45歳~65歳まではトランプ氏、その上はほぼ拮抗。男性はトランプ氏、女子はクリキントン女史がやや優勢。白人はトランプ氏、黒人はクリキントン女史。年収が50万ドルまではクリキントン女史。50万以上はトランプ氏。高卒・短大程度まではトランプ氏、大卒・院卒はクリキントン女史。保守は圧倒的にトランプ氏、中道・リベラルはクリキントン女史。投資家はトランプ氏、投資家でない人はクリキントン女史。都市部はクリキントン女史。郊外・田舎はトランプ氏。子持ちはトランプ氏だが、子供のいない人は拮抗。白人は男女共にトランプ氏。黒人とヒスパニックは圧倒的にクリキントン女史。単身女性はクリキントン女史だが、既婚女性はトランプ氏。勤労者世帯から中流、上流世帯はトランプ氏。貧困層にクリキントン女史。プロテスタントはトランプ氏だが、カソリックはややクリキントン女史が優勢。労組に加わっている家計はクリキントン女史。労組に加わっていない世帯はトランプ氏。
という具合に、圧倒的に白人世帯や白人労働者階級、白人女性、富裕層の票を、トランプ氏が取り込んでいることが伺える。一方で、クリキントン女史は、都市部に暮らし、インテリぶっている層、独身女性や黒人やヒスパニック、貧困層の票を押さえているようです。
選挙は蓋を開けるまでわかりませんので、メディアの情報に踊らされて、痛い目に遭わないように注意してくださいね。
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トランプの勝利を信じ、最後も毒者の皆様へメッセージをわざわざ追加レポートで教えました。
それでも皆さんはクリキントン女史が勝利すると思っていたでしょう。
大手メディアと大企業のサラリーマン無責任アナリストの言うこと信じて。
だからいつも相場で負けるんですよ。
自分で考えることをしない日本の家畜システムに飼い慣らされ、垂れ流される情報の取捨選択が自分で判断できない。
愚かな・・・。
暗記至上主義の日本の学歴システム。資格試験も全てが暗記。思考能力は後回し。
洗脳システムです
自分の答えが間違えていても良いので、情報を疑い、常に自分の考えを持つように日ごろから鍛えておかないといけません。
それにしても、本当にトランプ陣営の白人(田舎者)マーケティングは最高でした。
最初からそれがカギだったんですよ。
白人優越主義。
人類は皆兄弟は嘘。
人類はいつの時代も皆差別。
私のお爺ちゃん達の世代は白人を見れば、「鬼畜米英」でしたからね。
日本人も差別好きなんですよ。
70歳の白人のお爺さん。
白人の良い時代を知り、白人が有色人種に押されていく時代を見ながら、行き場のない憤りを感じていたのしょう。
今は耳障りの良い言葉を並べていますが、心根は真逆かも知れません。
勝利演説の壇上に黒人が何人いましたか?
それが全てを物語っていますよ。
ちなみに白人の有権者数は70%だそうです。
頭脳明晰です。
まぁ、そこを利用した選挙戦はお見事でした。
さて、今週は小言から・・・
先週末のセミナーはだいぶ参加者が少なかったですね。
まぁ、内容が毎月のおさらいなので、あまり参加を続けても意味がないかも知れません。
アセットを飛ばしたという悲しいメッセージもいくつか来ました。
トランプ大統領の当選が決まった後のドル円の乱高下は、レバレッジの高い方々にはちょいと耐えきれない相場になったかも知れません。
私は過去に何度も警告して来ましたが、為替取引はギャンブルではなく、運用です。ギャンブルにするのも、運用にするのも、本人次第ですと。
手っ取り早く儲けようとレバレッジを高くしてポジションを持つのは危険ですと。
仮に相場が予想通りになれば、めでたく大儲けとなりますが、逆に予想が外れると大損ということになるからです。
人の欲は際限がありません。
多くの失敗を経験し、多くの失敗例を見てきたからこそのアドバイスでしたが、届かなかったかなと思うと、残念です。
セミナーに来ていた優等生君。
あれほど注意していたのに、ちょいと大きいポジションを構えていました。「105円で売らせて頂きました」とコメントをもらっていたので、101円台前半に落ちたところで利益を確定したかなと思って聞いていたら、「損切りました」との答え。理由を聞くと大きなポジションを構えていたことがわかりました。
他人様の資産形成に余計な口を挟む気はさらさらないですが、私が目を見て「ご利用は計画的に!」の街金風に「レバレッジは計画的に!」と直接指導したにもかかわらず、大きなポジションを持っていました。
彼は「ミスで・・・」と言っていましたが、ミスならミスした時点でミスした分のポジションを、損を出しても解消しておくべきだし、ミスなら余計にそうすべきでした。
だから私からしたら、ミスと言いながらそのポジションを残していたという彼の説明は、言い訳にしか聞こえません。優等生君の心の中に「もしかしたら儲かるかも・・・」という、せこい邪心が生じていたからだと思います。
やはり、人の欲望には際限がございません。
それ故に己を見失うことになってしまい、結果としてアセットを減らしてしまう。
学習してください。
過去何度となく書いてきました。
相場は忍耐、己の邪心との戦いだと。
私のレポートはあくまでも長期的な視点に立って、相場の予想をすること。
リーチ一発ツモ!裏ドラ!なんて都合の良いことは長くは続きません。
そのパフォーマンスはきちんとしたトレードのおかげですか?それともレバレッジのおかげですか?
己のレバレッジの高さで損を出し、しかも私のレポートをあり得ないほど格安価格で読んでおきながら(週報なんかは無料だし)、私の予想のせいにされても甚だ迷惑です。
レバレッジの高い方は、いくらでもネット商材屋が販売しているテクニカル教材や自動売買ソフトを購入すれば良い。
私のレポートを短期の相場に役立てようとするのは本当に危険だと思います。
さて、出席者が少ない時のセミナーには、特別に面白い話をするというのが、人気講師の基本です。
会員の方は動画を見て頂き、短期的な相場の戻りの予想と長期的な視点での予想とその注意点を説明しておりますので、そちらを参照してください。
それにしても、トランプって、カタカナで書くと問題ないんだけど、英語だとミスタイプして、Trumpと英語で打ち込もうとしたら、勝手にTriumphって自動打になってしまって、スペルとか確認しないから、アメリカ人の友人に「そりゃ女の下着の会社だ!」と笑われてしまいましたよ~。僕は女性の下着はVictoria’s Secretしか見慣れていないから、Triumph(トリンプ)なんてメーカー知らなかったです ^^;
なんちゃて。
相場をする上で大事なことです。
為政者の耳障りの良い言葉には騙されず、祭囃子が聞こえる内は騙されたふりして踊り続ける(今のNY市場です)。
市場が落ち着いてからでもマーケットは逃げません。小休止して、そこから再度ポジションを構築しましょう!
利食い長州力。見切り千両。
今回は決済し損ねて、損を抱えてしまった方々が、大勢いました。実は私も機上の人で、危うくそうなるとことでした。
急な展開に対応できない時は、あまり欲張らずに利食いや損切のオーダーを出しておきましょう。
私も今回は利益確定の指値に救われましたので。
先週11月7日週の概況:
個人的にはトランプ勝利を予想して、円高へのバイアスを高めておりました。正しかったと言えば、正しかったけれど、予想外の展開にもなってしまいました。6日にFBIがクリキントン女史のメール問題について、「訴追を求めない」と公表。週明け7日早朝からクリキントン女史優勢との報道を受けて、ドル買いの動きが加速した。ドル円は104.63円まで上昇。大統領選当日の8日は、アジア時間は様子見ムードだったが、欧州時間に入ると再びドル買いへ。105.20円まで上昇した。開票が米国東部から始まり、東京時間午前中にフロリダ州でトランプ氏の優勢が伝えられると、相場は一気にドル売りに。東京時間の午後2時前後に101.19円まで下落した。しかし、トランプ氏の当選確実が報じられ始めると、イベント終了の材料出尽くしで、ヘッジ・ポジション解消やドルの買戻しが始まる。その後、上院・下院の両院で共和党が優勢になる中、トランプ氏の融和的な勝利演説で、ドル円は105.89円まで上昇した。その後は利食いの売りやアジア諸国の介入なども入り、一時的に105円割れとなったが、トランプ氏の勝利演説の中で大規模財政政策が打ち出されていることもあり、ドル買いの流れが継続して、106.95円と107円目前までドル円も上昇した。予想はトランプ勝利を想定して、98.50円~105.50円としていたが、101.20円まで円高が進行したが、その後は予想外に反発して、予想上限の105.50円を超えてしまった。
※個人的なことだが、9日は朝のフライトで香港からの戻りの飛行機の中におり、大統領選の結果を確認するべく機内wifiが使える飛行機を選んでいたのだが、利用者が多かったせいもあり、ネット環境が最悪で、アクセスもままならない状況でした。辛うじて101.50円に指したオーダーで利食えたものの、こうしたイベント日の移動は避けるべきだと実感しました。
今週のレンジ:
104.00円~108.50円
今週11月14日の予想:
トランプ氏の勝利演説を受けてドル買いの流れが継続する可能性はあるものの、感謝祭までのご祝儀相場かなと思います。12月のFOMCでの利上げもほぼ行われるかなと思います。11月17日に上院・下院の合同経済委員会でイエレンFRB議長が証言を行いますが、その場で利上げの宣言をする可能性が高く、感謝祭かそこらあたりがもしかしたらピークになるかも知れないと個人的には思っております。
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米2年債価格
※ダウとドル円を見る限り売りシグナルがMAXなのだが、唯一ドル・インデックスは売りシグナルがまだ出ていません。市場には強弱があるので、ドル円でシグナルの売りがMAXでも、その時その時の相場の風の流れが読めないと、ポジションの構築ミスになるので、気を付けましょう。
VIX
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
この先のドル円相場について、セミナーでも悩んでいると話しましたが、ちょいと頭の中と市場の動きがまだ整合性が取れていません。
トランプ氏が勝利演説なの中で、大規模な財政出動の可能性を示唆しております。もちろん景気対策には大規模財政出動しかないと言い続けてきた私としては、それはそれで正しいと思っています。株高となり、米国債が売られ、利回りが上昇しています。それ故に、ドルが買われているとの説明が多いのですが、債券が売られている理由は、米国がこれ以上借金を膨らますことへの警戒感から、債券売りが出ているとしたら、それってドルを買う理由にならないのではないかと。むしろそれは財政問題が浮き彫りになるので、ドル売り要因ではないかなと感じているのです。
トランプ氏に否定的であったハイテク株売り、トランプ銘柄のインフラ関係の買い、民主党時代に煮え湯を飲まされてきた金融・ヘルスケア関連株が買い戻されるのも理解できますが、株式市場が債券の売りを吸収できるほどの市場規模でもなかろうと。仮に債券の売りの金額を全て吸収するならば、株式市場は完全にバブルだと。確かにNYの株価指数は大きく反発して、史上最高値を更新しました。しかし、ドル高は製造業への大きな打撃になることは間違いなく、既に年齢的には40歳を超え、ハイテク産業で働く頭脳も、柔軟さも無く、辛うじて製造業で働く人生崖っぷちな白人(中年)労働者には、決して良いニュースではありません。それを考えると、この先製造業の業績は悪化が見込まれるでしょう。そうなった時に、トランプ氏が勝利演説で示したような態度でいられるかどうかは甚だ疑問で、貿易不均衡国へ何らかの制裁を課し、保護主義を前面に出すリスクも拭いきれません。
ということで、個人的にはドル円はそろそろ良いとこまで戻っていると思っており(具体的なレンジは会員向けのビデオを見てください)、8日に書いたように「米国はドル高を米国は望んでいないと思うので、株価も含めてそんなご祝儀相場も感謝祭くらいまでかなと想定しております。」との見方は変えておりません。
ただ一つ、今回の予想には悩みがあります。その悩みは、ドル・インデックスとドル円のこのグラフが示しております。
詳しくは会員向けのビデオの中で説明しておりますので、ビデオをご参照ください。
参考までに相反する意見を比較してください。
ロイター, コラム:トランプ円安は短命、英ショックの教訓=佐々木融氏
ロイター, コラム:トランプ円安はサプライズではない=村上尚己氏
尊敬する佐々木さんと知らないおじさん村上さん。どちらが正しいのか?
今週もどうぞ宜しくお願いします。
Good Duck!
Shortman