おはようございます。
Shortmanです。
配信が遅くなり申し訳ございません。金曜日は和歌山、西宮、土曜日は神戸に芦屋、昨日は大阪と名古屋と立て続けにミーティングで、あちらこちらと飛んで回っておりまして、昨夜遅くに東京への戻りのために、いろいろと朝からバタバタしてしまいました。
金曜日に投資家の方とこんなやりとりをしておりました。
※アヒルマークは投資家の方で、緑色のコメントは私です。
危険な香り・・・007のジェームス・ボンドではありません。
感謝祭で休場の中、週末・月末なのに、NYが為替を除くと休場の時に騙し揚げなんでないのかな~?と思っていました。
結果はラッキー池田ですが、大事なことは仮説を立てて、検証して、何が違ったのかを分析し直すこと。この方は非常に研究熱心で、国際情勢も見ながらいつも分析され続けております。私も非常に刺激を受けております。
このやり取り日は飛行機に乗る前でして、乗って下りた後の私のコメントは17:58「和歌山に到着。」、17:59「為替見てニッコリ(笑顔)」。
その後、円高へ向かい、NY時間に再び113円台で金曜日は終了しましたが、夜中にNYを見ながら高値へは届かずで、「やはり感謝祭までだったな」と思いました。
相場は感謝祭まで・・・
何度も書いておきましたが、これだけ勢いが強いと、私の心も折れそうになります。
しかし、書き続けました。
早く売り込みたい自分へ言い聞かせるように。
11月8日
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正直、事前の世論調査通りになるのか、はたまた英国のEU離脱の時のように予想を覆すのか、蓋を開けるまでは正直全くわかりませんが、仮にクリキントン女史が勝てば、ドルが買い戻される可能性があります。でも、為替的には材料出尽くしなんてこともあるかも知れませんので、ご注意ください。米国はドル高を米国は望んでいないと思うので、株価も含めてそんなご祝儀相場も感謝祭くらいまでかなと想定しております。あっ、万が一にも、トランプ氏が勝利すると、短期的にズドンと金融市場が落ち込む可能性があります。そんな時は小さくガッツポーズしましょう。
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11月14日
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トランプ氏の勝利演説を受けてドル買いの流れが継続する可能性はあるものの、感謝祭までのご祝儀相場かなと思います。12月のFOMCでの利上げもほぼ行われるかなと思います。11月17日に上院・下院の合同経済委員会でイエレンFRB議長が証言を行いますが、その場で利上げの宣言をする可能性が高く、感謝祭かそこらあたりがもしかしたらピークになるかも知れないと個人的には思っております。
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11月16日
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今週17日(木)はイエレンFRB議長が議会の経済委員会で証言を行うのだが、市場はここで「利上げ」を宣言すると予想している。そして、その翌日18日金曜日はNYのSQ日だ。ここでマーケットのトレンドが変わると個人的には予想しているが、果たしてどうであろうか。勘ピュータのシグナルが「西京漬けの瓜だ!瓜だ!」と今日も騒いでいる。そろそろ試しに「瓜でも仕込んでみるかな」と思う(日足・週足で3つのインデックスとテクニカルでのサインが全部「瓜」な状態になっています)。まぁ、こんなトランプなご時世だから、逆風にさらされるリスクは十分に高いのだけど、「リスク無くして、リターン無し」かなと思います。本仕込は今週金曜日のSQまでか、来週の感謝祭までかなと。
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11月22日
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昨日も少し記しましたが、さすがに2週間で10%の上げは勢いが強すぎなので、そろそろ一段落欲しいところです。しかし、感謝祭までは強いと記していたように、今週一週間は底堅い可能性がありますし、来週はOPECの総会があるので、無理な攻めは控えましょう。
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理論的な根拠はないですが(なので、一種のアノマリーです)、アメリカの方々には感謝祭は特別な日なのでしょうね。
そして、そして、トランプの勝利演説を聞いて、祭囃子が聞こえる内は踊らないといけないと書いてきましたが、そろそろ終わりかなと感じたのは、本当に先週でした。ドル換算で日経平均を見て、今年のドル円相場の上昇率を見て、もはや限界値に近いかなと感じておりました。
11月21日
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両建ては外すタイミングが難しいですが、山谷を見極めることができれば、問題ないと思います。最後に少し記載しますが、個人的には112~113円前後で年内転換なのでは?と思ってみたりしている所ジョージです(^_-)。
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同じく11月21日
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11月の今週はトランプ氏のハネムーン相場も一服を予想。わずか10日前後で111円を伺う展開となり、一旦は調整が予想される。ただし、来月のFOMCでの利上げを市場は見込んでいるので、底堅い展開となることも想定される。来週30日にOPECの開催を控えて、原油の減産に関する報道で一喜一憂する展開も見込まれ、11月の今週はトランプ氏のハネムーン相場も一服を予想。わずか10日前後で111円を伺う展開となり、一旦は調整が予想される。ただし、来月のFOMCでの利上げを市場は見込んでいるので、底堅い展開となることも想定される。来週30日にOPECの開催を控えて、原油の減産に関する報道で一喜一憂する展開も見込まれ、110円を挟んで前後2円程度のレンジを予想しています。
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11月21日
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今後について、まだ整理はできていないけど、基本的な円高へのトレンドは変えないでおこうかなと思い始めております。何となくですが、自分なりの結論は出てきました。
112~113円程度の円安は想定しておきますが、その周辺であれば売りを素直に入れたいと思います。先週は108.50円かなとも思いましたが、ちょいとリバウンドの計算が甘かったと反省しております。
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先週の週報で勝負に書きました。
勝負です。
外れたら毒者様の信頼を失う・・・
11月24日
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ドル円は113円前後で止まって、そこで市場は様子を見ると私は考えていますが、ダウ理論的には、上昇トレンド入りしたことになるということですね。
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月曜日に爆弾を落とす準備を進め、木曜日は待ちましたが、先述の通り金曜日の104円手前は勝負場となりました。
しかし、事後的に見れば「なるほどね」と思う事でも、相場の中にいる時は冷静に判断できません。私は信念の投資家なので、引き付けて引き付けて、今回は小人Shortmanに変態、失礼、変身できましたが、正直、今回は股間が縮み上がっておりました^^;
11月24日にはこうも書きました。
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トレンドの明確な理由は正直よくわからないままでして、個人的な経験則では、理由がよくわからない時ほど、相場は上がります。
そして、よくわからない時は何もしないのが一番です。
円高トレンドの転換かどうか、とりあえずもう少し様子見を続けます。
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相場には勢いがありますし、相場は常にオーバー・シュートするものです。そのオーバー・シュートする塩梅は誰にもわかりません。
勘ピュータに感情はないので、シグナルが出ると売れのサインがでますが、AIではなく、ただのエクセルで動かしているだけなので、相場の過熱具合や、雰囲気、勢いなどは含まれません。それをレポートの内容で判断しているのですが、先週くらいからデータの解析が進み、113円前後という数字に根拠を見出すことができてきました。
今後円高になるのか、円安になるのかわかりません。今夜のNY時間にどう動くのか、明後日のOPEC総会でどう動くのか、金曜日の米雇用統計でどう動き、週末のイタリアの国民投票でどう動くのか、波乱要因が続きますが、個人的には一服と思って今の時間は見ています。
だから大きくはポジションを構築できません。
今回のトランプ相場での猛烈なドル円の上げについて、やはりJPモルガンの佐々木さんの説明が私には腑に落ちますので、ご紹介しておきます。
ロイター, コラム:ドル円急騰の背景に「2つの損切り」の影=佐々木融氏
私もそう思います。
「山高ければ谷深し」
ということで、金曜日から小人ですが、Shortmanしております(^_-)
先週21日週の概況:
先週はドル円の予想レンジを、108.50円~102.50円と想定していましたが、トランプ相場が継続し、前半は株高、原油高で、景気回復期待と金利先高観でドル買いが継続し、先週のドル円は約8カ月ぶりに113円台へ突入し、感謝祭でNY市場が閑散となる中、一時113.93円と114円台を伺う水準まで上昇しました。しかし、週末になると翌週に開催されるOPECの総会で、減産の合意が難しいとの思惑が拡大し、ドル円は112.53円まで下落。その後は、週末のポジション調整もあり、113.31円前後まで上昇し、113.06円で取引を終えた。
今週のレンジ:
109.00円~114.00
今週28日週の予想:
基本的には先週公表された11月のFOMC議事録を見ても、来月の利上げは確実と思われます。したがって、米金利先高観からドル円は底堅い展開となりそうですが、期待先行型の相場が継続する為には、実体経済の明確な回復を待たないといけません。11月30日(水)がOPEC総会、12月2日金曜日が11月の米雇用統計、12月4日日曜日がイタリアの国民投票という感じで、少々ややこしい動きをしそうな週になりそうです。根拠なき熱狂による相場だとしたら、感謝祭までで続いた上げ相場が材料で尽くしで急落する可能性もあるので、112円を挟んで前後2円ですが、やや円高にバイアスを置きました。
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米2年債価格
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VIX
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VIX:VXV
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
毒蛇様からの質問が届いているので、ここで紹介させて頂きます。
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いつもお世話になっております。BBA毒者です^^
先日(11月21日付)●●●●●のメルマガで12月4日のイタリア憲法改正の国民投票について言及されておりました。気になってちょっと調べましたが、「そんなに?」と思う内容ですが、如何なものでしょうか?
以下メールからの抜粋です:
あとがき
12月4日のイタリアの憲法改正の国民投票が実は大統領選、ブレクジットよりも注目すべきと、ロンドンの松崎美子先生が仰っていました。
今日付けの新聞紙面にも金融不安の再燃云々と出ておりましたが、3週間ほど前から日本では報道されていないけれども大きな問題と指摘なさっていました。
十分注意してマーケットを見て参りたいと思います。
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こちらこそお世話になります。
いやいや、BBAはつまらない経済ブログを面白くするためのネタ(冗談)なので、ご勘弁ください ^^;
さて、ご質問頂いた件ですが、正直に書きます。
私は以前から欧州のことはわからないと書いているように、わかりません。
ただ、ドル円への影響がどうかだけは少し考えています。
メディアの情報が真実とは限らないということは英国のEU離脱とトランプ氏の勝利でわかったと思いますし、選挙などの結果を受けた後の相場の動きも、事前にはなかなか正確には予想することも難しいです。
ただ、こうした選挙の結果が中長期的に、その国の経済や地域、世界へどのような影響を及ぼすのかを何となくでもイメージしておけば、結果がどうであれ慌てることはないのかと考えております。
メディアの話題(一部だけ):
ロイター, アングル:伊国民投票、否決でも「五つ星運動」の勢力後退か
いろいろ記事があるのですが、感情は除いてドル円相場への影響だけを考えると、今回のイタリアの国民投票の結果で個人的に懸念しているのは2つ絞られるかなと考えています。
① 五ツ星運動の盛り上がりとイタリアのEUやユーロからの離脱
② 伊ウニクレディト等に代表されるイタリアの銀行の不良債権処理
でしょうか。
国民投票の結果を受けて、ユーロ売りが加速した場合についての相場の動向は難しい。
イタリアのEUやユーロから離脱なんて話が出てくると、ユーロ売り・ドル買いとなる。この時、普通にリスク回避となれば円高へ流れそうだが、政治経済に大きな混乱が生じなければ、ドル円相場がドル高に道連れとなり、円安方向へ流れる可能性もある。しかし、こうした反EU的な動きからイタリアの銀行の不良債権処理が滞り、イタリア発の金融不安がスペインやドイツへ配給する懸念が生じると、かなりのリスク回避な展開となり、ユーロ売り・ドル買いの動き以上に、円が買われる可能性が強いかなと考えております。
なんか明確にお答えしていないようで、申し訳ないです。
トランプ勝利以降、隠れてしまっている大きなニュースは欧州の政治状況だと思います。この結果がどう相場を形成していくかは、「なってみないとわからない」という感じです。
もう一つ、リアルな毒者さまから。
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お世話になっております。
最近の相場環境には非常に違和感を抱いております。
ウォートン卒の金髪豚野郎がポテトと牛肉の国の大統領になることが決定してから、「・・・あれ?」と思うことが多々。
一応、淫バースは損きりしました。ゴールドも野暮用で一応ETFを半分にしました(まだ半分もっているけど)
さて、その中に「武者先生の御宣託」が!!・・・・あれ?なんかまともなこと言っているぞ。「日経平均3万円目指す!」とか言ってないぞ!
なんだ逆行けないぞ・・・待てよ。
武者先生が「まともなこと」言っているということは「相場が異常な状態」ってことか!!
武者先生、いつもありがとうございます!!
すいません。日経平均をドル換算して見るとか高度なことは出来ません。こんなレベルです。(でも武者先生は頼りにしてます。)
それではまた。
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逆張り指標の武者さんですからね。
「相場が異常な状態」ってことは正しいと思います。さすれば、早晩相場は正常に戻ります。
量的緩和は中央銀行からお金が市中に流れました。大規模財政支出では、政府から直接市中へお金が流れます。市中にお金が流れると何であれその時は株価が上がるでしょう。しかし、まだ期待先行なので、ドル円がこんなにも上昇したのは、オーバー・シュートし過ぎだろうと思います。
今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Shortman