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為替週報(2017年7月10日)

 

おはようございます。

 

Shortmanです。

 

先週末のセミナーでも話をしたのですが、正直ここのところ相場を大きく動かすテーマが存在していません。

 

ニュースも無いです。

 

困った…

 

こういう時は本当に待つしかなくて、ひたすら待つ。

 

待つも相場

 

何もなければ相場はリスク選好モードになるので、アゲアゲと行きたいところですが、株式上はアップアップなので、どこまで戻るかに注目しています。

 

そうなると7月12・13日にイエレンFRB議長が議会証言を行うので、そこで改めてFRBがバランスシートの縮小を目指していることを語ると思われ、さらに7月20日のECB理事会、25・26日に開催されるFOMCと控えており、今月はやや円安方向へのバイアスが強そうかなと思っています。

 

円高への頼みの綱はNASDAQの暴落と北朝鮮ですが、NASDAQの暴落はFRBがバランスシートの縮小を始めれば起こる確率が高いだろうなと想像していますが、FRBがバランスシートの縮小を匂合わせている現段階から暴落するかどうかはわからない状況です。また、北朝鮮の謎のヘアスタイルの彼が狂ってミサイルをハワイとかアラスカとかまで飛ばすとも思えず、大きな下落は期待薄。

 

なので「だらだらと円安方向へつまらない相場」が続くことになるかなと思っています。

 

2017年7月3日週の概況:

 

東京都議会議員選挙の自民党大敗の結果を受けて111.92円と112円を割り込む場面も見られたが、その後は欧米と日本の金融政策スタンスの差からやや円安方向へ向かい、112円台後半から113円台前半で膠着状態になった。この水準でとどまっているのは米ハイテク株に売りが出ていることと、日本の長期金利も0.10%まで上昇しており、金利差が大きく開いていないことが要因と考えられます。6月のECBの議事要旨で緩和政策の見直しが検討され始めていることが確認されたことや、6月のFOMCの議事要旨でインフレ鈍化が一時的との見方が確認され、年内の追加利上げとバランスシート縮小開始に向けて変更が無いとよそ売れたことから、6月の米雇用統計を控えて114.17円まで円安が進行した。

 

今週の予想レンジ:

 

112円~115円

 

2017年7月10日週の予想:

 

利上げを行い、バランスシートの縮小へ向けて着実に歩み続けるFRBと出口戦略を明確に打ち出さない日銀の政策スタンスの差から日米金利差を意識した展開になると思われ、円安圧力が増すと思われます。ただ、日本の長期金利にも上昇圧力が強まっており、一方通行的に円安方向へ動き出すとも想定しにくい。イエレンFRB議長の議会証言や20日ECB理事会も控えており、円が売られてしまうと想定しています。

 

定点観測:

 

ダウとドル円


ドル円と米2年債利回り


ドル・インデックスと米10年債利回り


VIX


金価格


原油価格


Shortman’s View:

 

先週7日金曜日に6月の米雇用統計が公表されました。

 

米労働省が7日に公表した6月の米非農業部門雇用者数は前月比22.2万人増となり、市場予想の同17.9万人増よりも強い、また同時に公表された失業率は4.4%となり、市場予想の4.3%よりも少しだけ弱かった。

 

確かに雇用は増えています。しかし、インフレ率は目標とする2%に届きません。恐らく非正規雇用が増えていて、将来の不安に備えて消費が抑制されている可能性があるかなと紺的には思っています。

 

今回の結果を受けて出されたニュースを掲載しておきます。これら2つの記事は米国の雇用市場の本質的な問題に焦点を置いて書かれているのかなと思いましたが、本質的でない記事でして、相場には何の役にも立たない気がします。

 

ロイター, コラム:米雇用の力強い伸びが隠す「痛み」

 

Bloomberg, トランプ政権下の米労働市場、これまでのところオバマ政権と大差なし

 

トランプ大統領の経済政策が実施されるのはトランプ大統領の2018年度予算が通った10月以降なので、現在までの雇用関係のデータはオバマ前大統領時代の政策の名残だと私は思います。

 

トランプ大統領が公約に掲げた政策を行う財源を確保する上で絶対に通さないといけないのが、オバマケアの廃案なんですが、どうもこうも選挙を控えていることもあり、医療保険バラマキに賛同しない与党・共和党議員がいるようで、この先まだまだそうなるのかが不透明な状況です。

 

ロイター, オバマケア代替法案、成立の見通し立たず 共和党に悲観論広がる

 

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Good Duck!

Shortman

 

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