Shortman為替レポートを10日間、完全無料で受け取り、まずは稼いでください。

為替週報(2017年12月4日)

 

おはようございます。

Shortmanです。

 

米上院で2日(土)に賛成51、反対49税制改革法案が可決されました。

Bloomberg, 米上院、税制改革法案を可決-30年ぶりの大幅改革に向けた節目

『今後は両院協議会で先月通過した下院案との調整が必要となり、週明け4日に始まる可能性がある。上下両院がそれぞれ可決した法案には共通する部分もあるが、上院を中心に支持獲得のため入れられた個別の条項を巡る協議は長期化や難航する公算がある。』

とあるように、トランプ大統領は年内の署名を希望しているものの、上院と下院でそれぞれ異なる部分も多く、今後はどうなるのかまだまだわかりません。

➡ 短期的にはドル買い要因だが、減税案の内容が明らかになってくると、財政赤字額も明らかになってくるので、財政赤字を懸念したドル売りが出るかも知れない。

ロシア疑惑で何やら進展が・・・。

Bloomberg, フリン被告、虚偽供述で有罪答弁-トランプ氏娘婿の指示でロシア接触か

『フリン被告(58)は法廷での有罪答弁で、トランプ陣営が政権入りの準備を進めていた昨年12月下旬にロシアのキスリャク駐米大使(当時)と交わした一連のやり取りについて説明。トランプ政権移行チームの「かなり上位のメンバー」から促されてロシア大使と接触したと述べた。このメンバーとはトランプ大統領の娘婿であるクシュナー大統領上級顧問だと、ブルームバーグ・ビューのコラムニスト、イーライ・レーク氏は報じた。』

だとしても、トランプ大統領とロシアの接点はない。

したがって、トランプ大統領は最悪の場合、クシュナー氏を切り捨てれば良い。

しかし、Fake Newsの一社ABCが報道したニュースが本当なら別だ。

ABC News, Flynn prepared to testify that Trump directed him to contact Russians about ISIS, confidant says

Retired Lt. Gen Michael Flynn has promised “full cooperation” in the special counsel’s Russia investigation and, according to a confidant, is prepared to testify that Donald Trump directed him to make contact with the Russians, initially as a way to work together to fight ISIS in Syria.

「フリン氏はトランプ氏の指示に従ってロシア側と接触したと証言する準備がある」

だとしても、それ自体は必ずしも罪にはならない。問題はトランプ大統領がフリン氏に虚偽の証言をするように指示したかどうか。

しかし、ABC Newsは最初にこう報じていた。

“During a live Special Report, ABC News reported that a confidant of Lt. Gen. Michael Flynn said Flynn was prepared to testify that then-candidate Donald Trump instructed him to contact Russian officials during the campaign.

「大統領選挙期間中にトランプ氏からロシア側へ接触するように指示されたと証言する準備があると」

馬鹿な記者が「嘘」書くからトランプ大統領に格好の攻撃ネタを与えてしまったようだ(爆)

この報道のお陰で金融市場はリスク回避モードに陥った。

NYダウは約400ドル下落し、ドル円は約140銭も円高になった。。。

トランプ大統領も当然このことに黙ってはいない。

​ABCBrian Ross氏の記事で多くの人が大損したと攻撃している(笑)


本当にその通りだ!!!

こんな願望と憶測が入り混じったような報道ばかりするから、トランプ大統領にFake Newsというレッテルを貼られるんだ・・・

まぁ、実際Fake Newsなんだけどね。

そして、トランプ大統領が喜ぶようなニュースが出てきた。

WaPo, Top FBI official assigned to Mueller’s Russia probe said to have been removed after sending anti-Trump texts

ワシントンポストによると、クリントン元国務長官のメール問題の捜査の中心人物であり、トランプ大統領の選挙キャンペーンとロシアとの間の関係捜査する人物であるFBI諜報部副局長のピーター・ストルゾク氏が不倫相手とのメールで、クリントン国務長官を支持し、反トランプを掲げていた事実が発覚し、ロシア疑惑の捜査から外されたという。

これまたトランプ側には朗報で、トランプ大統領のTwitter砲は止まらない状態だ(笑)

彼は完全にFBIと全面戦争モードに突入したと言える。

確かにクリントン元国務長官が削除した33000通ものメールを再調査した方が、トランプ大統領とロシアの疑惑を捜査するよりはるかに米国の国益に適っていると個人的には思う(俺はアメリカ人じゃないからどうでも良いけど。単にクリキントン女史が何を画策していたのか知りたいという好奇心)。

そして、恐らくは彼は勝利するだろう。

大事なことは、トランプ大統領がロシア側に大統領選挙へ介入するように依頼した証拠は何一つ示されていないということ。

過去のレポートにもきちんとトランプは悪という構図の件と、トランプ氏とロシアの介入を示す証拠が何もないことが書いてありますので、それを思い出して欲しい。。

2016118日のレポート

***************

トランプ氏が取り残される白人の労働者階級の票を全部集めれば、奇跡も起こるかも知れません。

無理かな・・・

正直、事前の世論調査通りになるのか、はたまた英国のEU離脱の時のように予想を覆すのか、蓋を開けるまでは正直全くわかりませんが、仮にクリキントン女史が勝てば、ドルが買い戻される可能性があります。でも、為替的には材料出尽くしなんてこともあるかも知れませんので、ご注意ください。米国はドル高を米国は望んでいないと思うので、株価も含めてそんなご祝儀相場も感謝祭くらいまでかなと想定しております。あっ、万が一にも、トランプ氏が勝利すると、短期的にズドンと金融市場が落ち込む可能性があります。そんな時は小さくガッツポーズしましょう。

こんな感じで・・・

 (˃̵˂̵)و ヨシ!

それも全て、メディアを通じて作り上げられたクリキントン女史が善で、トランプ氏が悪という構図のせいです。

***************

 201768日の為替レポート。

***************

コミーFBI前長官の今夜で、昨日までは既存メディア(Fake News)が騒いでいましたが、事前の原稿には特段何も無いですね。

 Statement for the Record

Senate Select Committee on Intelligence

James B. Comey

June 8, 2017

英文で読むと以下のことが大事だとわかります(読めない人はこちらを参照してください。Bloomberg, コミー氏:トランプ大統領がフリン氏の捜査終了を要請-証言原稿)。

In that context, prior to the January 6 meeting, I discussed with the FBI’s leadership team whether I should be prepared to assure President-Elect Trump that we were not investigating him personally. That was true; we did not have an open counter-intelligence case on him. We agreed I should do so if circumstances warranted. During our one-on-one meeting at Trump Tower, based on PresidentElect Trump’s reaction to the briefing and without him directly asking the question, I offered that assurance.

コミー前FBI長官はトランプ氏がロシア疑惑の捜査対象ではないことを保証している。

“The President then returned to the topic of Mike Flynn, saying, “He is a good guy and has been through a lot.” He repeated that Flynn hadn’t done anything wrong on his calls with the Russians, but had misled the Vice President. He then said, “I hope you can see your way clear to letting this go, to letting Flynn go. He is a good guy. I hope you can let this go.” I replied only that “he is a good guy.” (In fact, I had a positive experience dealing with Mike Flynn when he was a colleague as Director of the Defense Intelligence Agency at the beginning of my term at FBI.) I did not say I would “let this go.”

トランプ氏はフリン氏の捜査が終わることを期待している。

I immediately prepared an unclassified memo of the conversation about Flynn and discussed the matter with FBI senior leadership. I had understood the President to be requesting that we drop any investigation of Flynn in connection with false statements about his conversations with the Russian ambassador in December. I did not understand the President to be talking about the broader investigation into Russia or possible links to his campaign. I could be wrong, but I took him to be focusing on what had just happened with Flynn’s departure and the controversy around his account of his phone calls. Regardless, it was very concerning, given the FBI’s role as an independent investigative agency.

コミー前FBI長官はトランプ大統領がロシア疑惑全体の捜査を終わらせることを期待しているとは思わなかった。

トランプのお爺ちゃんは何で自分は悪いことしてないのにロシアとの関係を疑われて、仕事ができないと考えている。良い奴なフリン氏のクビを切ったのもそうだった。。。

On the morning of March 30, the President called me at the FBI. He described the Russia investigation as “a cloud” that was impairing his ability to act on behalf of the country. He said he had nothing to do with Russia, had not been involved with hookers in Russia, and had always assumed he was being recorded when in Russia. He asked what we could do to “lift the cloud.” I responded that we were investigating the matter as quickly as we could, and that there would be great benefit, if we didn’t find anything, to our having done the work well. He agreed, but then re-emphasized the problems this was causing him.

トランプ大統領がコミー前FBI長官に、ロシア疑惑への捜査は国の為に仕事をするのを妨げる雲のようなものだと表現。

On the morning of April 11, the President called me and asked what I had done about his request that I “get out” that he is not personally under investigation. I replied that I had passed his request to the Acting Deputy Attorney General, but I had not heard back. He replied that “the cloud” was getting in the way of his ability to do his job. He said that perhaps he would have his people reach out to the Acting Deputy Attorney General. I said that was the way his request should be handled. I said the White House Counsel should contact the leadership of DOJ to make the request, which was the traditional channel.

トランプ大統領自身は捜査対象ではないのに、雲(ロシア疑惑への捜査)が仕事の邪魔をすると言っていた。

Fake Newsがトランプ大統領に対するネガティブな報道をし続けるから仕事ができないので、自分に疑惑がないならはっきりさせてくれ!!!

というような気持ちだったのでしょう。

私の思っていた通りですが、事前の原稿を読む限り「トランプ氏の勝利」ということかなと。

昨日も指摘したように、既存メディの記者は最初から「トランプ大統領は悪」という感情を抱きながら記事を書いているので、感情が記事の内容を曲げてしまっている。

恐ろしいことだ。

***************

そして、201773日のレポート。

***************

私は68日のレポートでは『既存メディの記者は最初から「トランプ大統領は悪」という感情を抱きながら記事を書いているので、感情が記事の内容を曲げてしまっている。』として恐ろしいことだと警笛を鳴らしました。

日本ではきちんと報道されていませんが、CNNはトランプとロシアの関係を妄想で記事を書いていた3名の記者の記事を撤回・謝罪し、3名の記者は辞職しました。

BBC, CNN記者3人辞職 トランプ氏側近について記事撤回で

『ドナルド・トランプ米大統領の上級顧問がロシア疑惑で連邦議会の調査を受けているという記事を米CNNが撤回した問題で、CNN26日、関わった記者3人の辞職を発表した。

CNNは社内調査の末、22日付の問題の記事を24日に撤回し、アンソニー・スカラムーチ上級顧問に謝罪した。スカラムーチ氏は、ロシア人投資家との関係について議会の調査を受けているとの報道を否定し、CNNがトランプ大統領の交友関係を攻撃していると非難していた。』

トランプ大統領は喜んでいましたよ!

ここでは何度も書いていますが、昨年の大統領選挙でトランプ氏がロシア側と企てをしていた証拠は何一つ無いしかし、CNNの記者は妄想に基づいて記事をでっち上げた。トランプ氏の疑惑を提起し、彼を叩くことで視聴率が稼げたからだろうが、国民を意図的に反トランプへ誘導しようとした。

ちなみにこの辞職(本当は解雇だろうけど)した記者の中には過去にピューリッツァー賞を受賞した記者もいる。

CNNを辞職したのは、記事を担当したトマス・フランク記者、調査報道部門編集者でピュリツァー賞受賞経験もあるエリック・リクトブラウ氏、調査報道部門の責任者のレックス・ハリス氏。』

まぁ、記者なんてそんなもんだ。

CNNがこのレベルなんだから日本の記者のレベルはもっと低いだろうということは容易に想像がつく、、、


​ 

今週もどうぞ宜しく!

***************

しかし、ネットが普及し誰でも情報源に簡単にアクセスできる時代に、未だに大衆を扇動しようという大手メディアの姿勢はいかがなものかと思います。

そして、我々が最も注意しなければいけないことは、トランプ大統領のことが好きか嫌いかとかそんな感情は相場で勝負するには全く関係ないし、メディアの垂れ流す情報を鵜呑みにするなってこと。

「以下同文な人生」の俺達敗戦国の一般大衆が、アメリカの大統領にまで上り詰めた実業家トランプ氏のことをどうのこうの言ったところで、所詮は負け犬の遠吠え。そんな無駄なことせず、真実を見つけ相場で勝てば「以下同文な人生」も、少しは明るくなるってモンダミン。まぁ、その稼いだ金額も、実業家トランプ氏の資産の何万分の1にしかならんだろうけど(^_-)

何にせよ相場に勝つことだけ考えて、氾濫する情報を整理し、裏側に隠された真実だけを見ましょう。

おっと、ミューラー特別捜査官がロシア疑惑を捜査するスタッフとして弁護士を雇用しているのだが、共和党支持者は採用されていない(つまり民主党員しか採用されていない)という噂です。

それではトランプ大統領が言っていたように、魔女狩りが行われているということになりますね。

恐ろしい・・・

20171127日週の概要:

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受けて、ドル円は一時110.83円まで下落するも、パウエル次期米FRB議長の上院での承認公聴会で、段階的な利上げと12月の利上げを支持したことや、米上院での税制改革法案の可決の期待が高まり、ドルは買戻しの展開に121日金曜日には米上院での税制改革法案の可決に必要となる票数を獲得したとの報道もあり、ドル円は週間高値となる112.87円まで上昇した。しかし、フリン前米大統領補佐官(国家安全保障担当)が、昨年の米大統領選へのロシアの関与についてトランプ大統領からの指示でリシア側に接触したとするABC嘘のニュースが流れ、株価は400ドル近く急落し、ドル円は一時111.41円まで反落する場面もあったが、その後嘘の報道だとわかり、株価は値を戻し、ドル円も値を戻した。

今週の予想レンジ:

112.00円~114.50

2017124日週の予想:

冷静に考えると、①米上院で税制改革法案が可決、②トランプ氏の指示で大統領選挙中にリシア側へ接触したというABCの報道が嘘だったこと、③クリトン元国務長官のメール事件とトランプ大統領のロシア疑惑を捜査するFBIの捜査官が、反トランプの文書を書いていたことが判明し解任されたことを考えると、全体的にトランプ政権に朗報で、短期的にはリスク・オンになる可能性があり、多少ドル買い戻しかなと思います。

定点観測:

ウとドル円

 

 

ドル円と米2年債利回り

​ドル・インデックスと米10年債利回り


​ 

VIX

金価格

​原油価格

 

Shortman’s View

FRBによる金利引上げが世界の景気を悪化させると個人的には考えています。

最近は金利関係のニュースに乾度良好です!

個人的に好きなセントルイス連銀のブラード総裁が鋭いご指摘をされていますね。

Bloomberg, セントルイス連銀総裁:利上げ継続なら18年終盤にも逆イールド発生

逆イールドが発生するとどうなるのか?

『米セントルイス連銀のブラード総裁は、短期金利が長期金利より高くなる、いわゆる逆イールドの状態が2018年終盤までに実現する可能性があると警告した。逆イールドはその後の景気悪化を示唆するとされる。』

景気後退です(^_-)

今週もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

Shortman

 

追伸、

さて、私事ですが、20171130日にミシュランガイド香港・マカオ版の授賞式が、マカオのギャラクシー・ホテルで行われました。実は我々の投資先である香港の「鮨わだつみ」が、お陰様で4年連続のミシュラン1ツ星を受賞しました!

​オープンから4年連続となる受賞ですが、まだ日本での受賞が出来ていないので、ぜひ来年は日本での受賞を目指したいと思います

参考

THE MICHELIN GUIDE Hong Kong 2018

ミシュラン香港 2018 日本食は9店舗ランクイン

今回の4年連続の受賞を絶やさずに、今後も継続して受賞できるレベルを維持すると同時に、受賞をテコに次の展開につなげられればと思います。

今後とも応援宜しくお願い申し上げます。

 

 

ブログランキング応援ぽち

Shortmanのブログランキング1位獲得を目指して応援ポチをお願いします!!

人気ブログランキング

注意

投資は自己責任です。読者の投資判断の最終決定に、我々は一切関与しません。この情報を用いて読者の方が損失を被っても、我々は一切の責任を負いません。我々はNY市場が世界の金融市場の未来を決めていると考え、NY市場を中心に分析しております。我々が用いるデータ、チャート、ニュースは、誰でもインターネットで無料で用いることができるものだけを利用して、できるだけ正確に理解し、できるだけ簡潔に、かつ、わかりやすく皆様に伝えられるように心がけております。また、個別株の分析は行いません。先物(株価指数・為替・商品・一部オプション)のトレードに必要な情報のみ提供しています。

Powered by WishList Member - Membership Software