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為替週報(2018年5月28日)

 

おはようございます。
Shortmanです。

 

最近の日本企業は円高を好機と見て、海外での買収を加速させていますね。
特に米国に多いみたいで、トランプ大統領の保護主義的な政策を考慮するとこれは仕方がない事かも知れません。
結果、ドル円が円安気味に持って行かれたのかなと思います。
これで円安がなかなかしぶとい訳だ。

でも、先週はドル円が下がってきて僕の気分もルンルン♪

「近頃ドル円達はイイ感じ♪ 悪いわね~、ありがとうね~♬ これからもよろしくね~♪ もぎたてのドル円のいいところ~♫・・・」

鼻歌も歌っちゃうよ(苦笑)

さて、これ参考になるんじゃないかなと思うコラムを発見。

 

 

『米金利が上昇してくると、とかく為替市場では日米金利差拡大とこれに付随する円売り・ドル買いへの期待が盛り上がりやすいが、それは市場で起き得る現象の一部でしかない。上述してきたように、米金利上昇は新興国市場が享受してきた「分不相応な低金利環境」の終えんも意味する。

 

少なくとも量的緩和(QE)が拡大する過程で米国内外の資産価格上昇がその恩恵として指摘されたことを思えば、それが縮小する段階になって「大した影響はない」と割り切るのは虫がよすぎるだろう。筆者は、2013年に経験した「テーパー・タントラム」(緩和縮小に対するかんしゃく玉の破裂)のようなことが起きる中で、FRBのタカ派路線が頓挫する可能性を不安視している。

 

今や世界経済は「米金利上昇にどこまで耐えられるか」という「我慢比べ」の域に入ってきたようにもみえる。まずは新興国が我慢できなくなっており、その後に米国自身が音を上げる展開が待ち構えているように思えてならない。』

 

この考えに賛成!

 

2018年5月21日週の概況:

 

前週末 20 日にムニューチン米財務長官が米中貿易戦争での関税措置を一旦「保留」にすると表明したことを受けてドル円は上昇し、週初の21日月曜日に高値となる111.39円をマークした。22日に中国が自動車の輸入関税率の引き下げを発表したことを受けて、米中貿易摩擦問題への懸念が和らぎ円安へ。今回はトランプ大統領が米朝首脳会談の延期を表明したことを受けてマーケットは再び円高へ。

 

先週の予想レンジ:

 

109.00円~111.50円

 

2018年5月21日週の実際のドル円:

 

108.94円~111.39円

 

2018年5月28日週のドル円予想:

 

輸入車への関税強化から保護主義への警戒、ドル高に伴う新興国通貨安、米朝首脳会談の中止に伴う朝鮮半島の地政学的リスクの高まり、イタリアとスペインの政局を巡る不安が再燃しており円が買われ易い地合いが続きそう。ただ、北朝鮮情勢はトランプ大統領が北朝鮮の金委員長に宛てた書簡を公表しており、米朝共に会話がと出されている訳では無いので大きなリスク要因にはなり難いと思われる。

 

2018年5月28日週のドル円予想レンジ:

 

107.50円~110.50円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

中間選挙を睨んだ実績作りの一環なのか、トランプ大統領の頭の中に「黒人のオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しているから白人の俺もノーベル賞を受賞してやろう」みたいな邪な考えがあって、米朝首脳会談を実現させたいのかどうかは誰にもわからないが、トランプ大統領は米朝首脳会談の実現に前向きなことは伺える。紛争懸念が地球上から一つでも消えることは人類にとって悪い事ではないので、それはそれで結構なことだ。

しかし、マーケットはニュースのヘッドラインで上へ下へ動くので、こうしたことは冷静に見極めないといけないと思う。

僕は当初からこうなると思っていたので、こう書いてきた。

『そんなにエゴの塊の国家元首たちがそうそう簡単に合意したりする訳が無い。

 

 

白人のワンマン実業家出身の大統領が、民主党政権時代に黒人のオバマ前大統領が合意したイランとの弱気な約束を継続させる訳がない。』

だから北朝鮮が米朝首脳会談の中止を示唆した時も何も慌ててなかった。

ロイター, 米朝首脳会談の再考、北朝鮮指導部に提言へ=北朝鮮外務省高官


『朝鮮中央通信(KCNA)は、北朝鮮が「リビアのようになる」とのペンス米副大統領の発言を批判した。また、米朝首脳会談の再考を北朝鮮指導部に提言するとの北朝鮮外務省高官の言葉を伝えた。』
この時のトランプ大統領は落ち着いていたと感じる。

ロイター, 米朝首脳会談、開催されるか来週明らかに=トランプ大統領
もちろんスタッフ総出で情報収集を行っていたであろう。

その後、中止となった。

ロイター, 米朝首脳会談を中止、トランプ大統領が通告 「最大限の圧力継続」

『トランプ米大統領は、来月12日にシンガポールで開催される予定だった米朝首脳会談を中止すると北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に通告した。ホワイトハウスが24日、トランプ大統領がに金氏に宛てた書簡を公表した。』

しかし、トランプ大統領はそれでも忍耐交渉の余地を残している。

それが証拠にトランプ大統領が北朝鮮労働党の金委員長に書簡を送った。

その内容が公開されている。

日経(米朝会談「今は不適切」トランプ大統領の書簡全文 )に日本語訳が掲載されていた。
********************
親愛なる委員長へ
 双方が長らく求め、6月12日にシンガポールで開催される予定だった首脳会談。それに向けた交渉と議論に費やしてくれた時間と忍耐、労力に感謝する。北朝鮮側から会談の要望があったと聞いていたが、(どちらが求めたかは)どうでもよいことだ。私はあなたとシンガポールで会うことを心待ちにしていた。あなたの最近の声明に示された大きな怒りと明らかな敵意をみる限り、長らく計画された今回の会談を行うことは残念ながら不適切であると考える。この書簡をもって、シンガポールにおける首脳会談を取りやめることを示させていただく。これは双方のためであるが、世界にとってはよくないことだ。あなたは自国の核能力を自慢したが、米国の核能力は非常に大きく強力だ。これらを使わないで済むことを神に祈っている。
 私はあなたとの間で素晴らしい対話ができていると感じていた。最終的に意味を持つのは対話だけだ。いつの日かあなたに会えるのをとても楽しみにしている。また、拘束していた米国人を釈放してくれたことに感謝したい。あれは美しい意思表示であったし、非常に感謝している。
 この最重要の首脳会談に関し、気が変わった場合はためらうことなく連絡してほしい。世界、特に北朝鮮は持続的な平和と偉大な繁栄、富に対する大きな機会を失った。この失われた機会は歴史における本当に悲しい出来事だ。
********************

間を取り持つ韓国も必至だ。

もちろんトランプ大統領も必至だ。

ロイター, 首脳会談実現へ北朝鮮と「有益な協議」行っている=トランプ大統領

そしてトランプ大統領からこんなツィートが・・・


「米国チームが北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と私の会談の準備のため、北朝鮮に到着した」

 
おっと米朝首脳会談実現か?
 
実現すればだけど、悪い話ではないので、6月12日に向けてドル円が戻す可能性はあるけど、6月12日の会談の後は材料出尽くしみたいな感じかなと。
 
そしてこれが実現すると、米国のトランプ大統領、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長、韓国の文在寅大統領の3名がノーベル平和賞受賞なんてストーリーじゃないかと(^_-)

今後もこの話題がニュースのヘッドラインを賑わすとは思うけど、個人的には米朝首脳会談へ向けた流れが大きく変わり、再び緊張関係になるとは思えない。
皆さんはどうお考えでしょうか?

 

Good Duck!
Shortman

 

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