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為替日報(2019年1月8日)

 

おはようございます。
Shortmanです。

 

JPモルガンとか、モルガン・スタンレー、JPモルガン・チェースとか金融ではよく「モルガン」という言葉を目にします。JPモルガン・チェースはJPモルガン銀行を傘下に収める金融持ち株会社なので、ここでは詳細には触れない。
簡単に書くとこんな感じ。
ジョン・ピアポント・モルガンさんが作ったのが、JPモルガンという銀行。お孫さんのヘンリー・スタージス・モルガンがハロルド・スタンレーさんとJPモルガンから投資銀行部門を分離して起こした会社がモルガン・スタンレーという証券会社。
血統は同じだが、今は全くの別会社。
今回「モルガン」と名の付く2つの金融機関のNY株式に関する見解は相当違う。
『ミスラブ・マテイカ氏をはじめとするストラテジストらはリポートで、米国の景気循環は盛りを過ぎたと多くの投資家が考えているようだが、記録的な自社株買い戻しや世界の他の国・地域を上回る企業利益拡大、増収加速は米国株を優位にすると考えられると記述した。
2018年の米株相場は金融危機の08年以降で最悪だったが、JPモルガンのアナリストらは楽観を維持。先進国市場の中でオーバーウエートとしている。堅調な経済が相場を支えると見込んでいる。』
と、JPモルガンは銀行でありながら、下げ相場でもお客にナンピン買いを推奨して、己の手数料を稼ぐ株屋みたいなことを言う。
一方のモルガン・スタンレーはと言うと・・・
『モルガン・スタンレーの米国株担当チーフストラテジスト、マイク・ウィルソン氏は最新の顧客向けリポートで、株式にはさほど悲観的ではないものの、押し目買いを期待する投資家はアップルの売上高に関する警鐘や米製造業の指標の落ち込みが悪材料の出始めにすぎない可能性に注意すべきだと述べた。同氏は2018年に「ローリング・ベア(弱気相場が順繰りに巡る)」と予想し、的中していた。
同氏はリポートで「バリュエーション(株価評価)やセンチメント、ポジショニングを基にすると、1年前より確かに建設的だが、まだ危険なしの信号を出す時期ではないと思う」と述べ、 「先週の弱いPMI指数やアップルの売上高見通し下方修正が単独の事象とは言えそうにない」と付け加えた。』
ちらは先行きに関して警戒感を持ったままで、ナンピン買いするにはまだ早いという意見。
金利収入が悪化するのを嫌う結果、融資先のデフォルトを気にして、基本的には景気見通しには慎重な(プット・オプションを購入するようなタイプの)銀行が、相場見通しに楽観的で、手数料収入で賄うために基本的には強気相場を主張し続ける(コール・オプションを購入するようなタイプの)証券会社が、相場見通しに慎重的とは面白い。

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