おはようございます。
Shortmanです。
トランプ大統領が来日中。
安倍総理は接待攻勢で日米貿易不均衡の問題が大きくならないことを期待。
『国賓として来日中のトランプ米大統領は26日、都内の両国国技館で大相撲夏場所千秋楽を観戦し、初優勝を果たした平幕・朝乃山に米政府特注の杯を贈呈した。トランプ米大統領は土俵に上がり、三役経験のない平幕力士の栄誉をたたえた。
米大統領の大相撲観戦は今回が初めて。観戦に先立ち、日本政府は土俵近くの「升(ます)席」を確保し、特例として4人横並びの椅子を設置した。トランプ大統領は午後4時45分ごろ国技館に到着し、場内には午後5時前にメラニア夫人とともに姿をみせた。安倍晋三首相、昭恵夫人も同席した。日米首脳が会場入りする際は取り組みを一時中断し、場内からは拍手がわき起こった。』
ゴルフの後に相撲を観戦したりして、接待攻勢。
まぁ、日米関係が悪化しないことは良いこと。
しかし、そうは言ってもメインは日米貿易不均衡問題。
日本だけが除外されることも難しい。
『自動車メーカーではトヨタのほか、日産自動車、ホンダ、マツダ、SUBARU(スバル)の経営者らも招かれ、ソフトバンクグループの孫正義社長も参加した。トランプ大統領は出席者らを「世界で最も偉大なビジネスマンおよびビジネスウーマンだ」とし、「米国への素晴らしい投資家だ」とたたえた。
その上で、「米国と日本は両国に恩恵を与える二国間貿易合意に向け、懸命に協議している。日本は長年、有利な状況に立ってきたと言えよう」とし、「今後はもう少し公平になっていくと思う。近く、幾つかの発表、そして向こう数カ月に非常に大きな発表を行えると期待する」と語った。』
今回の接待で稼げた時間は選挙までのわずか数ヶ月と言ったところ。
Bloomberg, トランプ大統領、日本の選挙後まで貿易合意先送りの意向-FOX
『FOXニュースのホワイトハウス主任担当記者、ジョン・ロバーツ氏は訪日中のトランプ大統領から自身への日本時間26日朝の電話の内容を引用し、「米大統領としては、合意を目指した取り組みを本格化させるのは7月の参院選後まで待つ意向だ」とツイートした。』日本政府として、官民を挙げて何ができるのか具体的な策を提出しなければ日米貿易不均衡も大きな問題になるかも知れない。
2019年5月20日週のドル円概況:
トランプ政権がファーウェイ(華為)に対する規制を一時的に緩和することが報じられ、5月21日はNY株高に伴ってドル円は週間高値となる110.67円をマークした。しかし、トランプ政権が中国ハイテク企業最大五社に対して米国製部品の調達を禁止する方針が打ち出されると、の米中貿易摩擦の長期化への懸念からNY株は下落し、ドル円も連れ安に。さらにユーロ圏の製造業PMIやドイツのIfo景況感指数が予想よりも弱く、欧州経済圏への懸念からリスク回避の円買いとなり、5月26日には週間安値となる109.26円まで下落した。
2019年5月20日週の予想レンジ:
109.00円~112.00円
2019年5月20日週の実際のドル円:
109.26円~110.67円
2019年5月27日週のドル円予想:
トランプ大統領が令和初の国賓として25日から28日にかけて来日し、27日には日米首脳会談が開催される予定だが、日本政府側の必死に接待攻勢のおかがで、とりあえず今回は先延ばしということで、日米貿易不均衡是正に向けて何らかの合意はないと予想される。FRBの金利引上げが期待できない中、ドルを積極的に買うのは難しい。一方で、メイ首相の辞任は欧州経済圏の弱さが気になることろで、円高への動きが仮想くする可能性もあり、注意が必要。
2019年5月27日週のドル円予想レンジ:
108.00円~111.50円
定点観測:
ダウとドル円
ドル円と米2年債利回り
ドル・インデックスと米10年債利回り
VIX
金価格
原油価格
Shortman’s View:
市場に新たな混乱の種が・・・
Bloomberg, メイ首相が6月7日に退陣へ、EU離脱の未達に「後悔」表明
『メイ氏は首相官邸前で声明を読み上げ、「最善を尽くしてきた」と述べ、「EU離脱を達成できなかったことを今も、そして今後も深く悔やむ」と話した。
次期首相は自らが成し遂げられなかったEU離脱という責務を引き継ぎ、遂行できるよう努力する必要があると、メイ氏は呼び掛けた。同氏は7日に与党・保守党の党首を辞任し、その翌週から新首相を選ぶ同党の党首選が正式に始まる。』
残念ですが、こうなるだろうとわかっていたので、驚くには値しません。
今後が重要。
Bloomberg, ジョンソン英政権誕生か、EUには悪夢-合意なき離脱が現実味
『メイ首相退陣は英国のEU離脱問題の行き詰まりを打開するのではなく、EUが長らく悪夢だと考えてきたシナリオが現実になるリスクを高めた。つまり、ジョンソン前外相率いる新政権の誕生だ。前外相は2016年の国民投票で偽りの公約を掲げてEU離脱を訴え、選挙戦を混乱させてキャメロン前首相を辞任に追い込んだ張本人というイメージがEU内では強い。』
面白い。
『ジョンソン前外相はメイ首相の退陣表明を受け、自身が次期首相になれば合意なきEU離脱を準備しつつ、アイルランド国境問題を巡る有害な「バックストップ措置」を再交渉するためブリュッセルを訪問すると発言。EUが拒めば、合意なき離脱に踏み切る用意はできていると言明した。』
英国が欧州大陸の連中に跪くとは思えないので、これまた想定の範囲内。
その時ポンドが高くなるか安くなるか?
亀のみぞ知る。
追伸、
28日(火)のレポートは移動の為休刊します。
Good Duck!
Shortman
ブログランキング応援ぽち
Shortmanのブログランキング1位獲得を目指して応援ポチをお願いします!!

人気ブログランキング
注意
投資は自己責任です。読者の投資判断の最終決定に、我々は一切関与しません。この情報を用いて読者の方が損失を被っても、我々は一切の責任を負いません。我々はNY市場が世界の金融市場の未来を決めていると考え、NY市場を中心に分析しております。我々が用いるデータ、チャート、ニュースは、誰でもインターネットで無料で用いることができるものだけを利用して、できるだけ正確に理解し、できるだけ簡潔に、かつ、わかりやすく皆様に伝えられるように心がけております。また、個別株の分析は行いません。先物(株価指数・為替・商品・一部オプション)のトレードに必要な情報のみ提供しています。