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為替週報(2020年1月6日)

 

おはようございます。

Shortmanです。

 

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さっそくですが、大晦日にJPモルガンの佐々木さんの2020年に予想が出ているので、参考に見ておこう。

ロイター, コラム:2020年もドル/円レンジ内、構造変化が強く作用=佐々木融氏

『2020年も世界の経済成長率は前年比プラス2.5%と2019年よりもやや鈍化すると予想しているが、それでも引き続き31の中央銀行中、FRBを含む16の中央銀行が利下げを行うと予想しており、株価は下支えされるだろう。グローバル製造業PMIは7月でボトムを打ち、11月には50を上回るところまで回復している。新年早々、米国と中国が正式に第1段階の通商合意に達すれば、世界の企業のセンチメントは一段と改善するかもしれない。

こうした中、ドル/円JPY=相場に関しては、2019年も10%以下の狭いレンジにとどまることがほぼ確実とななっている。これで3年連続で10%以下のレンジ内の動きとなり、しかもレンジは毎年小さくなってきている。

2020年も引き続き狭いレンジ内での取引となる可能性が高いと予想している。なぜなら、近年、ドル/円相場のレンジが狭くなってきている背景には、構造的な変化があると考えられており、そうした構造が来年も大きくは変わらないと見ているからである。』

今年はさらに狭いレンジを想定しているようだ。

理由は?

『ドル/円相場を狭いレンジ内での動きにさせている構造変化とは、1)日米インフレ率格差の縮小、2)海外投機筋により円がファンディング通貨として利用されなくなっていること、3)本邦企業・投資家による活発な対外投資──と考えている。』

なるほど。そして佐々木さんは、上の3つの要因は構造的なもので、今年2020年年も大きく変化はしないと考えているという。

で、佐々木さんの予想レンジは・・・

『以上3つの要因は構造的なものであり、2020年も大きく変化はしないと考えられる。2019年中に相関が強かった日米金利差やFF金利先物市場におけるFRB金融政策織り込み度合いからみても、レンジを大幅に抜けるためのハードルは高そうだ。

また、相関は高くても、金利に対するセンシティビティは低いままで、多少、想定外に米金利が低下してもドル/円の下落は限定的となり、米債券価格の上昇による利益でドル/円の下落による損失を相殺できる状況となっている。

したがって日米金融政策や日米金利差の予想からは、ドル/円に大きな動きは期待できず、前述の通り3年連続の狭いレンジ内での動きが構造的要因によるものであるならば、2020年も2019年と同程度の狭いレンジ内での推移となっても不思議ではない。

当社の日米マクロ経済・金利のメインシナリオに基づけば、ドル/円相場が2020年中に過去3年間のレンジの105─115円をどちらかに大きく抜けると予想するのは難しい。

この他、11月の米大統領選挙やそれに向けた米中通商摩擦の展開、ブレグジッドの行方なども引き続き円相場にとって重要となるだろうが、過去2年間、円は地政学的リスクに対する懸念を背景に強い通貨となっており、市場参加者も円高方向への備えができていると考えられることから、大きく動くリスクは逆に円安方向にやや傾いていると考える。

引き続きコアレンジを107─112円と見ており、予想はほぼその中間を通って横ばいとし、目先は引き続きレンジの上限に向けた動きが続くと予想している。』

105円~115円のレンジは抜けにくく、コアレンジとしては107円~112円だそう。

(・_・D フムフム

2019年12月30日週のドル円概況:

昨年12月29日に米軍がイランが支援する武装組織の拠点に攻撃を行ったことからリスク回避の円買いに。新年初日のNY株式市場の高値更新を受けて、ドル円は108円台半ばを保つも、米国防総省が2日夜にトランプ大統領による指示で、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表したことから、米・イランの緊張関係の高まりから再び円買いになり、107.82円まで円が買われた。

2019年12月30日週の予想レンジ:

108.50円~110.50円

2019年12月30日週の実際のドル円:

107.82円~109.50円

2020年1月6日週のドル円予想:

米・イランの緊張関係から引き続きリスクオフな展開。両国の報復合戦次第では、さらなる円高になるかも知れないので注意が必要。。

2019年1月6日週の予想レンジ:

106.50円~109.50円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債券利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

さてさて、毎年恒例の年間予想。

残念ながら2019年も相場は一昨年同様に大きな動きはなく終わってしまいました。

先ずは昨年の予想から。

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正直なところ、昨年の年始に予測したことが今起きつつあるので、マクロ経済的な説明は省きましょう(このレポートの最初の部分を参照ください。

で、レンジの予測です。

今年の3月までに106.50円をターゲットに、今年に入り既にドル円は105円を割り込み、104円台後半まで円高が進行しました。3月の年度末を迎えるに際して、ここから5円~10円の円高もあり得るので、ドル円の2019年3月までの目標値は、NY株価の動向に左右されるが、95円~100円という区切りの良い数字にしよう。

ぶっちゃけ、予想より約1年ほど遅れたと考えると、今後の下落幅は相当な紋別はオホーツク海に面した街です。

ダウは2018年10月に最高値となる27,200ドル円をマーク。その月のドル円は114.54円とこちらも最高値をマークした。2018年12月に入りダウは約6,000ドルほど値を下げたが、ドル円はその後104.94円まで下落し、約10円ほど円高へ。今後さらにダウが6,000ドル下げるとすると、ダウ6000ドル円の下落に対してドル円は5円、その後10円の下げ幅なので、今後ダウがさらに6,000ドル下落、つまり、最高値から12,000ドル下落するとすると、ドル円は95円~100円レベルにまで下落する可能性がある。

そして、ダウが日経平均株価が1989年12月29日の最高値38,957.44円から、バブル崩壊後の最安値2003年4月28日にマークした7,603.76円まで実に80%が吹っ飛んだのだが、ダウがその時と同じように80%下落するとすると、ダウはピークから約21,000ドル(6,000ドル+6,000ドル+6,000ドル+3,000ドル)下落するので、最大で昨年の最高値114.54円から35円(10円+10円+10円+5円)ほど円高になる可能性がある。

したがって、2019年のドル円予測値最安値は、昨年同様の80円とし、最高値は元に戻るだけなのですが、オーバーシュートするかも知れないので115円ではなく、昨年同様に120円としておきます。

2019年のドル円予想:

80円~120円

昨年起きることが今起きているので、円高予想に変更はないです!

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ビヨ~ン!

残念ながら2019年のレンジもかなり狭かったです・・・

でも、今年も予想を立てます。

今年はFRBが実質QE4へ突入しているので、基本は円高方向へのバイアスがあるとみています(円高バイアス)。

QE4的な記入緩和策の中で、米中通商交渉の第一弾合意を受けて、株式市場にリスクオンの芽があります(円安バイアス)。

なので、ドル円相場は円高圧力と円安圧力が相殺し合って、相場は動き難いかなと思います。

相場に動きを与えるとすると、イランなど中東諸国と北朝鮮などの反米国対応と、米大統領選での波乱かなと。

2019年のドル円相場が104.44円~112.39円で、一昨年2018年が104.55円~114.54円というレンジ。今年も地政学的なリスクの高まりを受けて、やや円高方向へのバイアスを強めたいが、108円を中心に前後6円の値幅を想定し、102円~114円としておこう。

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2019年1月6日

Shortman

 

 

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