おはようございます。
Shortmanです。
私がトランプ氏を既得権益の破壊王と呼び始めたのは彼が当選する前からですが、ようやく終わりの始まりが本格化して来たかも知れません。
ロイター, 黒人暴行死、全米各地で抗議続く トランプ氏は鎮静に強硬姿勢
皆が今日まで常識であったことが、ある日突然非常識に変わる。そして非常識が常識になり進化する。
固定電話から携帯電話へ、携帯電話がスマートフォンへ進化し、携帯電話だけではなく、パソコンやら腕時計でも使え、家電や自動車など身の回りのものがが全てスマフォで操作できつつある。
伝統的な金融政策を破り、日銀が量的緩和やゼロ金利やマイナス金利を導入した時。そして、他国がそれを真似て今やMMT理論などとして真剣に議論されている。
トランプ大統領が誕生した時や英国のEU離脱もそうだ。常識とは、政治家や官僚、学者やメディア等が創り出す一時的な既得権益者の創り出す幻想なのだ。その既得権益は時間の経過とともに既得権益を有する仲間同士でも富の分配において分断を起こす。米国もそうであったし、英国もそうであった。
実は人間の差別も同じだ。差別は消えない。差別こそ人間の本質であるからだ。
日本人は表向きは差別を嫌がるが、内心は正直差別の塊だ。江戸時代は「士・農・工・商・賤民(穢多・非人)・・・」。江戸幕府が倒れ明治政府が誕生すると、四民平等と言いながら新たな民分として、皇族・華族・士族・卒族・平民に分け、壬申戸籍にはご丁寧なことに元の身分(元穢多とか元非人とか)まで記載していた。
今までは文明開化で西洋文明を積極的に取り入れる日本人であったが、世界的な軍国化の流れにのまれ、昭和天皇の時代に入ると、大東亜戦争へ突入。それまでは日本人同士の差別であったが、戦時下に入ると「鬼畜米英」と罵り、敵対国への差別を強化した。戦争に負けると、今度は米英にペコペコしながら、在日朝鮮人への差別や、部落差別を匠に残して、平民のガス抜きをさせながら今日に至っている差別大好きなのが大和民族。これもまた巧みに操られたマインドコントロールの一環で、いずれ差別の常識が翻る時が来るのであろう。
ちなみに、全米で広がり世界へ拡大する差別問題へのデモ行為。正直なところ私はこの問題に対する一文の日本人若者の行為が気持ち悪いと思う。国内の差別問題も無くせない大和民族が、全く文化・習慣・歴史も理解していない米国の黒人差別問題に反応して騒いでいる姿は、単なるファッション(流行)で、何も考えずに洗脳される馬鹿を見ているようだ。
①マスメディアからソーシャルメディアに代わってデジタル化したせいで、真実を探す能力が育たないバカの洗脳が一段と簡単になったこと。②差別は時代時代のリーダー達により意識的に・無意識的にを問わず生じるものであること。③差別は人間の理性を凌駕する本性であること。④差別を否定すればそれはまた次の差別を産むこと。⑤「他山の石」。
私が子供の頃はオタクは気持ち悪い存在であったが、(相変わらず気持ち悪い奴は多いが)今やオタクはスーパースターだ。差別が決して悪い方向へ運ぶとは限らないことを示している。同じように差別の是正が必ずしも良い方向へ転ぶとも思えない。何故ならば差別の改革は次の差別を産むから・・・
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