おはようございます。
Shortmanです。
FRBは金融政策を物価の安定と雇用の最大化のために用いるとしている。
しかし、FRBが管理しているのはNY株価だと私は常々言っている。
先週19日(金)の為替日報を再掲しておきます。
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株価が下がった理由をいろいろ方々がコロナ感染の第二派だとか、米中貿易摩擦だとか、いろいろな理由を付けて解説しているが、全てノイズ。
答えはこれだ。
ロイター, FRBのバランスシート、2月以降初めて縮小 緊急策の需要低下
『米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは17日までの週に、前週の7兆2200億ドルから7兆1400億ドルに縮小した。バランスシートが縮小するのは、FRBが新型コロナウイルス危機への対応として、政策金利をゼロ付近に引き下げ、一連の緊急支援策を打ち出す直前の2月末以降初めて。
縮小幅は742億ドルと週間で2009年以来の大きさとなった。』
FRBのBS(2020年6月10日週)
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出所:FRB, H.4.1 Factors Affecting Reserve Balances, Release Date: June 10, 2020
FRBのBS(2020年6月17日週)
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出所:FRB, H.4.1 Factors Affecting Reserve Balances, Release Date: June 18, 2020
ダウとドル円
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本質を見極めるとはこのことですよ。
ついでにドルが値を戻したのもFRBが資金供給を減らしたからですね。
ドル・インデックスと米10年債利回り
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そして、何度も書いてきたけれど、FRBの二つの目標(物価の安定と雇用)は大義名分で、本質は株価を上昇させる(下落させない)こと。
わかるかな?
そしてこのFRBの予算制約のない株価維持政策がいつまで持つのか・・・亀のみぞ知る。
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株価の維持では差別問題や格差問題は無くならない。
Bloomberg, パウエル議長、パンデミックで不平等露呈-景気低迷が格差悪化させる
『「パンデミックは再び、不平等のさまざまな問題、その多くが長年続いている状況を露呈した。全米で議論が続く中、平等とは教育と労働、経済的機会へのアクセスが含まれると記憶することが重要だ」と話した議長は、新型コロナがもたらした「多大な困難と苦しみ」から「われわれは立ち直るが、それには時間と労力を要する」と付け加えた。』
そうだ、不平等問題を露呈させたのは、全ては新型コロナウイルス(とそれを世界中に巻き散らかした中国と放置したWHOと各国のリーダー達)のせいだ。しかし、不平等や所得格差を助長させている一因として、FRBの株価維持政策も含まれていると私は思う。
株価が安定していたり、高くなれば、物価が安定や雇用が最大化されるのか?
企業は株価を上昇させようとさらに効率化を進める。利潤を最大化する為に企業はコストを削減する。コスト削減で人件費を抑制すれば給与は上がらず消費は増えず物価も上がらないし、人員を削減してコストを抑制すれば雇用は最大化されない。
そして我らが破壊王はその役割を全うする為に我が道を行く(笑)
ロイター, 焦点:有権者を逆なでするトランプ氏、岩盤支持の福音派も離反か
二期は続くと思ったが、新型コロナウイルスとその後のパンデミックと全米デモで運命終わりかも知れない。
2020年6月15日週のドル円概況:
FRBが15日(月)に企業の社債を買い入れるSMCCF(セカンダリー・マーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティ)を実施しややリスク・オンへ。
企業の社債買入れや中小企業向け融資の支援プログラムの受付を開始したとの報道や、トランプ米大統領による総額1兆ドル規模の財政出動検討の報道を受けてややリスクオンに。16日(火)には5月の米小売売上高が予想よりも強く、週間高値となる107.64円まで上昇した。その後は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や米国における感染第二派を懸念しややリスク・オフな展開に。全米での人種差別抗議デモや、中国とインド国境付近での中印度衝突や、北朝鮮による南北連絡事務所の爆破等の地政学的なリスクが燻ぶる中で、米週間新規失業保険申請件数が予想よりも弱く、米国雇用回復のスピードの遅さが意識され、18日(木)には週間安値とある106.65円まで値を下げた。※と書いているが、結局はFRBがバランスシートを縮小した結果に過ぎない。
2020年6月15日週の予想レンジ:
105.30円~108.30円
2020年6月15日週の実際のドル円:
106.65円~107.63円
2020年6月22日週のドル円予想:
経済活動再開を歓迎する動きもあるが、今週も全米での差別抗議デモ、中印の衝突や北朝鮮情勢などの地政学的なリスク、米中対立や香港情勢への懸念、歯止めが掛からない新型コロナウイルス感染拡大への懸念など、先週同様に本格的な景気回復への期待は望めず、リスク・オフが継続しそう。
2020年6月22日週の予想レンジ:
105.80円~107.80円
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米10年債利回り
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VIX
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
笑った!
流石はホリエモンやね。違法と合法の境目、つまりグレーゾーンを上手に活用。
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こういう発想が素晴らしいし、こういう発想ができない人畜は文句ばかり言う(笑)
ルール(法や制度)は解釈次第で変わる。
今までの解釈とこれからの時代の解釈。
しかし、法や制度を変えるにはまず民衆の意識と政治を変えないといけない。
すぐには変わらないかも知れないが、最初の一歩は踏み出せると思う。
まぁ、選挙の結果はどうなるかわかりませんが、頭のキレる立花孝志君には頑張って頂こう!
このポスターを見ながら思うけど、小池百合子も宇都宮健児も老害感が否めない。
ここはやはり立花孝志君の出番かも知れない。
で、個人的目を引いたのはピンクの丸で囲った「七海ひろみ」さん。
幸福実現党か・・・ でも、可愛い・・・ということなり、立花孝志君のポスター戦略の効果で今後人気が出るかもしれない(笑)
山本太郎は・・・
メロリンQで十分。
Good Duck!
Shortman