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為替週報(2020年10月12日)

おはようございます。
Shortmanです。

トランプ大統領が退院後に追加の経済政策について選挙後にしろと指示した。

私はその時何故かわからなかったので、7日こう書いた。

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これは正直理解できないですね。

ロイター, トランプ氏、経済対策巡る民主党との協議を停止 コロナの脅威軽視

『トランプ大統領は「大統領選が終わるまでコロナ対策を巡る協議を停止するよう指示した」とし、「私は大統領選での勝利後すぐに、勤勉な米労働者と中小企業に焦点を当てた大型の刺激策法案を通過させる」とツイッターに投稿した。』

選挙に勝つための戦略なのか、落選を見込んでの嫌がらせなのか・・・

何の理由があるにしろ、これは理解が難しいです。

分析し直します。

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分析し直した結果、分かったことがある。

①米民主党の2.2兆ドル規模の追加の支援策には、新型コロナウイルスの影響と関係ない支援策が紛れ込んでいる。つまり、米民主党が主に州知事を務める財政破綻が懸念されるNY州、カリフォルニア州やイリノイ州などの州では、州政府が対応すべき策に予算が割り当てられている。その結果、航空業界や中小企業支援などのテーマに絞った支援策にはサインすると後日宣言した。テーマを絞ることで米民主党支配州での州政府の赤字をカバーする支援策が打ち出せなくなるからではないか。

ロイター, 米政権、包括的コロナ対策合意を楽観せず 個別の法案は支持

その背景には州政府の苦しい台所事情がある。

ロイター, 共和党幹部の州破産巡る発言、NY州知事が「最も愚かな考え」

NY、カリフォルニア、イリノイ、ミシガン・・・これらの週はコロナ以前から破綻スレスレなのだ。

コロナの支援を用いて民主党が支配する州政府の支援を混在させるやり方にトランプ大統領はNOと言っているのだと考えられる。

そしてトランプ大統領がここまで強気なのには理由がある。

②米大統領選は大手メディアの世論調査とは違い、トランプ大統領の再選と共和党の上院支配が実は確率が高いかも知れない。

8日にこう書いた。

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バイデン氏が相当有利との報道が相次ぐ。2016年の時と同じだ。

Bloomberg, バイデン氏の勝利確率、過去最高82.8%-ファイブサーティエイト

『世論調査の分析を行うファイブサーティエイトの予測モデルによれば、今年の米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が選挙人の獲得数で上回り、勝利する確率はこれまでの最高の82.8%となった。前日時点では82.3%だった。全米538人の選挙人票のうち352人が得られる見通し。』

ちなみに2016年の大統領選挙でのファイブサーティエイトの予想。

出所: FiveThirtyEight, Who will win the presidency?

結果は・・・

Funny…

選挙は蓋を開けるまで何もわからない。

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2016年の大統領選でトランプ大統領の当選を当てた世論調査会社がある。

TRAFALGAR GROUP

ここの世論調査の特徴は「隠れトランプ支持者」の推計をきちんと行っていることだが、当選のカギを握るスイング州の世論調査の結果が出ている。当然トランプ氏が優勢だ。

各自がトランプは本当は意外にも支持されている事実を知った上で、こんな記事を読んでみた方が良い。

EXPRESS, US election poll: Trump BEATING Biden despite being hospitalised with Covid – EXCLUSIVE

“This gives a projected Electoral College split of 320 to Trump and 218 to Biden.”

トランプ大統領が選挙人獲得数320人、バイデン氏が218人となり、トランプ大統領が再選を果たすであろうと。

Wow!

トランプ大統領が再選を果たすとそのまま勢いが出て共和党は上院で過半数を維持する可能性が高そうだ。

ちなみに私はトランプ大統領は再選すると思っていますが、選挙は蓋を開けるまで分からない。

さてさてどうなるかな(笑)

2020年10月5日週のドル円概況:

2日(金)にトランプ大統領の新型コロナへの感染を公表したことで、週明け5日(月)にドル円は週間安値となる105.27円をマークしたが、トランプ米大統領の早期退院や、9月の米ISM非製造業景況指数が予想よりも強かったことで、ドル円は下げ止まり。パウエルFRB議長が金融政策だけではなく、追加の経済支援策が必要だと発言したにもかかわらず、トランプ大統領が退院後に米追加景気対策は選挙後に行うと示唆したことが報じられドル円は上値の重い展開になるも、トランプ大統領が包括的な経済政策ではなく、航空業界や中小企業に的を絞った政策は積極的に行うと報じられ、ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長による協議再開報道が支援材料となり、7日(水)と8日(木)には、ドル円は週間高値となる106.10円まで上昇した。

2020年10月5日週の予想レンジ:

104.00円~106.00円

2020年10月5日週の実際のドル円:

105.27円~106.10円

2020年10月12日週のドル円予想:

今週も新型コロナウイルスの感染拡大状況と英国のEU離脱を巡る報道に注意しつつ、15日(木)の二回目となるバイデン氏との討論会は中止に。今週は13日(火)の9月の米消費者物価指数や9月の米財政収支、14日(水)には9月の米9月生産者物価指数、15日(木)にはニューヨーク連銀製造業景況指数16日(金)には9月の米小売売上高や米9月鉱工業生産と10月の米ミシガン大消費者信頼感指数などの主要な経済指標の発表が続くので、その結果に注意しなければならない。レンジは先週と同じ。

2020年10月12日週の予想レンジ:

104.00円~106.00円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

バイデン氏が大統領になると米民主党の数々の不正が消し去らてしまうかも知れない。

2020年8月24日の記事。

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バイデン氏が大差でリードしていたのに、大統領選挙まで3か月ほどだが、何故かマーケットも含めて誰もバイデン氏が大統領になるとは断言せず。前回の大統領選挙でヒラリー・クリントン優勢が伝えられながら、ヒラリー・クリントンは大統領になれなかった。

Bloomberg, バイデン氏がトランプ氏に全米で7ポイント差、リード縮小-FOX

反トランプ的な差はメディアの誇張もあるのでメディアの統計は信用できない。

現職大統領が優位ということは横に置いておいて、トランプがダメだからバイデン氏という理屈は最終的に崩壊するような予感がしている。

バイデン氏は高齢だというリスクもさることながら、バカ息子を隠れ蓑にして、ウクライナや中国からお金をもらっていた悪党だと思う。

Bloomberg. バイデン氏息子、ウクライナ会社役員就任「まずい判断だった」

Bloomberg, バイデン氏の息子、中国企業の取締役退任へ-トランプ氏の攻撃受け

こうしたスキャンダルが大統領選前に再度騒がれるであろうし、特に中国との関係は米国の利益を損なうので、米国(特に安全保障)を売って金にするようなバイデン氏の大統領就任は絶対に避けなければならないという流れになるのではないかなと思っている。

中国を甘やかしたのはアメリカ。ならば国際マナーを守るようにする躾をするのもアメリカ。

躾をするのはトランプ大統領のようなタフなおっさんが良い(笑)

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このバイデン氏の不正というか汚職というか何というか、問題が再びもっと深い問題になりつつある。

「ハンターバイデン氏はモスクワ市長の元妻エリーナから350万ドルを受け取ったということが新たな疑惑になっている。

いつもはトランプ大統領を叩くしか能がないワシントンポストのDavid Ignatius氏でさえ、バイデン氏に身の潔白を迫るような記事を書ている。

WaPo, The Ukraine conversation Joe Biden needs to have

“Former vice president Joe Biden’s astonishing political success over the past week has felt like a bandwagon for sensible politics. But to keep it rolling toward the general election in November, Biden will have to do something his potential rival, President Trump, would never consider: admit that he and his son made mistakes.”

バイデン氏に対して、己と息子の過ちを認めろと。

“Biden and his son are going to have a confessional moment on this, sooner or later. Better sooner. For this is a story that most Americans can relate to. It’s about a loving father and a son whose life was falling apart. It’s about families in pain and the difficulty of keeping faith with people we love. It brings out what’s most likable in Biden, if he would let himself explain the story honestly.”

遅かれ早かれ自白しなくてはならなくなるので、正直に今すぐ話した方が良い
と。

“This drama is the stuff of real life and, ultimately, of healing and renewal. The elder Biden needs to start telling it, for his son’s sake as much as for his own.”

バイデン氏は息子の為だけではなく、自分自身の為にきちんと話せと」

トランプ氏の言動からは彼が人間が品行方正であるとは全く感じさせないが、お金を支援先の国から得るようなせこい人物ではない。しかし、民主党の大統領候補であるバイデン氏は、己の地位(オバマ政権時代に副大統領)を利用して、支援国から息子ハンター・バイデン氏が資金を得るスキームは採用した。それはスン吸いに利益相反だし、実質的に「横領」に近い汚職だと私は思います。

パパが副大統領だった時に、ウクライナ、中国に続きロシアからも金を受け取るハンター・バイデン氏。

完全に汚職だな。

Good Duck!
Shortman

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