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為替週報(2020年3月2日)

おはようございます。
Shortmanです。

2月21日の為替日報を・・・

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ゲゲゲ、ドル円が112円台とは。

新型コロナウイルスの感染拡大で円売り・・・

ロイター, 円が10カ月ぶり安値、新型肺炎や景気巡る懸念で売り継続=NY市場

『ロイター] – ニューヨーク外為市場では、円が対ドルで約10カ月ぶりの安値を付けた。日本発のマイナスの経済ニュースに対する懸念などが重しとなり円の下落が続いている。』

まぁ、表向きはね。

しかし、2日で2円も円安になるようなマイナスのニュースは無いと思うけど…

新型コロナウイルスの感染拡大で円売りなら、アメリカはもっとヤバいのでドル売りでなければいけない。

CNN, 全米でインフルエンザの猛威続く 死者1.4万人、感染者2600万人

インフルで1万4千人も死んでいるのだ!

個人的には、新型コロナウイルスで景気の落ち込みが来てリスク回避の円買いに転じる可能性が高いことと、3月に決算期を迎えて円転が起きて円高になることを見越して、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が動いたと見ている。

一種の為替介入だ!

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が外債や外国株を買うタイミングだと説明すれば良いので、為替介入にはならない!

ロイター, 焦点:ドル9カ月ぶり111円台、国内投資家の「円投」が助勢

『<クジラの外債投資余力は5兆円、追随も>

世界最大の機関投資家で、市場で「クジラ」とよばれるGPIFが、実際に売買を行ったかはもちろん不明。だが、少なくとも国内の大手投資家が、巨額の外債投資に動いたことはデータで裏付けられた。それ以降、ドルの下落局面では「下値にまとまった買いがある」とのうわさが幾度となく飛び交うことになる。

そして先週14日、再び市場がざわついた。2月第1週(2─8日)の対外中長期債投資が1兆6351億円と、1月第1週(5─11日)の2兆3297億円に次ぐ水準へ再び膨らんだのだ。

週間で差し引き2兆円を超える対外中長期債投資が行われるのはまれ。財務省の統計では、2005年以降で6度しかない。その直後にもかかわらず、再び巨額投資の事実が明らかになったことで「円投に動いているのはGPIFだけではないようだ」(トレーダー)などと、市場の仮説はほぼ確信に変わりつつある。

モルガン・スタンレーMUFG証券ストラテジストの杉嵜弘一氏は、GPIFは次期中期計画で、ポートフォリオに占める国内債券の比率を5%引き下げ、外国債券を5%程度増やすと予測。「昨年6⽉末時点の保有状況を基に推計すると、為替ヘッジのない外国債券の保有比率は17.6%程度。まだ5兆円程度は、外国債券を積み増す余地がある」と話している。』

※参考:

Bloomberg, GPIF、運用資産が過去最高の169兆円-株高と円安

こうした記事も私の推測を裏付ける。

対ドルでユーロ安が進行する中で絶妙なタイミングで動いたと思います。  

絶妙な理由は?

ロイター, 円安進行の基本はドル買い=西村再生相

『西村康稔経済再生相は21日の閣議後会見で、ドル円が112円台と昨年4月下旬以来約10カ月ぶりの水準を付けるなどの円安が進行していることに関して、「基本は非常に堅調な米国経済を反映したドル買い」との見方を示した。』

これで無事にアメリカの経済が堅調だから円安だと。

お見事!

でも、慌ててはいけない。

為替介入や何らかの意図的な外債投資は実需を反映していない。早晩元に戻るのがいつものこと。

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ここで大事なことは、

『為替介入や何らかの意図的な外債投資は実需を反映していない。早晩元に戻るのがいつものこと。』

という最後のところ。

だから私はこう書いた。

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112円は瓜漬物。

ロイター, コラム:今年正念場の日本経済、円安後に潜む「落とし穴」=内田稔氏

こんな時にLINE@使えなかった・・・廃止とか知らんわ。  

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LINE@でメッセージを送りたかったが、アカウントが見当たらない・・・

2020年2月24日週のドル円概況:

新型コロナウイルスの感染拡大からの景気後退を懸念して、NY株式子市場は7営業日続落となり、週間(5営業日)の下げ幅は3,583ドルとなり、2008年のリーマン・ショックを超えて、過去最大の下げ幅を記録したことから、米国債利回りも低下し、リスク回避で円が買われ、24日(月)に週間高値となる111.68円から28日(金)には週間安値となる107.49円まで4円以上円高となり、右肩下がりの週となった。

2020年2月24日週の予想レンジ:

110.00円~112.50円   

2020年2月24日週の実際のドル円:

107.49円~111.68円

2020年3月2日週のドル円予想:

先週のダウの大幅な下げも一旦はリバウンドがあると思われ、ドル円もリバウンドがあるかも知れない。しかし、 新型コロナウイルスの全世界的な感染拡大が確認され、経済へのマイナスの影響に注目されるとドル円はさらに円高に向かう可能性があるので、注意が必要。

2019年3月2日週の予想レンジ:

106.50円~109.00円  

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債券利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortmans’ View:

パウエルFRB議長が声明を出した。

Statement from Federal Reserve Chair Jerome H. Powell

“The fundamentals of the U.S. economy remain strong. However, the coronavirus poses evolving risks to economic activity. The Federal Reserve is closely monitoring developments and their implications for the economic outlook. We will use our tools and act as appropriate to support the economy.”(米経済のファンダメンタルズは力強いままだが、経済活動に対する新型コロナウイルスのリスクは変質しつつある。FRBは景気の先行きを注視しており、政策ツールを用いて景気を下支えするために適切に行動する。」

適切に行動するための政策手段は、株価も大幅に下げたので、0.50%の利下げと量的緩和策を打ち出す可能性がある。

金利を下げても感染者数は増えないと思うが、何もアナウンスメントを出さないよりかはまだマシか。

Good Duck!

Shortman

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