おはようございます。
Shortmanです。
まだまだ株価は上昇余地があると言う。
本当なのか?と疑いたくなるが、パウエルFRB議長が近い将来の利上げを否定し、出口戦略を語るには時期尚早というくらいなので、しばらくは(年内は)株価は上昇しそうだ。
Bloomberg, 米株の強気相場は「始まったばかり」-S&P500さらに26%上昇も
『投資家が保有する株式と債券・現金を比較したJPモルガン・チェースのモデルによると、現在の株式エクスポージャーが前回の強気相場のピーク時と同水準に達するにはS&P500種株価指数が26%上昇する必要がある。』
株価上昇と膨らむ財政赤字にもかかわらず米債利回りの上昇は期待薄かも知れない。
Bloomberg, 米国債利回り上昇に世界の壁、巨額資金が「買い」の水準待ち構える
『欧州および日本の投資家は、10年物米国債の利回りが1.25-1.3%、30年債が1.92-2%の水準に達すれば買い増そうと待ち構えている。利回りは最近のピークからあと10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)かそれ未満でこれらの水準に達する。』
巨額資金は日本の米国債の買いか・・・笑
2021年1月11日週のドル円概況:
米議会において米民主党のブルーウェーブが実現したことで、財政支援策期待に伴い株式市場ではリスクオン相場が期待され、週初11日(月)に週間高値となる104.39円をマーク。その後は米FRB高官のハト派的な発言が相次いだことや、トランプ米大統領の二度目の弾劾裁判に対する警戒感から13日(水)には週間安値となる103.51円まで下落した。その後も冴えない経済指標とパウエルFRB議長の出口戦略について話すのは時期尚早というハト派的な発言により、バイデン次期大統領の経済対策の公表にもかかわらずドル円は104円台に戻らずであった。
2021年1月11日週の予想レンジ:
103.00円~105.00円
2021年1月11日週の実際のドル円:
103.51円~104.39円
2021年1月18日週のドル円予想:
今週は18日(月)に中国の主要経済指標(第4四半期GDP、鉱工業生産、固定資産投資、小売売上高)の公表が集中していることと、20日(水)にバイデン次期大統領の就任式が予定されており、値動きが激しくなる可能性があるので注意したい。基本的にはFRBのパウエル議長のハト派的な発言がドルの上昇を抑えると思われる。
2021年1月18日週の予想レンジ:
102.00円~104.50円
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米10年債利回り
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VIX
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
株価は上昇する理由はこれ。
ロイター, FRB議長、出口戦略の議論「今ではない」 経済の目標程遠く
『プリンストン大学でのウェブシンポジウムで、月額1200億ドルの債券買い取りプログラムを巡り「今は出口戦略について話すべきときではない」と明言。「解除を早まらないよう注意することが世界金融危機から学んだ教訓だ」とし、シグナルを送るつもりなら市場は耳を傾けているため、出口戦略を繰り返し口にすべきではないと述べた。
さらに「経済はFRBの目標からかけ離れており、仕事が十分かつ真に達成されるまで、金融政策手段を駆使することに強力にコミットする」と述べ、一部のFRB当局者らが示唆した年内の債券買い取り縮小の可能性に対して否定的な見方を示した。』
『利上げについても、新型コロナウイルスの感染がなお急増していることから「今すぐはない」と強調した。』
株価は上昇するが、利回りは上がらず。
その結果、ドルも上がらずを期待(^_-)
Good Duck!
Shortman