おはようございます。
Shortmanです。
FRBは半期に一度の金融政策報告で、新型コロナウイルスのパンデミックと闘う米経済を強力に支援し続けると表明した。
このこと自体は低金利・債券購入(量的緩和)の継続を意味しており、短期的にはドル安を招く。
その一方で、こうした低金利・量的緩和の終わりがいつなのかを投資家に常に問う状態が続くことを意味する。
投資家はあらゆるテーパリング(資産購入の縮小)に関する情報に敏感になり過ぎて、時として些細な金利の変化でさえ、価格を大きく変動させることがある。そのことを癇癪(テーパ―・タントラム)と表現している。
ロイター, 焦点:テーパー・タントラム再燃の懸念、世界債務膨張で混乱も
債務規模がテーパ―・タントラムが確認された2013年よりも膨れ上がっている現在、投資家の心理は不安でいっぱいだ。
量的緩和はいつまでも続かない。終わりが必ず来る。
それがいつなのか・・・
世界経済の安定にはコロナ以上に重要なテーマかも知れない。
2021年2月15日週のドル円概況:
週初15日(月)に週間安値となる104.91円をマークしたドル円は、新型コロナウイルス・ワクチンへの期待や世界的な株高の中、1月の米生産者物価指数(PPI)や1月の米小売売上高が予想よりも強く、17日(水)にドル円は週間高値となる106.21円まで上昇した。しかし、1月のFOMC議事要旨が公表されるとテーパリングに関する情報は無く、金融緩和策が継続するとの思惑からドル売りに。19日(金)には105.22円まで下落して、105.43円で先週の取引を終えている。
2021年2月15日週の予想レンジ:
103.50円~105.50円
2021年2月15日週の実際のドル円:
104.91円~106.21円
2021年2月22日週のドル円予想:
先週の流れを引き継ぎドルの上値は重いと予想。今週も引き続きNY株高。米長期債利回り上昇も、来月に本邦年度末を控えてドル円は頭が重い展開を予想する。
2021年2月22日週の予想レンジ:
103.50円~105.50円
定点観測:
ダウとドル円
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ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米10年債利回り
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VIX
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
これは良い知らせじゃない?
Bloomberg, ファイザー製コロナワクチン、1回接種で有症候性感染85%減-医学誌
へぇ、とりあえず1回目を早く打った方が良いってことね。
Good Duck!
Shortman