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為替週報(2021年3月8日)

おはようございます。
Shortmanです。

先週5日(金)の為替日報で以下のように書きました。

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米2年債利回りはFRBが買い続けており上昇していない。

米2年債利回り

しかし、長期債利回りは上昇中。

米10年債利回り

ロイターの報道によれば、パウエルFRB議長曰く、『最近の米債利回りの急上昇については「注目に値し、留意している」としつつも、「無秩序な」動きとも、FRBによる介入が必要とも考えていないとし、「FRBの現在の政策スタンスは適切だ」と』のこと。

日本も長期金利上昇中!

JGB10年債利回り

やばいやばい。

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日本の長期金利の上昇は2つの理由で、日本の金融当局者にはやばいやばい。

①ドル円が円高方向へ動くかも知れない。

②長期金利の上昇で住宅ローン金利が上昇しデフォルト率が上昇するかも知れない。

「やばいやばい」は本当に危険で、すぐさま黒田日銀総裁が動いた。

Bloomberg, 長期金利が黒田総裁発言で急低下、金利変動幅の拡大観測が後退

『黒田総裁は5日の衆院財務金融委員会で、イールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)でゼロ%程度に誘導する長期金利について、「変動幅を拡大する必要があるとは考えていない」との見解を示した。』

変動幅の拡大は必要ない=金利上昇は認めない

ということで、5日(金)時点での日本国債の長期債利回りは急降下。

今後は難しい舵取りが求められそうだ。

2021年3月1日週のドル円概況:

3月1日(月)に週間安値となる106.35円をマークした後は、米政府による追加経済対策期待や、新型コロナワクチンの普及期待、良好な米経済指標の結果、さらにはFRB高官による米長期債利回りの上昇を肯定する発言を背景に、ドル円は3日(水)に107円台を回復。4日(木)にはパウエルFRB議長が長期債利回りの上昇を気にしていないとの発言が伝わるとドル買いの勢いが増し、5日(金)には2月の米雇用統計の結果を受けてドル円は108.63円の週間高値をマークした。

2021年3月1日週の予想レンジ:

105.50円~107.00円

2021年3月1日週の実際のドル円:

106.35円~108.63円

2021年3月8日週のドル円予想:

「ドル円の上昇が続くか否かはNY株が上昇するか否かにかかっている」と想定していたが、米長期債利回りの上昇を嫌気してNY株は下落すものの、ドルは買われドル円が上昇している。米長期債利回りの上昇はドル買い要因ではあるが、NY株の上昇には足かせである事実は変わらない。NY株が大きく下落することになればドル円で上昇を続けるとは考え難いのでドル円はそろそろ頭打ちであろう。

2021年3月8日週の予想レンジ:

106.00円~109.00円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

※漬物だ!のシグナル。再々チャレンジだ!

勘ピュータ(日足)

勘ピュータ(週足)

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

過信ではないのか?

Bloomberg, 米財務長官「インフレ急進の不安当たらず」-長期金利上昇は回復期待

『イエレン財務長官は5日、PBSニュースアワーとのインタビューで、米連邦準備制度の目標(2%)を上回る水準までインフレが高進すると「市場が予想しているとは思わない」と発言。「長期金利は幾分、だが主に市場参加者がより力強い回復を見込んでいるという理由で上げたと私は考える」と語った。』

インフレ急騰は誰にも予測できないのだが・・・デフレが予測できず、さらにはデフレを解消することすらできないのと同様に。

Good Duck!
Shortman

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