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為替週報(2021年5月24日)

おはようございます。
Shortmanです。

Bloomberg, バイデン米政権、インフラ計画を185兆円に縮小-共和党に修正案提示

コロナウイルスへのワクチン投与で景気回復が期待できるタイミングで、さらなる財政投資ですか。.FRBはインフレは一時的とし、雇用のさらなる拡大を目指し、ゼロ金利と量的緩和を継続している状況。

Bloomberg, FRB首脳陣、インフレ加速も一時的との自信揺るがず-6つの根拠

景気が過熱しかねないか心配ですし、こういうタイミングでインフレが高進する可能性がある。

イエレン米財務長官はバイデン大統領やパウエルFRB議長の政策へ批判的な発言はせず、景気刺激策に理解を示し、インフレ加速の懸念は無いと言いながら、増税と利上げを主張し、インフレの高進を回避しようとしているようにも思える。

ロイター, 米大規模経済対策、インフレ加速の懸念ない=財務長官

ロイター, 米、景気過熱防止に「やや金利上昇必要」 物価懸念せず=財務長官

Bloomberg, イエレン米財務長官、財界に法人増税への支持訴え-利益拡大と主張

もちろん未来のことはわからないし、何故インフレが発生するのかを100%合理的に説明するモデルは無いが、私はインフレは財政的な不誠実さや規律性の欠如によって生じると思っているので、米政府が財政政策を拡大し、米国債を発行し続け財政赤字を膨らますと同時に、FRBが米国債を購入し続け金融緩和を継続する状況を危惧している。

元米財務長官で、ハーバード大学の教授であるサマーズ氏はインフレが制御できなくなる危険性を指摘しており、彼の懸念は至極まっとうだと私は思います。

Bloomberg, 米追加経済対策に景気過熱リスク、サマーズ氏らエコノミスト懸念

ロイター, 焦点:米経済対策、サマーズ氏の警告きっかけに細部見直し論

サマーズ氏は景気過熱リスクだけではなく、インフレリスクについても警鐘を鳴らしている。

Bloomberg, サマーズ氏「あり得ないという考え間違い」-インフレリスク再び警告

日経, FRBのゼロ金利継続姿勢、サマーズ氏「危険な自己満足」

しかし、サマーズ氏がインフレについて懸念を示すとロイターは態度を変えた。

ロイター, コラム:米インフレ情勢論争、サマーズ氏主張は「不安あおりすぎ」

参考までに日銀審査委員も務めた木内氏のレポートと、元NY連銀総裁で現在はプリンストン大学教授のダドリー氏のコラムを紹介しておきます。

NRI, 米国の積極金融緩和策の弊害とサマーズの警鐘

Bloomberg, 【コラム】金融市場を待ち受ける金利ショック-ビル・ダドリー

バブル崩壊は近い(^_-)

2021年5月17日週のドル円概況:

週初17日(月)に週間高値となる109.49円をマークした。その後、インフレ懸念から世界的な株安につながっていることや、4月の米月住宅着工件数が弱かったことや、仮想通貨(暗号資産)の急落からセンチメントが悪化し、19日(水)には週間安値となる108.56円まで下落した。その後はテーパリング期待やFRB高官の一部からタカ派的な発言もありやや盛り返した。

2021年5月17日週の予想レンジ:

107.50円~110.50円

2021年5月17日週の実際のドル円:

108.56円~109.49円

2021年5月24日週のドル円予想:

テーパリング観測に注目が集まっており、ドル円はやや底堅い可能性がある。注目は4月の米PCEデフレーターで高い伸びが予想される。しかし、市場は既に織り込み済であるので、ドル円が大きく上昇する余地は乏しい。またFRB高官らの発言にも注意しておきたい。また、仮想通貨(暗号資産)の動向に不透明感があり、センチメントの悪化への警戒が必要。

2021年5月24日週の予想レンジ:

107.50円~109.50円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米10年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

国が主導してすべきことなのか?

金の匂いしかしない。

Bloomberg, 安倍前首相、「異次元」の半導体産業支援が必要-自民が議連設立

くんくん。

この国はいつまで経っても産業界が自立できない気がする。

くんくん。

Good Duck!
Shortman

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