おはようございます。
Shortmanです。
今宵の5月の米雇用統計を控えて様子見のはずのマーケットであったが、好調な経済指標にもかかわらずNY株価は下落した。
理由は緩和策の早期解除懸念。
先週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも強かった。
Bloomberg, 米新規失業保険申請件数、40万件下回る-パンデミック以降で初
5月の米ADP雇用統計も予想よりも強かった。
Bloomberg, 米民間雇用者数、5月は97.8万人増-ほぼ1年ぶり大幅な伸び
5月の米IMG非製造業景況指数も予想よりも強かった。
Bloomberg, 米ISM非製造業景況指数は過去最高-急速な活動改善を反映
急速に経済活動が改善しているのは、ワクチン普及と財政政策のおかげで、FRBの金融政策のおかげではない。
しかし、株価は金融政策のおかげである。
だから実体経済の状況が改善してくると、直感的には株価は上昇しそうだが、株価が半年から1年先の企業の業績を先読みしていると考えられるので、現実が株価に追いついてきたことになる(その株価が理論的かどうかは関係ないので、バブルで合理的な結果である)。
ここから先は Shortman会員 限定です。
Shortman為替レポートの10日間無料購読キャンペーンはこちら