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為替週報(2021年6月21日)

おはようございます。
Shortmanです。

先週18日(金)にダウが500ドル以上も値を下げた。

理由は恐らくセントルイス連銀のブラード総裁の発言。

Bloomberg, ブラード総裁、来年に米利上げ開始の可能性も-インフレ高進で

『ブラード総裁は18日のCNBCとのインタビューで、16日公表された最新の金利予測分布図(ドット・プロット)に言及し、「私は2022年終盤の開始を予測している」と述べた。』

今年のFOMCでは議決権を有していない彼の発言は、恐らく今後への地均しでしょう。
またテーパリングに関しては以下のように述べている。

『債券購入のテーパリング(段階的縮小)に関しては、「今回の直近の会合で議長が公式に議論を開始した」とし、今後さらに掘り下げた議論をする機会を当局者らは有していると話した。』

マーケットの関心もテーパリングの開始時期。

Bloomberg, FOMCのテーパリング時期が今後の焦点に、金利予測でサプライズ後

つまり今回のFOMCで明らかになったことは金融政策の変更のアナウンスがあったということだ。

先日のFOMC後のパウエルFRB議長の記者会見。

内容はこちらを参照。

NRI, FRBのパウエル議長の記者会見-making progress

注目点は『今後のFOMC会合でも資産買入れのペースと構成(国債とMBS等のバランス)を議論する方針を確認した』点。

もちろん緩和姿勢は協調しているが、それは2013年5月のバーナンキショックからの経験で、クラッシュを避けるために上手な言い回し方をしただけで、実質出口戦略への方向転換を示唆したと言えよう。

つまり、いよいよバブルの崩壊が近いっていうことかなと。

2021年6月14日週のドル円概況:

ドル円は週初週14日(月)に週間安値となる109.58円をマークした後、15日・16日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて週前半は小動きだったが、FOMCの結果が金利引上げが2023年に1年前倒しになり2回の引上げを予想するなど予想以上にタカ派的であったことから、17日(木)には週間高値となる110.81円まで上昇した。その後は米長期債利回りの上昇を嫌気して株価が下落したことから、ドル円は上値の重い展開となっている。

2021年6月14日週の予想レンジ:

108.00円~110.50円

2021年6月14日週の実際のドル円:

109.58円~110.81円

2021年6月21日週のドル円予想:

市場の関心はテーパリングの開始時期にシフトしていることから、経済指標(5月の米中古住宅販売件数、5月の米新築住宅販売件数、米第1四半期GDP・確定値、5月の米PCEデフレーター)やFRB高官(パウエルFRB議長やNY連銀のウイリアムズ総裁)等の発言で相場が上下しそう。

2021年6月21日週の予想レンジ:

109.00円~110.80円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米10年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

金融政策の変更は、緩和的な政策の変更を意味するので、バブル崩壊は近い。

前からここでも指摘しているが、ミーム銘柄、仮想通貨…死亡宣告になるかも知れない。

Bloomberg, 「世紀の空売り」バーリ氏、個人投資家に警告-仮想通貨やミーム株で

(ΦωΦ)フフフ…

Good Duck!
Shortman

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