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為替週報(2021年11月15日)

おはようございます。
Shortmanです。

実は家庭の事情で身動きできない状況が続いているので、頭を冷やすために自発的に気持ちを切り替えてみる。

ということでちょっと相場とは関係ないつぶやきシロー

「人生は死ぬまでの暇潰し」

昔の自分のブログのタイトル。

人生に大きなイベントは2つしかない。

生と死。

誕生と臨終。

その間のイベントは臨終を迎えるまでの余興に過ぎないと。

誕生は赤ん坊で記憶がない。成長して事後的に両親の話からや、自分の誕生を祝う写真を見てそれを知る。

残るは臨終だが、死んでしまえば記憶も何もない。

だから実はこの2大イベントは本人は知る由もなく過ぎていくことになる。

しかし、誕生と臨終までの余興に、本人も家族も影響され翻弄される。特に家族は本人の臨終後も生き続けるので、想い出を引きづることになる。

父親が死んだ時、昨日、いや、死の直前まで元気だったので、老いていく過程や死への心の準備はできていなかった。なので、死を迎えるまでに昔を想い出すことはなかった。また、突然の死でその後の葬儀だのなんだのの手続きで、父親の死を現実的に受け入れるのはしばし時間を経てからだった。

しかし、母親の認知症が急激に進み、衰弱していく姿を見ながら、元気だった頃の母親のことを想い出し、悲しくなりながらも母親の死を覚悟し始めている自分。認知症の介護のことを考えると、本当にしんどいがここまでくると一分一秒でも長生きして欲しいと思う。

親の余興を少しでも長く、そして楽しくしてあげれるかが家族の役割な気がしている。

今はそれが叶うかどうかわからないが祈り続ける。

さて、祈り続けるとしてはパウエルFRB議長も心の中で「これ以上インフレ率が上昇しませんように…」と祈っているに違いない(笑)

先週10月の米CPI(消費者物価指数)が公表された。

BLS, Consumer Price Index Summary

あちゃー!

10月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比6.2%の上昇となり市場予想同5.9%よりも強かった。変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は同4.6%の上昇となりこちらも市場予想の同4.0%よりも強かった。

1990年12月以来、31年ぶりの高い伸び。

出所: Bloomberg, 米消費者物価指数、1990年以来の高い伸び-インフレ圧力強まる

なかなかの上げ幅でビックリ!

インフレ率の上昇が懸念されているのはアメリカだけではない。

Bloomberg, 加速するユーロ圏インフレ、各国間格差は債務危機以来の広がり

デフレに苦しみ続けている日本も同じ。

日経, 企業物価40年ぶり伸び 原材料急騰、収益を圧迫

ここまで来ると流石にパウエルFRB議長がインフレは一時的と主張しても誰も信じれないし、政治的にはそれは難しい。

認知症のようなバイデン米大統領もインフレ対策を講じる(いや、講じたい)ようだ。

ロイター, バイデン氏「インフレ反転が最優先」、エネルギー価格抑制に注力

(ΦωΦ)フフフ…

このインフレを招いた一人でもある前FRB議長のイエレン米財務長官は(超エリートで金融・財政政策のプロでありながら)コロナのせいにしているではないか。

Bloomberg, イエレン財務長官、新型コロナ収束させることが米インフレ減速への鍵

病室で思わず「おいおい、インフレ原則の鍵は量的緩和の縮小だろ!」とツッコミしてしまいました(笑)

サブプライム以降はデフレが悪で、インフレが善でしたが、ここまで来るとインフレが急に悪になる。

ここでインフレ抑制に失敗すれば、バイデン米大統領と米民主党は政治生命が危うくなり、パウエルFRB議長と前FRB議長のイエレン米財務長官は戦犯になりそうだ。

来年のFRB議長人事がにわかに注目されつつある。

Bloomberg, ブレイナード氏、インフレの痛み知る側面-労働市場巡り異論も

さてさて誰がインフレに量的緩和と債務増大という汚れたケツを拭くのか。

2021年11月8日週のドル円概況:

先週は112円台に一時入るなどわずかに円高もこの3週間ほどほぼ同じレンジ。10月の米雇用統計の結果やFRB高官のハト派的な発言や、FRB総裁人事を巡りハト派のブレイナード理事が次期議長になるのではないかとの思惑から、ドル円は、9日(火)には週間安値となる112.70円まで下落。しかし、10日(水)に公表された10月の米CPIが予想以上に強く、31年ぶりの高水準を示すとドル買いの展開となり、12日(金)には週間高値となる114.40円まで上昇した。

2021年11月8日週の予想レンジ:

112.00円~114.50円

2021年11月8日週の実際のドル円:

112.70円~114.40円

2021年11月15日週のドル円予想:

先週公表された10月の米CPIの結果を受けてドル円は買い戻されたが、本日15日よりFRBのテーパリングが開始される。また、インフレ期待の高まりから将来的な利上げ観測を招き、これにより株価や不動産、商品価格などの資産価格の下落が今後見込まれるので、勘違いしてドル買いする馬鹿野郎もいるが、今後の基本的な趨勢はリスク回避なので、この先の一段の円売りは期待が薄そう。

2021年11月15日週の予想レンジ:

112.00円~114.50円

定点観測:

ダウとドル円

ドル円と米2年債利回り

ドル・インデックスと米10年債利回り

VIX

金価格

原油価格

Shortman’s View:

前半にインフレ高騰の話題を書きましたが、この高騰を止めるにはまず第一にバブル(と富の不公平)の元凶である量的緩和の縮小である。それでもだめなら副作用の強い利上げという劇薬に頼るしかない。

その第一弾が今週からスタートする。

ロイター, NY連銀、緩和縮小の具体計画を公表 15日開始

『15日から国債の買い入れを月額700億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れを350億ドルとする。12月半ばには国債を600億ドルに、MBSを300億ドルにさらに縮小する。』

インフレ高騰、量的緩和の縮小開始で株価が上がる訳がない。

ダンスミュージックは終わり(笑)

Good Duck!
Shortman

  

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