おはようございます。
Shortmanです。
ウクライナとロシアの戦争が開始から50日を超えた。
FRBが年内で3.00%の利上げを行う可能性があると示唆されている。
しかし、その割に米国株は値を下げていない。
ダウとドル円
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NY株価が大幅に下落しない理由は、先週4月8日の為替レポートに書いている。
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Bloomberg, 米FRBが年内225bp追加利上げと織り込む-短期金融市場
3月のFOMCではロシアのウクライナ侵攻がなければ50bp利上げするつもりだったようだし。
ロイター, FRB、ロのウクライナ侵攻受け50bp利上げ見送り 3月会合で
まぁ、中央銀行、特にFRBってのは、本当にポンプ突きだね。
バブルを作り、バブルを破裂させる…
全ては自作自演。
とにかくこんな状況で株価が上がるとしたらそれはまだ量的緩和が裏で続いているか、宴会が終わったのも気が付かない阿呆が、提灯をつけているだけ。
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そういう訳で調べてみましたFRBのバランスシート。

出所: FRB, Recent balance sheet trends
う~む。
FRBはインフレを懸念して利上げの姿勢を強調しているが、実際にやっていることは、株価を上げることを第一目標としているとしか思えない資産購入を続けていることだ。
次のFOMCで利上げは50bpかも知れないが、大事なのはFRBのバランスシートの縮小に着手するかいなかだと恩うぞ。
2022年4月11日週の概況:
ドル円は週初11日(月)に週間安値となる123.99円をマークした後、15日(金)の週間高値となる126.68円をマークした。FRB高官らのタカ派的な発言が相次ぐ一方、黒田日銀総裁が日銀支店長会議で円安容認の発言をしたことから円安が加速した。
2022年4月11日週の事前予想レンジ:
123.00円~126.00円
2022年4月11日週の実際のドル円:
123.99円~126.638円
2022年4月18日週のドル円予想:
今週も引き続き日米金利差を意識しながらの展開だが、FRBの高官の発言が相次ぐこともありドル高主導の展開を想定。ドル円はさらに上値を追う展開が想定して130円を超えるかも知れない。
2022年4月18日週の予想レンジ:
124.50円~130.50円
定点観測:
ドル円と米2年債利回り
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ドル・インデックスと米10年債利回り
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VIX
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金価格
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原油価格
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Shortman’s View:
ドル円が再び上昇中で、シグナルは月足にのみ売りサイン。ここら辺での売りは面白いだろうが、日本政府関係者の口先介入には効果が無いので、恐らく130円を超えるであろう。その時に売りが妥当かなと思いつつ、今は待ち。
ドル円日足
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ドル円週足
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ドル円月足
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今週の米国経済指標:

※ベージュブックとパウエルFRB議長の話に注意。他にもFRB高官等の公演もあるのでそちらはタカ派的発言が多いと思われる。
Good Duck!
Shortman