おはようございます。
Shortmanです。
昨日4月28日、日銀政策決定会合が終わりました。
『金融政策運営については、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する。マネタリーベースについては、消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、拡大方針を継続する。
当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めるとともに、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる。政策金利については、現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定している。』
予想通り緩和継続で、あれよあれよと131円台へ。
ロイター, NY外為市場=日銀の緩和維持受け一段の円安、一時131円台
『ニューヨーク外為市場で、日銀が金融緩和の据え置きを決定したことを受け円が2002年以来の安値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が他の主要中央銀行よりも速いペースで利上げを実施していくとみられる中、日米の国債利回り格差が拡大するとの見方がドルの支援要因になっている。』
勘ピュータ日足
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そして耄碌爺さんの会見。
ロイター, 粘り強く緩和継続、景気下支え必要 政府と認識に違いない=日銀総裁
『黒田総裁は、原油などの資源価格が見通し期間を通じて上昇し続けるとは想定していないと強調。「企業収益や賃金・雇用が増加する好循環の中で、2%目標を安定的に実現するまでにはなお時間を要する」と語った。その上で「経済を下支えし、基調的な物価上昇率を引き上げていく観点から現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが適当だ」と述べた。』
やはりな。
就任中に2%の物価目標だけでも達成したいとか考えているんじゃないかと思っていたが、やはりなという印象です。
もう本当にこんな耄碌爺さんには即刻退場願いましょう。
実は日銀には、2%の物価目標よりも大事なことがあります。
それが長期金利の上昇を抑えることです。
Bloomberg, 日銀が指し値オペ運用を明確化、0.25%で毎営業日-緩和維持
『日本銀行は28日の金融政策決定会合で、現行の長短金利操作付き量的・質的金融緩和政策の維持を賛成多数で決定した。連続指し値オペの運用を明確化し、明らかに応札が見込まれない場合を除き、10年国債利回り0.25%で毎営業日実施する。』
金利上昇は認めないという日銀の強い姿勢が感じられます。
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