為替日報(2020年12月31日)
昨日のNY為替市場はドル買い。11月の米卸売在庫(速報値)や11月の米中古住宅販売成約指数よりも弱くドル売りが強まっていたが、12月のシカゴ購買部協会景気指数が予想よりも強かったことでドル売りが止まった。ドル円は102.96円から103.36円まで上昇して、103.24円で取引を終えた。
昨日のNY為替市場はドル買い。11月の米卸売在庫(速報値)や11月の米中古住宅販売成約指数よりも弱くドル売りが強まっていたが、12月のシカゴ購買部協会景気指数が予想よりも強かったことでドル売りが止まった。ドル円は102.96円から103.36円まで上昇して、103.24円で取引を終えた。
昨日のNY為替市場は円売り一服。米現金給付額を600ドルから2,000ドルへ増額することへの期待からリスク選好の円売り・ドル買いであったが、共和党のマコネル上院院内総務が下院が可決した現金給付額の増額案を阻止したため円売りが一服。ドル円は103.76円から103.46円まで下落して、103.53円で取引を終えた。
今週は4,05億ドル(約76兆6000億円)規模の国防権限法案と9000奥ドル規模の経済支援策に関して、大統領を納得させることができるかで短期的な動向が決まる。 英国のEU離脱問題で通商合意にたどり着いたことはドル円の上昇要因だが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は下落要因。
昨日のNY株式市場は上昇。米週間新規失業保険申請件数が予想より強かったことや、追加経済対策の成立への期待感から寄り付き後から堅調推移。しかし、トランプ大統領が議会承認の追加経済対策法案で無駄を省いて個人給付金の増額を求め、拒否権発動にも言及したことや、国防法案に拒否権を発動したことで上げ幅を縮小して取引を終えた。
昨日のNY為替市場はドル買い。米議会が追加経済対策を可決したことや、米7-9月期国内総生産(GDP・確定値)が予想よりも強かったことが好感されドル買いに。その後12月の米消費者信頼感指数が予想よりも弱かったのが嫌気されてドル買いは一服。ドル円は103.34円から103.73円まで上昇して、103.62円で取引を終えた。
年内最後のFOMCを控えて15日(火)には週間高値となる104.14円まで上昇も、FOMCでは米金融緩和の長期化が観測されたことでド再びル売りに基調に。半年に一度の為替報告書にてベトナムやスイスを為替操作国に認定し、米ドルの過大評価が指摘されたことから17日(木)には週間安値となる102.86円まで下落した。
昨日のNY為替市場はドル買い。米追加景気対策での「合意期待とFOMCで追加緩和は公表されなかったことからドルが買い戻された。ドル円は103.29円から103.92円まで上昇して、103.42円で取引を終えた。ユーロドルは1.2206ドルから1.2125ドルまで下落し、1.2198ドルで取引を終えている。
昨日のNY株式市場は反発。新型コロナウイルスワクチン開発でファイザーがFDAの承認を得て接種が開始されたこと、さらにはモデルナが開発中のワクチンの緊急使用が今週中に許可されるとの期待から上昇。また、米与野党の指導者が予算や追加経済対策の協議を行うことが報じされ、合意期待から上げ幅を拡大した。
長期金利の上昇や米中対立懸念からドル買い圧力があるものの、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が燻ぶる中でドル円の上値は重いと思われる。また米追加経済対策の遅れや、次期米大統領の選出の波乱も予想されることもドル売り圧力と考えられる。
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