為替日報(2021年4月30日)
昨日のNY為替市場はドル売り。バイデン米大統領のインフラ整備計画、NY市の7月全面再開を歓迎したドル買いの流れが見られたが、米1月-3月期GDP(速報値)が予想よりも弱く、ドル買いは続かず。ドル円は109.22円から108.80円まで下落して、108.91円で取引を終えた。
昨日のNY為替市場はドル売り。バイデン米大統領のインフラ整備計画、NY市の7月全面再開を歓迎したドル買いの流れが見られたが、米1月-3月期GDP(速報値)が予想よりも弱く、ドル買いは続かず。ドル円は109.22円から108.80円まで下落して、108.91円で取引を終えた。
FOMCの声明公表を控えて前半は利上げやテーパリングへの期待感からドル買いが優勢であったが、FOMCの声明で政策金利は添え置かれ、大規模緩和策の継続が決定されたことや、FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見では、インフレは一時的で利上げは見込まず、資産購入の縮小の議論は時期尚早としたこととなったことからドル売りに。
昨日のNY為替市場はドル買い。FOMCの結果公表を明日に控えて緩和策縮小への動きがあるとの見通しからドル買いに。ドル円は108.22円から108.78円まで上昇して、108.74円で取引を終えた。
今週は26日(月・27日(火)で日銀の金融政策決定会合が、続く27日(火)・28日(水)でFOMCが開催される。日銀の金融政策決定会合ではマイナス金利の深堀が行われるかどうかが注目だが、市場はスルーするであろうから、大事なのはFOMC。テーパリングの話題にはならないと予想。
昨日のNY株式市場は反落。新型コロナウイルスの変異株による感染拡大が懸念され利益確定の売りに押されていたが、米週間新規失業保険申請件数が予想よりも強く下げ幅を一時縮小。しかし、バイデン米大統領が富裕層対象のキャピタルゲイン税率を現行の2倍に引き上げる案を検討していると報じられ売りが加速した。
昨日のNY為替市場はドル買。世界各地で感染が再拡大しており、米国務省が100カ国近くを渡航禁止国に指定し景気回復への警戒感からリスク回避の円買いが観測されていたが、カナダ中央銀行が金融緩和策の縮小を発表したことからドルが」買い戻された。ドル円は107.98円から108.20円まで上昇して、108.08円で取引を終えた。
昨日のNY為替市場は円買。新型コロナワクチンの普及を市場は既に織込み済だが、世界的にウイルスの変異種の感染が再拡大の懸念からリスク回避モード。ドル円は108.51円から108.03円まで下落して、108.11円で取引を終えた。ユーロドルは1.2057ドルから1.2023ドルまで下落して、1.2031ドルで取引を終えた。
週初12日に週間高値109.76円をマークしたドル円は、新疆ウイグル自治区や台湾問題を巡る米中関係の悪化、ジョンソン・アンド・ジョンソンの新型コロナワクチンの接種停止、パウエルFRB議長や高官の相次ぐハト派的発言で早期テーパリング観測の後退から弱含み、15日(木)16日(金)に週間安値となる108.60円まで下落した。
昨日のNY株式市場はまちまち。3月の米消費者物価指数(CPI)が予想よりも強かったことでインフレ懸念が強まったことや、ジョンソン・エンド・ジョンソン製造の新型コロナワクチン接種の中断が勧告されたため、ワクチン普及の遅れが危惧され寄り付き後下落。長期金利が低下する中でハイテク株を中心に買いが入り下支えされた。
前週の流れを引き継ぎ週5日(月)に週間高値となる110.74円をマークしたドル円は、2月の米貿易赤字が過去最大を記録したことや、FOMC議事要旨でテーパリング開始にはまだ時間が掛かるとの認識が示され、米長期金利が低下しドル売りに。9日(金)に週間安値となる109.19円まで右肩下がりで下落した。
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