為替週報(2022年2月28日)
米露外相会談・米露首脳会談が中止され、経済制裁からロシア軍のウクライナへの全面的な侵略が起きている。24日にはリスク回避の円買いもあり週間安値となる114.39円まで下落。リスク回避の円買いから有事のドル買いの展開に。その後SWIFTやロシアとウクライナの交渉報道も加わり25日、週間高値となる115.76円まで上昇。
米露外相会談・米露首脳会談が中止され、経済制裁からロシア軍のウクライナへの全面的な侵略が起きている。24日にはリスク回避の円買いもあり週間安値となる114.39円まで下落。リスク回避の円買いから有事のドル買いの展開に。その後SWIFTやロシアとウクライナの交渉報道も加わり25日、週間高値となる115.76円まで上昇。
昨日のNY為替市場は米国がロシアが48時間以内にウクライナへの全面侵攻を警告しドル買いに。その後はウクライナが全土非常事態宣言を発令するとの報道から円買いに。ドル円は115.20円から114.93円まで下落、115.03円で取引を終えた。ユーロドルは1.1352ドルから1.1301ドルまで下落、1.1303ドルで終了。
引き続きウクライナ情勢に左右されそう。しかし、来月にFRBの利上げを控えて金利動向での駆け引きもあるので注意したい。ウクライナ情勢の悪化は円買い。FRB利上げ観測は目先ドル買いも、株価下落になれば円買い。ということで円高バイアスは買えない。
昨日のNY株式市場は1月の米小売売上高は予想よりも強く、ウクライナ情勢の先行き不透明感が根強いことから売りが膨らんだが、1月のFOMC議事要旨が公表されタカ派的な内容が確認されず下げ幅を縮小。為替市場は1月の米小売売上高は予想よりも強かったが、ウクライナ情勢の先行き不透明感が根強いことやドル買いが縮小し、ドル売りに。
昨日のNY為替市場は円売り。ロシア軍の一部撤収が開始されたとの報道を受けてリスク回避の円買い後退。また1月の米PPI(米生産者物価指数)が予想よりも強くドル買いを支援した。ドル円は115.57円から115.87円まで上昇して、115.63円で取引を終えた。
週初4日に週間安値となる114.90円をマークしたドル円は、先週1日に公表された1月の米月雇用統計の良好な結果を受けて、FRBのタカ派観測の高まりや、NY株式市場の底堅い動きを受けて、115円台をキープし、7日には40年ぶりの伸びを示した1月のCPIの結果を受けて週間高値となる116.33円まで上昇した。
昨日のNY為替市場はドル買い。1月米消費者物価指数(CPI)への警戒感から利上げが既定路線化しドル買い。ドル円は115.38円から115.56円まで上昇して、115.54円で取引を終えた。ユーロドルは1.1448ドルから1.1420ドルまで下落して、1.1424ドルで取引を終えている。
月末のドル需要から31日(月)に115.59円の週間高値をマークしたドル円は、1 月の米ADP雇用統計が市場よりも弱かったことから2月2日(水)に週間安値となる114.14円まで下落した。その後はBOCの利上げやECBの利上げ期待もあり円売りが続き再び115円台に乗せている。
昨日のNY為替市場は円売り。1月の米ISM非製造業景況指数や米週間新規失業保険申請件数が予想よりも強くドル買いに。また、BOE(英国中銀)の利上げやECB(欧州中央銀行)のタカ派姿勢も加わり円売りを支援した。ドル円は114.74円から114.99円まで上昇してそのまま高値圏で取引を終えた。
昨日のNY為替市場はドル買戻し。1月の米ADP民間雇用統計が予想より悪くドル売りも、NY株価の持ち直しに伴いドルが買い戻された。ドル円は114.16円から114.47円まで上昇して、114.43円で取引を終えた。ユーロドルは1.1330から1.1293ドルまで下落して、1.1305ドルで取引を終えている。
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