為替日報(2022年4月29日)
昨日のNY為替市場は円売り。1-3月期の米GDP(速報値)が2020年4-6月期以来のマイナス成長に落ち込みドル売りに。しかし、日銀が大規模緩和を維持する姿勢を再表明したこともあり日米金利差拡大を想定した円売りが継続している。ドル円は130.29円から131.25円まで上昇して130.87円で取引を終えた。
昨日のNY為替市場は円売り。1-3月期の米GDP(速報値)が2020年4-6月期以来のマイナス成長に落ち込みドル売りに。しかし、日銀が大規模緩和を維持する姿勢を再表明したこともあり日米金利差拡大を想定した円売りが継続している。ドル円は130.29円から131.25円まで上昇して130.87円で取引を終えた。
来週からGWを控えて、今週27日(水)・28日(木)に開催される日銀金融政策決定会合には注目。現状維持が市場予想で、黒田総裁も円安肯定派なので安心して円売りができそうな環境。しかし、急激な円安を懸念して引き締めへの道筋などが示されると、円高へ急転する可能性もあるので注意したい。まぁ、その可能性は限りなくゼロに近いけど。
昨日のNY為替市場はドル売り。3月の米中古住宅販売件数が予想より弱く、米20年債入札が好調で米金利の上昇が落ち着きドル売り優勢の展開に。ドル円は128.29円から127.46円まで下落して、127.91円で取引を終えた。ユーロドルは1.0820ドルから1.0866ドルまで上昇して、1.0849ドルで取引を終えている。
ドル円は週初11日に週間安値となる123.99円をマークした後、15日の週間高値となる126.68円をマーク。FRB高官らのタカ派的な発言が相次ぐ一方、黒田日銀総裁が日銀支店長会議で円安容認の発言をしたことから円安が加速した。今週も引き続き日米金利差を意識しながら、FRBの高官の発言が相次ぐこともありドル高主導を想定。
昨日のNY為替市場はドル高。NY連銀のウィリアムズ総裁が5月のFOMCで0.5%の利上げが妥当との判断を示したことや、4月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想より強くドル買いに。ドル円は125.28円から126.01円まで上昇して、125.91円で取引を終えた。
昨日のNY株式市場は続落。3月の米CPI(消費者物価指数)が40年ぶりとなる最大の伸びを記録したが、食品とエネルギー価格を除くコアCPIの伸びが予想よりも弱く、買い先行の展開に。しかし、原油が再び上昇し100ドルを超えたことや、金融機関の決算を控えており値を下げた。
今週も引き続き日米金利差を意識しながら、ウクライナ情勢や商品市況などに影響される展開。ドル円は底堅く推移。原油価格の下落が黒田総裁への円安圧力を和らげているが、FRB高官らのタカ派的な発言が相次いでおり、ドル高主導での円安になりそう。再び黒田ライン125.50円へのトライする動きがあってもおかしくない。
昨日のNY為替市場はドル買い。3月のFOMC議事要旨が公表され、おおよそ想定の範囲内。バランスシート縮小ペースは950億ドルが上限と想定されていることや、ロシアのウクライナ侵攻で50bpの引き上げが見送られたことから、FRBがタカ派姿勢であることが確認されドル買いも、口先介入の効果か昨日は利食いの売りに押された。
日銀が28日(月)の午後に無制限連続指値オペを実施すると発表し、2015年8月12日以来、約6年7ヵ月ぶりとなる125.11円の週間高値まで急上昇した。その後は政府高官や財務官等の円安牽制発言、年度末の円買い、石油価格の下落もあり31日(木)には週間安値となる122.26円まで下落した。
昨日のNY為替市場は円買。NY株の下落によるドル売、ロシアのプーチン大統領の天然ガスなどのルーブル建て決済発言によるユーロ売で円が買い戻された。ドル円は121.85円から121.28円まで下落して121.69円で取引を終えた。ユーロ・ドルは1.1133ドルから1.1061ドルまで下落し、1.1071ドルで取引を終えた。
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